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原稿種別: 表紙
p.
Cover1-
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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原稿種別: 付録等
p.
App1-
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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原稿種別: 目次
p.
Toc1-
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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原稿種別: 付録等
p.
App2-
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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石井 正
原稿種別: 本文
p.
1-14
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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原稿種別: 付録等
p.
App3-
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
-
香村 求
原稿種別: 本文
p.
15-20
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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原稿種別: 付録等
p.
App4-
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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西野 弘
原稿種別: 本文
p.
21-22
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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原稿種別: 付録等
p.
App5-
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
-
賈 縉
原稿種別: 本文
p.
23-28
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
本論文は, Offshoreリソースを利用するプロジェクトのチームビルディング方法を提案した。Offshoreリソースを活用したプロジェクトはコストメリットを享受できる反面, 非言語依存性要素を含むコミュニケーションにおいて非常に高いリスクが発生する。Offshoreエンジニアはお客様と接触する機会が少なく, お客様のニーズに対しての理解不足を生じやすいばかりでなく, プロジェクトチームのワーキングスタイル, 作業内容に対しての理解, 言語などの原因により, 従来のプロジェクトと比べると, 特有の問題を多く抱えている。プロジェクトチームとOffshoreチームのコミュニケーションを図るために, 双方のギャップをハンドリングできる"Liaison(連絡係)"の存在が不可欠である。Liaisonの役割はプロジェクトチームとOffshoreチームの間の情報伝達である。情報はプロジェクトチームがLiaisonに伝える情報とOffshoreチームがLiaisonから貰う情報という二つの部分に分けることができる。両者の差は情報の損失になる。情報損失の量が少なければ少ないほど, Offshoreチームのパフォーマンスは高くなる。分析とモデルプロジェクトの結果, Liaisonは情報伝達だけではなく, オンサイトとOffshoreの開発チームに参加し, できるだけ多くの範囲を担当すべきという結論が得られた。この結論に従って, Liaisonを中心とするLC (Liaison Centered)チーム・ビルディング方法を提案する。
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新宮 米三
原稿種別: 本文
p.
29-33
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
企業IT部門ではプロジェクトマネージャーのスキルアップと, プロジェクトマネージャーの要員数を確保することが主要な目的の一つとなっている。筆者が所属しているオムロン ネットワークアプリケーションズ株式会社でも同様の目標を掲げている。企業内に"プロジェクトオフィス"組織を設立する動向もプロジェクトを正しく管理・運営し, 成功に導くための一つの先進的な取組みであるということが言える。本論では, 筆者の体験をもとにして, プロジェクトオフィスが必要とされる背景と, プロジェクトオフィスの組織形態, 機能について考察を行う。
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山内 貴弘
原稿種別: 本文
p.
34-39
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
お客様満足の向上とコスト削減は, 共に現代の企業経営にとって重要なテーマである。一方, 企業経営の一端を担っているプロジェクトマネジメントにおいても, この2つのテーマは経営戦略上, 設定すべき重要な管理目標となっている。しかしお客様満足の向上とコスト削減は背反する内容もはらんでいる。つまりお客様満足の向上を進めるあまりコスト増加に繋がったり, またコスト削減をすることによりお客様満足の低下をもたらしたりするような場面があるからである。筆者の従事するシステム開発の請負プロジェクトにおいて考えるならば, この2つの目標を同時に達成するにはコミュニケーションマネジメントの効果的適用が重要であることが経験されている。また特にプロジェクトの開始段階でのチームビルディングのためのキックオフミーティングが重要であった。本論文ではシステム開発プロジェクトにおけるお客様満足向上とコスト削減の関係を明らかにし, それに向けてキックオフミーティングを有効活用したコミュニケーションマネジメントのあり方を述べる。
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伊藤 眞
原稿種別: 本文
p.
