人工地震・自然地震によって得られた速度構造をもとにして,東北および中部日本の密度構造を推定した.その結果,太平洋プレートの厚さを8Qkrnと仮定すると,プレートと周囲の物質との密度差は0.05~0.179/cm
3であり,またモホ面における密度差を0.1~0.29/cm
3と仮定すると,コソ.,ラッド面の密度差は0.07~0.099/cm
3となることがわかった.さらに,これらの値を中部日本の重力データに用いることによって,フィリピソ海プレートの厚さは26~34kmと推定することができた。
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