巻号一覧
27 巻, 3 号
選択された号の論文の6件中1～6を表示しています
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特集
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――東南アジア3カ国調査との比較で――今田 高俊1994 年 27 巻 3 号 p. 4-20
発行日: 1994年
公開日: 2022/07/15
ジャーナル フリー日本人の勤勉さきちょうめんさは，東南アジア諸国と同様，中国においても高く評価されている．ただし，中国では日本人にたいして，ずるい，がめついという否定的イメージがあり，これが品位に欠ける日本人イメージを形成している．日本的経営の特徴である雇用の安定性は，国営企業で雇用を保証されてきた中国人従業員にとってメリットにはならず，給与や昇進の面で不満が強い．このため，日系企業は現地企業や他の外資系企業と比べて好まれていない．中国の理念である互恵平等の精神を尊重し，現地従業員の待遇面での改善が必要とされる．抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2518K) -
――欧州諸国の日本企業は現地従業員にどう評価されているか――田中 堅一郎, 外島 裕1994 年 27 巻 3 号 p. 21-30
発行日: 1994年
公開日: 2022/07/15
ジャーナル フリー本稿では，欧州3カ国に進出した日本企業の現地従業員を対象に行われた調査結果を，アメリカでの調査結果と比較しながら報告する．特に，日本企業の経営方法に対する評価・立地地域への貢献活動の評価・賃金満足度が，組織への自発的行動とどのような関連があるのか，またこれらと日本人評価とはいかなる関連があるのかについて，実証的な分析を試みた．抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2638K) -
――現地経営変革の条件――佐久間 賢1994 年 27 巻 3 号 p. 31-42
発行日: 1994年
公開日: 2022/07/15
ジャーナル フリー日系企業の現地経営の困難な問題の一つに，現地ホワイトカラーの管理上の問題があり，それはモチベーション問題としてとらえることができる．米国における自動車産業で比較してみると，日系企業でもそれが米国ビッグスリーより高い企業もあり，低い企業もある．それは，結局国籍には関係なく，従業員が自己のキャリアを生かし，自己実現が可能になるような人的資源管理を含めた経営システムを構築することである．抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1850K) -
安積 仰也1994 年 27 巻 3 号 p. 43-48
発行日: 1994年
公開日: 2022/07/15
ジャーナル フリー同じ調査を複数の「国」で行う場合，選んだ国の間の相違点を一般概念で指摘し，国際比較の意義を明らかにすべきである．抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1255K)
自由論題
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二神 恭一1994 年 27 巻 3 号 p. 49-58
発行日: 1994年
公開日: 2022/07/15
ジャーナル フリー欧州統合が進捗し，いわゆる欧州連合条約も発効して，いまや欧州連合（EU）が成立する事態にいたっているが，この統合はじつに広汎な分野に様々なインパクトを及ぼしている．ここでは，労働分野，とりわけ労働者の経営参加の領域において，欧州統合に関連してどんな動きがあり，いかなる変化がおこっているかを検討することによって，ヨーロッパにおける21世紀に向けての労働分野でのひとつの重要な動向をうきぼりにしたい．なお，本稿はEU成立前に書き上げ，EC時代の事態をとり上げたものである．抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2060K) -
――「段階的な技術移転」の論理―曺 斗燮1994 年 27 巻 3 号 p. 59-74
発行日: 1994年
公開日: 2022/07/15
ジャーナル フリー多国籍企業の海外子会社への技術移転は進出当初だけに行われる一回限りのゲームではない．子会社の組織能力の向上や環境変化に対応して継続的な技術移転が行われる．それは，技術の性質によって移転の可能性や難易度が違うだけでなく，現地の吸収能力が一様でないためである．本稿は，この繰り返しゲームとしての技術移転プロセスを「段階的な技術移転」という論理で定式化したものである．抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (3659K)
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