40-45
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
日本で好評を博しているHTMLオーサリングソフトウェア, ホームページ・ビルダーは日本での最初の成功から, 日本以外の世界市場への展開を同時に行ってきた。2001年には日本語を含めて10カ国の言語に翻訳されている。本稿ではホームページ・ビルダーの世界市場への経過を紹介し, スポンサーの違いによるプロジェクトの進め方の違いについて述べる。次に, バージョン6で英語ならびに8カ国語へ翻訳したプロジェクトの事例を紹介する。プロジェクトの紹介としては, スコープの決定, 翻訳言語の決定の経過, 開発費の種類とそれよるステークスホルダーとPMとの関連, チーム構成, 開発部門以外とのコミュニケーション, 翻訳をする際の技術的な教訓等である。
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江熊 きよみ
原稿種別: 本文
p.
46-48
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
プロジェクト・チームの生産性に影響を及ばす要因として, プロジェクトの期間, 規模, メンバーの保有スキル, メンバー間のコミュニケーションなどさまざまな要因が考えられる。小論ではプロジェクト・チームの生産性に及ぼすこれらの要因を分類し, 定性・定量の両面からの分析を試みる。
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井沢 澄雄, 樋口 潔, 前田 浩樹, 松尾谷 徹
原稿種別: 本文
p.
49-52
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
投資家による企業評価が無形のブランドカや社員のモチベーションに重点が置かれるようになってきた。情報サービス産業においても, プロジェクトマネジメントの主要な機能として要員のモチベーション維持の重要性が指摘されている。しかし, 具体的にモチベーションを捕らえ改善するための枠組みが不足していた。我々は, プロジェクトにおけるモチベーションの課題を解くため, パートナー満足調査を提案し試行している。本論文では, パートナー満足(PS)を満足要因と不満足要因に分けて把握し, それをモチベーション向上策につなげるためのPS診断の考え方と方法を示し, PS診断の事例についても報告する。
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木嶋 博之
原稿種別: 本文
p.
53-57
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
プロジェクト管理における組織マネジメントは, 要員調達, 要員配置計画, 教育訓練などの方法論として議論されるのが通例であり組織を構成する要素である人を主体として議論されることは少ない。組織内において人はそれぞれに影響を及ぼし合いながら組織の特性を形成する。組織としての一体性, 柔軟性あるいは機敏性はそれを構成する人の価値観, 態度, 反応によって決定される。プロジェクト組織は通常, ライン組織に比較して存続期間が短期間であり, またマトリックス組織を通例とするため多様な人が集合して形成される。このようなプロジェクト組織にとって組織としての一体感, 換言すれば構成員の「組織への帰属意識醸成」は重要且つ急務な課題である。本論文は組織において帰属意識醸成に影響を及ぼす要因を分析すると共にその要因をコントロールする施策について論じる。
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込山 俊博, 松尾 谷徹
原稿種別: 本文
p.
58-63
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
我々は, プロジェクト形態のソフトウェア開発にプロセス改善を導入し, その組織パフォーマンスを改善する研究に取り組んでいる。本稿では, プロジェクトのパフォーマンスを評価する枠組みとしてプロセスと人的リソースの2つの側面から評価する手法EP-CMM/PSを提案する。プロセス評価では, エンタープライズプロセスとプロジェクトプロセスの2つに分離して評価するEP-CMMを開発した。人的リソース評価につては, プロジェクトに参画するパートナーのモチベーション(PS)に焦点をあて, その計測を試みた。この手法の実証実験として, プロセスアセスメント並びにPS調査の事例を示し, この手法の実現性について検証した。
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金子 洋
原稿種別: 本文
p.
64-69
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
プロジェクトにおける品質の報告は多いが, そのほとんどが, 方法論やプロセス及び標準化といった類の議論である。また, 品質活動に関してはテストを中心とする話題が多い。しかし, プロジェクトの上流において品質を意識してコントロールしようとするならば, それだけでは不十分である。本稿では, まず, 筆者が携わったソフトウエア開発プロジェクト前半における品質活動を紹介する。次に事例における多くの失敗と少ない成功の経験を通して, いくつかの品質活動の特徴を解説し, その計画の立て方と運用上の考慮点を考察する。さらに, 技法やプロセスではカバーしきれない部分も含めて, プロジェクト上流における品質管理とは何かということを考察し, その本質的な部分をさぐっていきたい。
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鎌田 真由美
原稿種別: 本文
p.
