皮膚

好酸球性膿疱性毛嚢炎

原洋子, 谷垣武彦

1993 年 35 巻 6 号 p. 687-688
発行日: 1993年
公開日: 2010/08/25

DOIhttps://doi.org/10.11340/skinresearch1959.35.687

ジャーナルフリー

PDF形式でダウンロード (1518K)
スポロトリコーシス

畑清一郎, 欠田良児, 乾重樹

1993 年 35 巻 6 号 p. 689-690
発行日: 1993年
公開日: 2010/08/25

DOIhttps://doi.org/10.11340/skinresearch1959.35.689

ジャーナルフリー

PDF形式でダウンロード (2429K)
フォックス・フォアダイス病

本間眞

1993 年 35 巻 6 号 p. 691-692
発行日: 1993年
公開日: 2010/08/25

DOIhttps://doi.org/10.11340/skinresearch1959.35.691

ジャーナルフリー

PDF形式でダウンロード (1702K)
エックリン汗孔腫

本間眞

1993 年 35 巻 6 号 p. 693-694
発行日: 1993年
公開日: 2010/08/25

DOIhttps://doi.org/10.11340/skinresearch1959.35.693

ジャーナルフリー

PDF形式でダウンロード (2003K)
Dermatological Manifestations of HIV-infection and HIV-associated Kaposi's Sarcoma

C.E. ORFANOS

1993 年 35 巻 6 号 p. 695-700
発行日: 1993年
公開日: 2010/08/25

DOIhttps://doi.org/10.11340/skinresearch1959.35.695

ジャーナルフリー

PDF形式でダウンロード (6428K)
TJS-194 (白虎加桂枝湯) の抗アレルギー作用の検討

ラット72時間homologous passive cutaneous anaphylaxis (PCA) に対する抑制効果の検討

A.M. BHUTTO, 張慧敏, 前田啓介, 吉田彦太郎

1993 年 35 巻 6 号 p. 701-704
発行日: 1993年
公開日: 2010/08/25

DOIhttps://doi.org/10.11340/skinresearch1959.35.701

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

漢方方剤のTJS-194 (白虎加桂枝湯) の抗アレルギー作用を検討した. ラットのIgE抗体による72時間homologous passive cutaneous anaphylaxis (PCA) は, TJS-194 200mg/kgを誘発前30分～4時間に経口投与することにより抑制され, 反応惹起2時間前の投与ではコントロールと比較して, 有意の抑制作用を認めた.
また, 反応惹起2時間前にTJS-194の100-500mg/kgを投与した場合の抑制作用についての検討では, 200mg/kgで最も強い抑制作用が認められた.
以上の結果より, TJS-194はI型反応を抑制する可能性があり, 今後その作用機序についての検討が必要と思われた.

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (385K)
ステロイド長期内服にて骨粗鬆症とステロイド皮膚症を生じた1例

大畑千佳, 岡田奈津子, 吉川邦彦

1993 年 35 巻 6 号 p. 705-708
発行日: 1993年
公開日: 2010/08/25

DOIhttps://doi.org/10.11340/skinresearch1959.35.705

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

23歳, 男性. 2歳頃より近医にてアトピー性皮膚炎と診断され, 3歳頃よりベタメタゾン, 1-2 T/日の内服開始. 中止により皮疹再燃するため, 平成3年8月当科初診時まで約20年間投与を受けた. 初診時現症として, 顔面の紅潮, 毛細血管拡張, 毛嚢一致性丘疹, 躯幹では, 肥満傾向, 多毛を, 腋窩では, 皮膚線条, 出血斑を認めた. 検査成績では, IgEの高値, cortisolの低下を認めた. 空腹時血糖, 血清Caは正常であった. 腰椎側面X-pでは, 明らかな骨粗鬆症は, 指摘されなかったが, 近年骨粗鬆症の診断に重要とされている骨塩量の測定を, Dnal Energy X-Ray Absorptiometryにて行ったところ, 同年齢正常値と比べ, 78%と明らかに低下していた.

