Skin Cancer
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19 巻 , 1 号
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  • 藤沢 康弘, 山本 明史, 岩田 浩明, 高橋 聡, 山崎 直也
    2004 年 19 巻 1 号 p. 7-15
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    樹状細胞は免疫システムにおいて強力な抗原提示能を有しており, 抗原特異的な細胞障害性T細胞 (CTL) を効率的に誘導することができる。悪性黒色腫ではT細胞により認識される腫瘍特異的な抗原ペプチドが多数同定されており, 欧米ではこの抗原ペプチドと樹状細胞を用いた免疫療法の臨床試験が盛んに行われている。国立がんセンターでは進行期悪性黒色腫症例9例に対して樹状細胞を用いた腫瘍特異的免疫療法の臨床試験Phase I studyを施行した。9例中2例で腫瘍の明らかな縮小を認め, 1例で不変, 残る6例は腫瘍の増大をみた。奏効した2例では転移巣の腫瘍細胞が発現する抗原に特異的なCTLの誘導が認められた。樹状細胞を用いて抗原特異的なCTLを誘導することが可能となったことで, 今後はそのCTLの抗腫瘍作用をより強く発揮させる方法の検討と,症例の選定が課題であると思われる。
  • 柴垣 直孝
    2004 年 19 巻 1 号 p. 16-24
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    近年HIV-1 TATペプチドなどのprotein transduction domain (PTD) を用いたタンパク質, 薬物などの細胞内導入法が注目されている。HIV-TATタンパク質内には, 11アミノ酸配列 (YGRKKRRQRRR) のPTDが存在し, これを含むリコンビナント融合タンパク質 (rTAT-PTD protein) は, 細胞外より迅速かつ効率的に, レセプターを介さずにほとんどの細胞内へ導入されることが知られている。我々は, 抗原提示細胞である樹状細胞(DC)へのrTAT-PTD protein導入法が, 新たなワクチン療法として利用できるかを検討した。抗原タンパクにはリコンビナントOVA, あるいはtyrosinase-related protein 2 (Trp2) をTAT-PTDの有無で2種類作製, 使用した。最初に我々は, 導入されたrTAT-PTD含有抗原タンパクがDC内でプロセス処理されMHC class Iおよびclass II上に発現されることを確認した。次にrTAT-PTD含有抗原を導入したDCをin vivo皮下投与したマウスを解析した結果, 強力な抗原特異的CTLの誘導および腫瘍細胞からの拒絶効果が認められた。またrTAT-PTD含有抗原導入DCワクチン療法は, 抗原ペプチド処理したDCと比較した場合, より強力なCTL誘導とメモリー効果および治療効果が認められた。このようにDCを用いた腫瘍ワクチン療法にTAT-PTD含有腫瘍抗原導入法は有用であると思われる。
  • 河上 裕
    2004 年 19 巻 1 号 p. 25-33
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    メラノーマにおいては, 網羅的遺伝子解析技術などの分子生物学的および免疫学的手法を用いたT細胞認識腫瘍抗原の同定が進んでおり, 同定腫瘍抗原ペプチドで作製したHLAテトラマーなどを用いた, 患者における抗腫瘍T細胞の生体内動態の詳細な解析が行われ, 腫瘍組織内の阻害因子, 制御性T細胞など, 免疫学的腫瘍拒絶における問題点が細胞・分子 レベルで明らかにされつつあり, 一部ではその克服法も開発されている。このような臨床・基礎研究とマウス腫瘍モデルを用いた研究を基にして, 各種新しい免疫療法が実施され, 改変腫瘍抗原ペプチド, 組換えウイルス, 各種樹状細胞を用いた能動免疫法, 抗CTLA-4抗体併用投与, リンパ球減少性前処置後のT細胞養子免疫療法などで抗腫瘍効果が認められている。今後, これらの最新の知見を基にメラノーマに対する免疫療法の一層の改良が期待されている。
  • 影下 登志郎
    2004 年 19 巻 1 号 p. 34-40
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    最近の免疫学や分子生物学の急速な発展によって, 癌に対する遺伝子治療の開発が活発に行われるようになってきた。現段階では遺伝子を導入することで癌細胞に対する免疫を増強することを目的とする免疫遺伝子療法が主に行われている。欧米におけるメラノーマに対する遺伝子治療の臨床研究を総括すれば, 以下の結論が得られる。
    1. 遺伝子治療は実行可能な治療法である。
    2. 安全性の面では問題なく, 毒性も低い。
    3. メラノーマ細胞に対して全身的な細胞性および液性免疫反応を惹起する。
    4. 投与局所における効果は認められるが, 全身的な効果は稀である。
    今後の展開としては免疫原性がなく, 効率がよくかつ選択性に優れたベクターやより強力な細胞傷害性T細胞の誘導法の開発が望まれる。
  • 斎田 俊明, 松本 和彦, 影下 登志郎, 水野 正明, 吉田 純
    2004 年 19 巻 1 号 p. 41-47