70-72
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
Web系情報システム構築プロジェクト等においては, 小規模化・短期間化が進み, システム依頼者側も企業の生き残りをかけてさまざまな取組みを行っている[1][2]。筆者の研究においても, 情報システム部門のみではなく複数部門がシステム依頼者となり, プロジェクトのステークホルダーとなるケースがみられた[2][3]。また, 実質的なシステム要件決定者が, プロジェクト・オーナーに対して強い影響力を持つ技術的なリーダーらであるというケースが実際には散見されている。本稿では, プロジェクトの成否に大きくかかわる計画のプロセス(要求定義)段階で, 要件決定に強い影響力を持つ技術的なステークホルダーをテキストマイニング手法を活用して発見することを試みた結果について報告する。試行の結果, 要求定義段階でプロジェクトマネージャをサポートする手法としての可能性を示すものとなった。
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中前 雅之
原稿種別: 本文
p.
73-76
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
弊社は, 2001年4月に三菱電機株式会社より分社化し, 急速に変化するシステムインテグレーションビジネスに迅速な対応をすることで, 更なるお客様へのサービス向上を目指している。システムインテグレーションビジネスにおいては, プロジェクトマネージャーのマネジメント技術力がプロジェクト成功のカギをにぎると言っても過言ではない。当社ではプロジェクトマネジメント技術力の向上を図るため, その技術の基盤であるシステム生産標準(開発方法論)SPRINGAMの改善を行った。本稿では, SPRINGAMの改善活動及び普及・展開活動について紹介する。
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篠原 聡
原稿種別: 本文
p.
77-80
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
アプリケーション開発においてプロジェクト完了報告書の作成は工程の最終フェーズに位置づけられ, 開発の振り返り評価が実施される。定期的な開発を繰り返す大規模システムの保守では過去の教訓が活かされた開発が行なわれるかどうかが次のプロジェクトの品質, 生産性を向上させていく為の重要な要素になる。次期案件開発のために過去の開発経験を情報資産として残すことはプロジェクトマネジメントについて大変有益なヒントを与えてくれるものである。プロジェクト完了報告書の作成はナレッジマネジメントの一環であり, 次に繋がる付加価値を生み出す評価のあり方を考えなければならない。
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長谷川 泰司, 西尾 雅年
原稿種別: 本文
p.
81-84
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
DOA(データ中心情報システム構築の方法)の本質は情報資源管理の実現にある。筆者らは創業以来その実現に貢献すべくDOAに基づくIRM実現化プロジェクトを多く計画・実践してきた。しかしながら実践を通じてその実現の目標には企業によってレベルがあることが判明した。その実績を踏まえて, 本論文では情報資源管理成熟度モデル(IRMMM)を提案する。
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原稿種別: 付録等
p.
App6-
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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福田 祥久
原稿種別: 本文
p.
85-89
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
ITプロジェクト実行プロセス上の管理として, プロジェクト管理を構成している主な対象領域は, 進捗管理, 問題管理, 変更管理およびリスク・マネジメントである。そこで, これらのプロジェクト管理全般については, プロジェクト管理技法の基礎理論およびメソドロジーと位置付けについて, 2000年度春期研究発表大会において「グループウェアによる実践的な管理技法」として発表した。プロジェクト管理技法を実現するための実践的なPMIS (Project Management Information System)として, 統合プロジェクト管理ツールCPMT (Consolidated Project Management Tools)をツールとして用いている。また, その続編で問題管理と変更管理の実際のプロジェクトへの適用方法と考慮点について, 2000年度秋期研究発表大会において「問題管理の実践的なプロジェクト管理事例」, および2001年度春期研究発表大会において「変更管理の実践的なプロジェクト管理」として発表した。進捗管理の続編としては, 2001年度秋期研究発表大会において「EV分析を用いた効果的な進捗管理」として発表した。本論文では, 前大会に引き続き進捗管理に焦点を当て, EV分析を用いた進捗評価について述べる。これから初めてプロジェクト管理を経験される方や, 既にプロジェクト・マネジャーとして活躍されている方へ進捗管理に対するEV分析の有効利用のヒントとなれば幸いである。
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小泉 昌紀, 樋口 潔, 松尾谷 徹
原稿種別: 本文
p.
