埼玉県立自然の博物館研究報告
Online ISSN : 2433-8508
Print ISSN : 1881-8528
1 巻
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原著論文
  • 比企団体研究グループ
    原稿種別: 本文
    2007 年1 巻 p. 1-20
    発行日: 2007/03/30
    公開日: 2026/05/11
    研究報告書・技術報告書 フリー
    荒川河岸に露出する模式地の荒川層について,基底部にみられる厚さ約 100 mの乱堆積層を記載,検討した.この乱堆積層には,泥岩礫の多い礫質泥岩,ダービダイト,泥岩礫岩,異地性岩塊,スランプ褶曲,などがあり,全体として堆積物重力流によって形成された,とみられる.また,荒川河岸から比企丘陵南縁部にかけ,荒川層の基底部にはあちこちで乱堆積層があることがわかったので,これらを全体として乱堆積帯とみることができる.荒川層基底の乱堆積帯の形成は,下位の小園層の堆積期から荒川層の堆積期に移るとともに,堆積場が移動し,その沈降量が大きくなり,しかも比企丘陵の南に隣接する関東山地北東縁部が隆起したことに関連している,と考えられる.
  • 小池 美津子, 橋屋 功, 堀内 誠示
    原稿種別: 本文
    2007 年1 巻 p. PAGE21-41
    発行日: 2007/03/30
    公開日: 2026/05/11
    研究報告書・技術報告書 フリー
    関東山地北縁部の児玉地域の中新統を再検討した.中新統分布地域は,北から生野山-諏訪山地帯,木部―韮ケ谷戸地帯および白石-上郷地帯の三地帯に区分でき,各地域では中新統の分布や構造が異なる.中新統は下位より小園層,児玉層,生野層および諏訪山層に区分でき,浮遊性微化石や貝化石および層序的位置から,小園層は前期中新世の終わりから中期中新世のはじめ,児玉層は中期中新世の前期~中期,生野層と諏訪山層は中期中新世後期~後期中新世の堆積物と考えられる.中新統の層序や構造は,比企丘陵との関連が深く,小園層は比企丘陵と一連であり,児玉層は荒川層と福田層に,生野層は土塩層に,諏訪山層は楊井層に,それぞれ対比される.
  • 楡井 尊, 竹越 智
    原稿種別: 本文
    2007 年1 巻 p. 43-50
    発行日: 2007/03/30
    公開日: 2026/05/11
    研究報告書・技術報告書 フリー
    狭山丘陵大沢における狭山層について,初めて花粉化石群集を明らかにした.花粉化石群集から推定される古植生は Tsuga を主体とし,Fagus などの落葉広葉樹を伴う冷温帯程度の針葉樹主体の森林である.火山灰層序と消滅属の出現傾向から,花粉層序学的に大阪層群のメタセコイアC~D帯に対比される.
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