30例の各種皮膚潰瘍患者 (褥瘡, 熱傷潰瘍, 下腿潰瘍, 術後潰瘍など) にSK-P-9701 (デキストラノマーペースト) を使用して, その有効性, 安全性, 有用性と使用機能性を検討した。最終全般改善度は「著明改善」: 13例 (54.2%), 「改善」: 8例 (33.3%) であり, 有効率は87.5%であった。安全性では「安全性に問題なし」が22例であり, 安全率は88.0%であった。なお, 不具合は2例 (8.0%) に局所の疼痛が認められた。これらの結果から勘案しての有用性は, 「極めて有用」: 9例 (42.9%), 「有用」: 8例 (38.1%) であり, 有用率は81.0%(17/21) であった。また, 患部への付着性を改良したペースト剤の使用機能性では, 良好の割合が93.3%(28/30) であった。
以上の結果より, SK-P-9701は皮膚潰瘍治療材料として有用かつ安全な医療用具であると結論した。
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