90-93
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
投資を行い事業が成功しないと回収できない新規事業型プロジェクトが増加している。このようなプロジェクトでは企画段階において, プロジェクトの戦略的マネジメントが必要である。本論文では、企業戦略とプロジェクト戦術の両方の観点からパートナー連携を含むプロジェクトを管理する手法について提案する。本手法では、バランストスコアカード理論を拡張し、企業戦略をプロジェクト戦術上の業績評価指標に展開し、企画案を対応させて評価する。海外新規事業に関するシナリオ分析により本手法の有効性を検証する。
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榊原 彰, 内藤 裕史
原稿種別: 本文
p.
94-99
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
eビジネス・システムの顕在的・潜在的ユーザー数は計り知れない。とりわけB2Cのシステムではどれくらいのトランザクションが集中するのかを正確に予測することは不可能だと言い切っても過言ではあるまい。そのような負荷の集中をネットワークからの「ロード」という形でテストするのがロードテストである。実際にはソフトウェアを使用して大量トランザクションのロードを行うのだが, それほど単純には計画したようにテスト・ケースをこなすことができないことが多い。その原因はロードテストに対する考え方や実施時期の設定方法, ツールの制限など多岐に渡る。当論文ではこれらを10のアンチ・パターンとしてまとめ, その解法を考察することによってロードテストを成功に導く10箇条とするものである。
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阿部 聡
原稿種別: 本文
p.
100-105
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
我が国の経済構造改革を推進するうえで, 国(ここでは経済産業省)の産業技術開発政策に対する期待が高まっており, それとともに研究開発投資の戦略的重点化, 効率的・効果的な執行が課題となっている。経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は, 進歩著しいIT技術を活用し, 地理や時間の制約を受けにくいインターネットを通じて, 産学官等の関係者から意見を聴取したり討論を行ったりすることにより, 研究開発プロジェクトの企画立案に役立てていく, 「インターネット・ワークショップ」を初めて開催した。本稿は, その概要を示すとともに, 課題を明らかにすることを目的とするものである。
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治田 倫男, 小林 治彦, 小杉 浩之
原稿種別: 本文
p.
106-108
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
本論文では, 分社化により設立された情報システム・サービス専業の子会社(複数の事業部から構成)の標準化推進について取り上げる。この会社は, 当初, いくつかの事業部から構成されており, 現在, 各事業部には, それぞれの「現行標準」がある。この標準と「全社標準」(理想モデル)を統合して, 統一的かつ効率的な「新標準」を構築すべく, 標準化を推進中である。この「標準化推進」の1つの方法について述べる。
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藤江 宏, 丸山 幸一, 辛島 陽子, 座光寺 俊
原稿種別: 本文
p.
109-111
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
作業標準の適用初期段階にある部署とそれ以降の段階にある部署に分け、それぞれの監査結果を比較することにより、ISO9001に従った作業標準の適用と遵守がどのように変化するかについて考察する。
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木野 泰伸
原稿種別: 本文
p.