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    正電荷多重膜リポソームにインターフェロンβ遺伝子発現プラスミドを包埋した遺伝子製剤の悪性黒色腫への抗腫瘍効果を検討した。まず, 同遺伝子製剤がB16マウスメラノーマに対しin vitro, in vivoでIFN-β蛋白に比べ有意に強い増殖抑制効果を示すことを明らかにした。in vivoでの抑制効果にはNK細胞が大きな役割を果たしていることが示された。同遺伝子製剤をヒトの悪性黒色腫細胞にin vitroで作用させると, 遺伝子が発現し, IFN-β蛋白が産生されて, 増殖が強く抑制された。ヌードマウス皮下移植ヒト悪性黒色腫結節内へ遺伝子製剤 (1回量3μgDNA) を局注すると顕著に増殖が抑制され, 隔日計6回の投与により, 腫瘍結節は完全に消失した。これらの基礎的データをもとに, 進行期悪性黒色腫に対する遺伝子治療のプロトコールを作成し, 学内の委員会の承認を得た後, 厚生労働省へ申請し, 臨床研究実施の承認を得た。近く患者エントリーを開始する予定である。
  • 八木 宏明
    2004 年 19 巻 1 号 p. 48-54
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    悪性腫瘍の治療にあたっては, 病期を含めてその患者が現在どのような状態にあるのかを正確に把握したうえで, 過去の症例の蓄積をもとに今後どのような進展が予想されるかを見極めつつ個々の患者で最良の治療法を選択していくことが重要である。菌状息肉症とセザリー症候群は臨床に共通点が多い上に, 移行例もあることから両者は同一の範疇の疾患と考えられ, 皮膚T細胞リンパ腫としてまとめられている。現在のところ本邦において選択可能な治療としては, 副腎皮質ステロイド剤の外用療法, ACNUなどの外用化学療法, PUVA療法やUVB療法などの光線療法, インターフェロン-γによるBRM (biological responsemodifiers) 療法, 放射線療法, メトトレキサート, レチノイドなどの内服療法, 多剤併用化学療法や低用量エトポシドなどがあげられる。実際には個々の治療法の効果に関する報告は少数の症例の治療経験的なものがほとんどであり, エビデンスは十分とは言えない。EBMからみた皮膚リンフォーマの治療というテーマに沿って信頼性の高い報告をもとにすることを第一として標準的な治療法の紹介と各々の治療成績についてまとめた。
  • 津守 伸一郎, 瀬戸山 充
    2004 年 19 巻 1 号 p. 55-63
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    1993年にSWOG/ECOGの共同研究として大規模な無作為比較試験が実施され, 進行期aggressive NHLに対してdose intensityの高い第3世代の治療法と第1世代のCHOP療法に完全寛解率および生存率に有意差が認められず, 毒性ではCHOP療法が有意に低かったことが報告された。現段階において限局期aggressive NHLに対する標準治療はCHOP療法と放射線治療併用であり, 進行期aggressive NHLに対する標準治療はCHOP療法である。皮膚のリンパ腫においても前述のevidenceが適応されるべきであるが,化学療法の対象になるのはリンパ節や臓器への浸潤を伴う進行期の症例と考えられる。しかしいったん進行し始めた症例に有効性は乏しい。皮膚のリンパ腫に対するCHOP療法を中心とした化学療法の妥当性, 有効性, 実際の施行法を最近の症例に基づいて検討する。化学療法施行時の支持療法には, (1) 骨髄抑制に起因する感染症予防対策および発熱時 (neutropenic fever) の対応, (2) 好中球減少に対するG-CSF製剤の使用, (3) 血小板減少や貧血に対する輸血療法, (4) 悪心嘔吐に対する制吐剤の使用があげられる。各施設ごとに各々の基準を作成し実施しているのが現状と考えられるが, これら支持療法に対してevidenceに基づき検証をしてみた。
  • 河井 一浩
    2004 年 19 巻 1 号 p. 64-71
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    化学療法抵抗性mycosis fungoides/Sézary syndromeに対する治療選択に関するエビデンスを検索した。今回の検索では, randomized controlled trialは同定されず, phase II studyで有効性が示されたEPOCH療法, pentostatin±IFN-α-2a, fludarabine+IFN-α-2a, cladribine, gemcitabinについても奏効期間は一般に短く, 化学療法抵抗性症例に対するサルベージ療法として現時点で積極的に推奨できるものはない。症例報告および症例集積研究のレベルでは, 自家造血幹細胞移植併用大量化学療法の報告例の多くが短期間で再発しているのに対して, ミニ移植を含めた同種造血幹細胞移植では長期無病生存が得られており, 一部の症例では治癒の可能性も示されている。しかし, 移植関連合併症による死亡例も報告されているため, その適応と有効性の評価については今後の検討が必要である。
  • 大塚 幹夫
    2004 年 19 巻 1 号 p. 72-79