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (1167K)
健常人に生じた緑膿菌による皮膚潰瘍の1例

久米昭廣, 硲野哲, 東禹彦

1993 年 35 巻 6 号 p. 709-714
発行日: 1993年
公開日: 2010/08/25

DOIhttps://doi.org/10.11340/skinresearch1959.35.709

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

21歳, 男子. 基礎疾患, 外傷の既往なく, 右腋窩に疼痛著明な紅斑局面が生じ, その中央に壊死性潰瘍が出現した. 潰瘍は辺縁鋭利で深く, 黒色痂皮を付着し, 潰瘍底よりの頻回の細菌培養で緑膿菌のみを検出した. 自験例をその臨床像より野波らの分類による亜急性または慢性壊疽性膿瘡と診断したが, 緑膿菌は弱毒菌であり, 健康成人に感染することは非常に稀であると考えられた.

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (3498K)
コール・エングマン症候群の1例

安達ゆかり, 伊庭仁樹, 宮内洋子, 堀尾武

1993 年 35 巻 6 号 p. 715-717
発行日: 1993年
公開日: 2010/08/25

DOIhttps://doi.org/10.11340/skinresearch1959.35.715

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

まれな疾患であるコール・エングマン症候群を経験したので, 1症例として報告した. 38歳の男性, 約20年前より前頸部に網目状の色素沈着を認めており, 次第に辺縁に拡大していった. また10年程前より舌背に地図状の白色病変に気付き, 約半年前より手指爪甲の変形を認めるようになった. 頸部皮疹の病理組織像は表皮の萎縮と真皮上層への色素滴落を示した. また, 免疫組織学的に角化の状態と, 浸潤細胞との性質に検討を加えた. 舌の白苔様病変からの生検組織は, 粘膜白板像を呈していた. その他血液検査では異常を認めず, また遺伝傾向も見られなかったが, 典型的3症状がそろったので, 本疾患と診断した.

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (876K)
母斑性基底細胞上皮腫症候群の1例

井上裕史, 久志本東

1993 年 35 巻 6 号 p. 718-722
発行日: 1993年
公開日: 2010/08/25

DOIhttps://doi.org/10.11340/skinresearch1959.35.718

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

52歳, 男性. 後頭部の小結節に気づき, 徐々に拡大するため近医受診. 生検にて基底細胞上皮腫と診断され当科受診. 顔面, 頭部, 耳後部などに基底細胞上皮腫様の病変が多発しており, 手掌, 足底の陥凹はみられなかったが, レ線像にて下顎に嚢腫を認め基底細胞上皮腫症候群と診断した. 基底細胞上皮腫を疑わせる病変はすべて外科的に切除した. 比較的高齢で発生した本症候群は稀である.

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (1379K)
Trichilemmal carcinomaと胃癌の1合併例

西尾賢昭, 根本公夫, 石崎宏

1993 年 35 巻 6 号 p. 723-726
発行日: 1993年
公開日: 2010/08/25

DOIhttps://doi.org/10.11340/skinresearch1959.35.723

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

右大腿伸側のtrichilemmal carcinomaに胃癌を合併した67歳, 女性例を報告した. 組織学的にはBowen病の像で, 病巣の中心部にclear cellがみられ, また一部で腫瘍細胞が基底膜を破って深部へ浸潤する像がみられた. 胃癌はスキルス型の未分化腺癌であった.

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (1324K)
オルセノン^®軟膏の皮膚安全性検討

須貝哲郎

1993 年 35 巻 6 号 p. 731-736
発行日: 1993年
公開日: 2010/08/25

DOIhttps://doi.org/10.11340/skinresearch1959.35.731

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

オルセノン^®軟膏と類薬, 計7種の外用剤の皮膚安全性を健康成人志願者20名を対象として, 予知パッチテストおよび光パッチテストで検討した. 皮膚刺激指数は0.0から12.5であった. また光蕁麻疹指数および光毒指数は0.0から2.5であった. これらの結果を総括すると, オルセノン^®軟膏, オルセノン^®軟膏基剤およびアクトシン^®軟膏が皮膚安全性において最も優れるとの結論を得た.