112-115
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
プロジェクトマネジメントの知識体系は, 様々な分野における研究の成果を積極的に取り入れている。品質マネジメントやリスクマネジメントも, それぞれ, 独自に発展してきた。このことから, プロジェクトにおける品質マネジメントとリスクマネジメントは, 似た要素を持っているににもかかわらず, 関連性が明確ではない。そこで, 本研究では, 品質マネジメントとリスクマネジメントについて, その発展の経緯と実際のプロジェクトにおける作業を基に, 融合の可能性について検討した。検討の結果, リスクマネジメントは, 品質マネジメントをはじめ, タイム, コストなど, 他のマネジメントの計画をレビューする一連のプロセスであると捉えることができ, 融合できる部分があることが分かった。
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丹羽 展男
原稿種別: 本文
p.
116-121
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
ITシステム開発では, 要件定義局面の成果物(「要件定義書」)の内容が後続の全ての局面の作業に大きく影響を与えることは誰でも理解していることである。そのため, 全く新しい業務のシステム化や大規模開発では, 要件定義局面をまず実施してから, 外部設計局面以降の開発規模を見積りし直す方法をとることがある。だが, この要件定義局面の作業が正確に実施されないと, 要件定義局面の成果物の信頼性が低くなり, 以降の局面の作業を大きく狂わせる結果になってしまうことになる。最近, 中小規模のITシステム開発プロジェクトの要件定義局面において, 問題が発生するケースがある。ここで発生している問題を手掛かりに, 要件定義局面の品質を保証する為にはPMとして何をすべきかを考察する。
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浦川 伸一
原稿種別: 本文
p.
122-125
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
当プロジェクト事例は, 法案成立により可能となる当国初の新規参入業務をサポートする業務システム開発プロジェクトの事例である。度重なる法案見送りにより, 5回ものプロジェクトスコープ変更並びに業務要件の大幅修正を余儀なくされた。スコープの安易な変更はプロジェクトリスクを大幅に増加させる最大の要因の一つと考えるが、プロジェクトとしては成功裡にサービスインを実現できた。そこでPMBOK^<(R)>での管理体系をベースに、プロジェクトマネジメント上実施した各種施策とその評価につき報告する。
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梅澤 薫, 松本 正雄
原稿種別: 本文
p.
126-131
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
本論文は戦略情報化のスコープ定義の不確実性への対応方法に関する。スパイラル構築による繰り返し、あるいは、有機的なプログラムにより環境からのフィードバックを得るアプローチは有益であるが、そのためのステークホールダの合意形成に役立つ実際的な手法について十分に明らかになってはいない。ステークホールダが共有すべき重要な概念モデルに基づき目標をバランスさせ、プログラム策定する方法ついて述べる。戦略情報化のプロジェクトの事例により評価した。
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林 達宏
原稿種別: 本文
p.
132-135
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
近年のビジネス環境の変化は, "Dog Year"という言葉に代表されるように, そのスピードを日々増している。また, アプリケーション開発の現場に対しても, 「より早く」開発を行うようさまざまな形で圧力がかかっている。そのようなビジネスの要求を満たすために, IBMでは, RAC(Rapid Application Center)という, アプリケーションの迅速開発を実現するためのソリューションを, アプリケーション開発保守サービスの一環として提供している。RACにおけるアプリケーション開発は, いわゆるRAD(Rapid Application Development)の範疇に属する技法・手法が主体となっているが, 特にその中心となるものは, タイム・ボクシングと呼ばれる手法である。また, RACでは, タイム・ボクシングを成功に導くためのプロジェクト管理項目として, スコープ管理, 特に要件のスコープ管理に重点を置いている。当論文では, RACにおける要件のスコープ管理について, RACでの事例を織り込みながら論じていく。
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椎名 隆彦, 越島 一郎, 梅田 富雄
原稿種別: 本文
p.
136-139
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
近年, 音や画像を用いたマルチメディアソフトの需要が高まっている。従来のソフトウェア開発手法は, 主にビジネス向けソフトウェアの開発を対象として提案されてきた。しかしながら, マルチメディアソフトに要求されるリアルタイム性やシンクロナイズ性等の性質, またソフトウェアの構造的な点について考慮されていない。そこで本稿では, 効率的な管理手法を開発したので報告する。
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荻上 裕基, 越島 一郎, 梅田 富雄
原稿種別: 本文
p.