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    皮膚悪性リンパ腫の治療における放射線療法の位置付けを文献的に検討した。ほとんどの報告は症例比較研究などの非実験的記述であり, 各治療法間の患者背景因子を一致させておらず, エビデンスの質が高いとは言えないものであった。菌状息肉症では全身の体表照射が予後を改善するかという点が争点の一つになっているが, 明確な見解は出ていない。NK細胞リンパ腫については皮膚原発例のまとまった報告がなく, 鼻腔原発例の結果から考えると, 放射線療法と通常量の化学療法の併用は放射線療法単独の効果を上回らない可能性が示されている。皮膚B細胞リンパ腫では放射線療法は有効であり, 第1選択の治療法の一つと考えられるが, 一部にみられる予後不良例で放射線療法のみでは不十分な可能性がある。また, 皮膚B細胞リンパ腫はEORTC分類とREAL/WHO分類の違いが大きく, 複数の報告間の比較が困難である。
  • 清原 隆宏
    2004 年 19 巻 1 号 p. 80-89
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    キメラ型抗CD20モノクローナル抗体rituximabは補体依存性細胞障害反応や抗体依存性細胞介在性細胞障害反応における細胞活性を高め, さらにアポトーシスを誘導することにより, 単剤あるいは化学療法との併用で種々のB細胞リンパ腫に効果を示す。今までwatchful waitが中心であった初発進行期follicular lymphomaに対しては, 当初からのR-CHOP療法による治癒が期待されている。再発進行期follicular lymphomaに対してはAra-Cとの併用による優れたin vivo purging効果を利用した自家末梢血幹細胞移植併用の大量化学放射線療法が推奨される。Diffuse large B-cell lymphomaに対してはR-CHOP療法がCHOP療法に代わる標準療法となる可能性が示唆されている。Bulky massを有するfollicular lymphomaに対しては放射性同位元素を抱合したマウス型抗CD20モノクローナル抗体療法 (radioimmunotherapy) の効果が期待される。
    内科領域における臨床研究を基に皮膚B細胞リンパ腫の各病型に対する抗CD20抗体療法の可能性を考察する。
  • 瀬戸山 充
    2004 年 19 巻 1 号 p. 90-95
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    European Society for HematologyとSociety for Hematopathologyの共同計画として進められた新WHO分類が2001年に教本として出版された。これは1994年に提唱されたREAL分類に基礎を置き, さらに臨床的有用性を検討し最終的な分類に至ったものであり, 国際的な規模と認識に立脚した初めての血液学的悪性腫瘍分類とみなされる。一方, これに先立ち1997年, European Organization for Research and Treatment of Cancer (EROTC) により皮膚リンフォーマのEORTC分類が提唱されている。この分類は臨床像, 組織像のみならず臨床経過, 治療に対する反応性, 予後まで考慮した分類で, 皮膚科臨床医にとって使いやすい点が多い。しかしながら幾つかの疾患分類上の問題点が指摘されており, 今後は皮膚リンフォーマにおいても新WHO分類をもとに, 共通の認識を持って基礎的, 臨床的研究がなされていくと考えられる。ここでは幾つかの疾患について両分類を対比しながらそれぞれの問題点について考察した。
  • 山崎 直也
    2004 年 19 巻 1 号 p. 96-102
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    1992年, Morton, Cochranらは皮膚悪性黒色腫の治療にintraoperative lymphatic mapPingとsentinel node biopsyという概念を導入し, その有用性について報告した。今日では欧米を中心に, 悪性黒色腫はsentinel node conceptの成立する腫瘍として知られており, この方法の確立によって, 所属リンパ節の取り扱い方法がより厳密に規定されることが考えられる。国立がんセンター中央病院皮膚科においても, 色素法と術中ガンマプローブ法を用いてsentinel node biopsyのfeasibility studyを行い,sentinel nodeの同定率は85%という結果を得た。鼠径リンパ節に限れば同定率は90%であり, また, 色素法に術中ガンマプローブを併用した場合には, 鼠径, 腋窩, 頸部リンパ節とも100%と良好であった。一方, sentinel node に転移がなくnon sentinel nodeに転移の見つかる偽陰性例は1例も無かった。我が国においてもこの新しい手技が確立されつつある。
  • 草野 衣吏子, 阿部 澄乃, 瀧本 玲子, 高森 建二
    2004 年 19 巻 1 号 p. 103-106