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (508K)
保湿用化粧品セレクトシリーズの低刺激性低アレルギー性評価

須貝哲郎

1993 年 35 巻 6 号 p. 737-742
発行日: 1993年
公開日: 2010/08/25

DOIhttps://doi.org/10.11340/skinresearch1959.35.737

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

株式会社佳香園, 株式会社エル・イー・シモンの協同で新しく開発されたセレクトシリーズの保湿用化粧品製剤4種およびその成分3種の計7試料について, 乱切20分間パッチテスト, 乱切48時間パッチテストおよび光パッチテストを正常成人女性志願者30名に施行し, さらに2週間後に同じ対象と試料による診断パッチテストおよび光パッチテストを行い, 接触感作性も検討した。乱切20分間パッチテストによる接触蕁麻疹指数は全製剤0.0, 成分では, ビオカタライザー^R21のみが3.3, 他の2試料は0.0で, すべて安全品と判定した。乱切パッチテストでの皮膚刺激指数は6.7より21.7にわたり, エッセンス16.7, アルゲコロイド21.7であったが, 2週後施行した単純パッチテストでは4試料とも刺激指数3.4以下の安全品で, 成分3試料も刺激指数8.6以下の許容品でアレルギー反応は1件も認めえなかった。従って, セレクトシリーズ化粧品製剤は低刺激低アレルギー性化粧品といいうる。

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (608K)
小児湿疹・皮膚炎群に対するエクラー^® 軟膏の有効性および安全性の検討

西川武二, 原田敬之, 和泉達也, 杉俊之, 繁益弘志, 宮川俊一, 田中勝, 稲本伸子, 新関寛徳, 菅原信, 寺本 ...

1993 年 35 巻 6 号 p. 743-754
発行日: 1993年
公開日: 2010/08/25

DOIhttps://doi.org/10.11340/skinresearch1959.35.743

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

プロピオン酸デプロドンを0.3%含有するエクラー^® 軟膏の有効性, 安全性 (クリームを含む), 有用性を市販後臨床調査により確認した。湿潤型湿疹・皮膚炎群 (軟膏36例, クリーム4例) および苔癬化型湿疹・皮膚炎群 (軟膏13例, クリーム3例) の小児患児56例が対象となった.
その結果, 湿潤型および苔癬化型湿疹・皮膚炎群の合計として, 軟膏49例の有効率は「改善」以上で87.8%, 「やや改善」以上では100.0%と, 顕著な効果を認めた。一方, クリームは収集症例数が少なかったため, 有効性の評価は行わなかった。また, 副作用は全56症例で1例も認められなかった。エクラー^®軟膏は小児に使用して, 有効, 安全, かつ有用な薬剤であると考えられた。

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (918K)
帯状疱疹に対するインドメタシンファルネシル (インフリー^®) の鎮痛効果

大草康弘, 田中信

1993 年 35 巻 6 号 p. 755-760
発行日: 1993年
公開日: 2010/08/25

DOIhttps://doi.org/10.11340/skinresearch1959.35.755

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

インドメタシンファルネシル (インフリー^®) を急性期の帯状疱疹患者50名に使用し, その有用性を検討した。有用度は極めて有用が56%, 有用以上は92%と極めて高率であり, また帯状疱疹後神経痛へ移行した症例もなく, インドメタシンファルネシルは帯状疱疹の疼痛に極めて有効な薬剤であると考えられた。また, 本剤は安全性も高く, 帯状疱疹の疼痛に対する第1選択薬の非ステロイド系鎮痛・抗炎症剤であると考えられた。

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (572K)
訂正のお知らせ

1993 年 35 巻 6 号 p. 773
発行日: 1993年
公開日: 2010/11/30

DOIhttps://doi.org/10.11340/skinresearch1959.35.773

ジャーナルフリー

PDF形式でダウンロード (69K)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）