140-145
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
従来のプロジェクトスケジューリング手法やリソース配置手法では, 人間の作業に対する能力の状態が考慮されていない。それ故状況に合わせた適切な人員配置を行っているとは言い難い。本研究では最適な人員配置を行うために, 作業者の状態をバイオリズムで予測し, 動的計画法を用いることで最適解を導出する手法を提案する。
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柿木 健, 西尾 雅年
原稿種別: 本文
p.
146-152
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
近年, 大企業, ベンチャー企業をはじめとする企業が先を争うようにインターネットビジネスに参入し, 製品の販売を行っている。しかし, その中で明確な方針の下に競争優位を確立するための戦略的なインターネットビジネス・プロジェクトを実施している企業は皆無に近い。そのため, インターネットビジネスは既存業務との一貫性に欠け, ビジネス展開の足を引っ張っている状況が数多く見受けられる。そこで本論文では現状のインターネットビジネスにSIS(戦略的情報システム)の考え方を導入し, インターネット上で扱う製品の差別化を実現するための, 戦略的なフレームワークを示す。そして, より深い理解のために仮想的な事例を設定し, そのフレームワーク及びAHPに基づいた, 戦略的に意味のあるプロジェクト選定を例示する。
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原稿種別: 付録等
p.
App7-
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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山田 宏之, 関根 重幸, 林 成和, 西出 重人
原稿種別: 本文
p.
153-156
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
NEDOは経済産業省所管の特殊法人であり、産業技術分野の研究開発、新エネルギー・省エネルギー分野の技術開発の運営・管理(マネジメント)を主な使命としている。NEDOは、プロジェクトの財源が国の補助金であることやその内容がリスクの大きい研究開発であること等の特殊性を理由に、そのマネジメントを独自の指針、手順に基づき行っている。本論文では、NEDOのプロジェクトマネジメントに関する指針の策定に向け、NEDOのプロジェクトマネジメントにおける制約条件等を踏まえた上で、ISO10006及びPmbokといったマネジメント規格の要求する事項とNEDOのプロジェクトマネジメントを比較対照した。また、NEDOのプロジェクトマネジメントの改善の方向性について検討した。
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増井 久之, 水田 浩, 溝口 忠顕
原稿種別: 本文
p.
157-162
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
日本が, 構造改革を実現するためは, 公共事業CALSが重要な課題である。また, 公共事業CALSを実施するには, プロジェクトマネジメントが必須である。本論文では, 公共事業CALS運用の具体的なテーマである「ITSの信頼性と保全性」を挙げ, イスラエルBQR社の信頼性統合ソフトウェアCARE/CAME (Computer Aided Reliability/Maintenance Engineering)の適用事例について述べる。
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小宮 隆行, 沖野 淳一
原稿種別: 本文
p.
163-167
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
筆者は、マシンアップグレードプロジェクトに参画した。このプロジェクトは、様々な厳しい制約条件の中、円滑なプロジェクト進行により、スケジュールが遅れることなく、想定どおりの性能向上を達成する、などの成功を収めた。本稿では、その成功要因を「プロジェクト管理WBS抜粋」、「このプロジェクト特有の課題と対策」という観点から考察する。プロジェクト管理WBSの観点では「スコープマネジメント」、「リスクマネジメント」、「タイムマネジメント」、「コミュニケーションマネジメント」の4つのアクティビティを抽出し考察した。それぞれ、計画段階での主要作業項目洗い出しと役割分担の明確化、リスク定量化のための計画、計画段階での精度の高いマスタースケジュール作成、解決担当者と期限の明確化による計画的な問題解決、が重要な要因であった。このプロジェクト特有の課題と対策という観点では「アプリケーション改修作業を正確に行う」ためのツール作成、「切替に伴う業務停止時間を短縮する」ための切替リハーサルの計画、「次回アップグレードに備え再利用可能な成果物を残す」ための計画的な資料整理、という3つの成功要因があった。以上の7つのポイントが全て計画段階に関わっていたことをふまえ、「プロジェクトの成功のためには、計画段階における全工程を見通した課題の洗い出しと、その課題を克服するための作業定義が重要である」ことを導き出す。
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佐藤 建吉, 小野 正則
原稿種別: 本文
p.