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    78歳, 男性。前頭部に2個の暗赤色隆起性皮膚腫瘤を主訴に来院。生検にて頭部血管肉腫と診断。腫瘤切除術に引き続き, rlL-2局注を施行するが手術から3ヵ月後には, 腫瘤とその周囲に紫斑が新生。そこで電子線を計68Gy照射したところ全腫瘤は消退。しかし約50日後, 気胸を併発。その後局所再発および, 頸部皮膚に転移を認め初診から381日目, 呼吸不全のため永眠した。剖検にて肺, 胸腔内, 肝臓にも転移を認めた。IL-2局注療法, 放射線療法では再発, 転移を防ぐことは不可能であった。IL-2療法は本邦では有効報告が多数なされてきたが, 効果には限界があり, 抗腫瘍剤療法を含め治療のfirst choiceとして何を選択すべきか考えさせられた。
  • 日置 加奈, 和泉 智子, 永井 美貴, 神谷 秀喜, 北島 康雄
    2004 年 19 巻 1 号 p. 107-111
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    We reported a case of angiosarcoma in a 68-year-old man. The patient had noticed some subcutaneous nodules on the left side of his forehead during the previous two years. Although, he was treated first with radiotherapy and IL-2 therapy, metastasis to the left cervical lymph node and the lungs were developed one year later. For the treatment of the metastasis, we performed intravenous Pacritaxel injection concurrent with radiation and local injection of IL-2. Pacritaxel 55mg/m2 was administrated 3 times at six-day intervals. After 2 courses of this therapy, metastasis of lung resions had disappeared, leaving the side effect of leukopenia. After two courses of this treatment, we have continued the chemotherapy with a smaller dosage. Unfortunately, at the present time of 20 months after his first visit, metastasis to the abdominal wall was revealed and an aggravation tendency could not be prevented, although, the primary lesion had been kept in good condition without erosion or nodules. Pacritaxel should be recommended as an alternative treatment for angiosarcoma of the scalp. [Skin Cancer (Japan) 2004; 19: 107-111]
  • 久米 麻里子
    2004 年 19 巻 1 号 p. 112-115
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    We reported a case of squamous cell carcinoma (SCC) arising in an epidermal cyst on the sacrum. The patient was a 55-year-old man who had a history of a mass since 1997. Histpathologically, there was a cystic lesion composed of a benign squamous epithelium with a transition to SCC. After the surgical treatment, the patient was treated with four cycles of intramuscular injection of peplomycine sulfate. The patient is alive without local recurrence or distant metastasis at eight months postoperatively. [Skin Cancer (Japan) 2004; 19: 112-1151]
  • 藤田 直昭, 鈴木 さやか, 山田 元人, 前多 松喜
    2004 年 19 巻 1 号 p. 116-119
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    A 54-year-old man had a slowly enlarging tumor of two years' duration on his left cheek.
    The tumor was composed of cribriform and tubular masses of basaloid cells. Perineural invasion was observed. The microscopical findings were typical of true adenoid cystic carcinoma (ACC).
    Primary ACC of the skin is rare. Only 10 cases have been published in the recent Japanese language literature. [Skin Cancer (Japan) 2004; 19: 116-119]
  • 黒川 正人, 山田 信幸, 行岡 直哉, 羽森 由佳, 野田 和男, 山岡 千尋
    2004 年 19 巻 1 号 p. 120-123
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    It is well known that malignant melanoma arises in a large congenital pigmented nevus. We report a case of basal cell carcinoma arising in a large congenital pigmented nevus.
    A 45-year-old woman had a congenital pigmented nevus on the left inguinal region that measured 23×17cm. The patient noticed a red nodule on the nevus in September 2000. When she visited our hospital on August 24, 2001, the dome-shaped nodule 4×4×4cm in size was elastic hard. The left inguinal lymph nodes were swollen. We excised the tumor, and the nevus was doubted to have been a malignant melanoma. Wide excision of the lesion including left inguinal lymph nodes was performed. However, the histopathological diagnosis was basal cell carcinoma, and the lymph nodes revealed no metastasis. [Skin Cancer (Japan) 2004; 19: 120-123]
  • 鈴木 教之, 藤田 直昭, 山田 元人, 前多 松喜, 中村 栄男
    2004 年 19 巻 1 号 p. 124-127
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    We report a case of cutaneous Rosai-Dorfman disease (RDD) rising in a 52-year-old Japanese female with two nodules: one was a red nodule on her cheek and the other was a subcutaneous nodule on her chest. Histopathological analysis revealed that the nodules were composed of many histiocytes that were positive to S100, but negative to CD1a showing “emperipolesis”. We diagnosed her with cutaneous RDD based on the histological findings since she had no other lymphadenopathy or extranodal involvement. RDD derived from the skin without lymph node involvement is rare worldwide with approximately 50 cases reported. No cases have been reported in Japan. [Skin Cancer (Japan) 2004; 19: 124-127]
  • 佐々木 弘真, 大橋 美友紀, 十一 英子, 立花 隆夫, 宮地 良樹, 服部 ゆかり
    2004 年 19 巻 1 号 p. 128-131
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    A case of clone-negative Sézary syndrome is reported. The patient was a 69-year-old male and showed the classical trias of Sézary syndrome, that is erythrodermia, generalized lymphadenopathy and neoplastic T-cells in skin, lymph nodes and peripheral blood. There is at present no consensus on the diagnostic criteria of Sézary syndrome, if T-cell clonality is not detected in peripheral blood with Southern blotting. The EORTC group demonstrates T-cell clonality is getting major as a diagnostic criterion of Sézary syndrome, which is generally accepted. However, we suppose such cases like ours are present, and should be called clone-negative or nonclonal Sézary syndrome. In addition, we have to carefully observe whether these cases advance to real Sézary syndrome with T-cell clonality, though these cases are not naturally included into cutaneous T-cell lymphomas. [Skin Cancer (Japan) 2004; 19: 128-131]
  • 多羅尾 晴子, 押谷 佳美, 玉田 康彦, 松本 義也, 清水 一之, 沼田 時男
    2004 年 19 巻 1 号 p. 132-135
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    21歳女性。2000年5月, 四肢に浸潤性紅斑が出没し, 約6ヵ月後, 右下腿の紅斑上に腫瘤が出現, CD8陽性Cutaneous T-cell lymphoma (CD8+CTCL) と診断した。Weekly CHOP療法5回にて腫瘤は消退, 寛解状態となった。2002年11月, 38度台の発熱と右扁桃腫大, 頸部の0痛を主訴に受診。扁桃の生検よりCD8陽性の悪性リンパ腫の浸潤像を認め, CD8+CTCLの再発が考えられた。髄液中にもCD8陽性腫瘍細胞が認められ, MRIにて髄腔内播種所見を認めた。各種化学療法, 放射線療法施行により右扁桃腫大は消失, 髄液中の腫瘍細胞も減少傾向を示したが, 発症より約3年でDICを併発し死亡した。
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