168-173
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
本論文は多くの市民による風力発電事業を行うためのビジネスモデルを提案している。グリーン・プレミアム・カードGPCが風力発電所建設資金を集めるために導入されており, グリーン・コミュニティが同時に形成される。GPCによるベネフィットがクレジットカード会社, 協賛会社, およびグリーン・コミュニティから提供される。このコミュニティは京都議定書, 環境税, 地域エコマネーの動向にもとづいて進んだ環境社会を形成するために寄与できる。
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五百井 俊宏, 張 鼎暉, 常 偉, 榎本 眞三, 加藤 和彦
原稿種別: 本文
p.
174-176
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
独自の成果物またはサービスを提供するための有期的な活動である各種プロジェクトを成功させるためには, 各種リソースを有するプロジェクト資源を評価することが重要となる。本研究の目的は, プロジェクトにおける各種資源を評価することが可能なプロジェクトシミュレーションについて検討を加えることである。
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甲斐 俊文, 橋本 正明, 廣田 豊彦, 片峯 恵一
原稿種別: 本文
p.
177-182
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
業務改善を成功させるためには, 様々な観点から業務分析を行うことが重要である。また, 最近では一つの企業の業務を分析するだけでなく, 業界全体を分析する事も重要になってきている。そこで, 本研究では質の高い業務分析を効率よく実現するための多角的な業務分析方法論の提案および支援ツールの作成を目指して, 業務分析プロセスのモデリングを行っている。最初に実際の企業を対象に業務分析を行い, 業務の実態把握と業務分析に現れる概念の整理を行った。これまでに、その結果をもとに業務分析におけるデータ収集プロセスと分析プロセスについて整理した。その中で、業務分析において扱われる成果物を、データ収集を一元的に行うためのモデルと、分析の観点毎に必要となる情報や計算式を表すモデルに分けてモデル化を行った。これにより、様々な観点から分析を効率良く行うことができるものと予想される。なお、業務分析プロセス全体に関する整理は今後の課題である。
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望月 純夫
原稿種別: 本文
p.
183-187
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
情報システムの開発プロジェクトのメンバーは, 実力のわかっている人と未知の人との混成のグループによる共同作業となることが多い。プロジェクト全体の生産性には, 不確定要素が多く含まれる。さらに, 昨今のような厳しい世相の中では, 情報システム開発に投入する資源(コスト, 人員, 開発環境等)の低減, 品質の高い製品, 短期工程など, 様々な管理目標が課せられ, システムの完成時点では, それらを達成することが要求される。本論文では, システム開発期間を通して, プロジェクトの進行状況を把握し, 最終時点における管理目標値を達成するためにプロジェクト活動をコントロールするプロジェクト管理の仕組みをモデル化しようとするものである。
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三留 和人, 高原 康彦
原稿種別: 本文
p.
188-194
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
品質マネジメントシステム構築・維持に対する経営的効果が重要視されている。そして, プロジェクト型産業においても, より高い効果と機能が求められている。つまり, 制約条件(予算・納期)の中で目標を達成し, 顧客に製品を引き渡すことが求められており, 制約条件を満たすマネジメントが必要となってきている。本論文では, ISO9001 : 2000の適用とプロセスアプローチを採用した品質マネジメントシステムとプロジェクトプロセスの構築の実践事例から, プロセスの特定について考察する。
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原田 奈美
原稿種別: 本文
p.
195-200
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
ITエンジニアの「メンタルヘルス」が問題になっている。人的資源はプロジェクトマネジメントにおいて非常に重要であり, スキルをもったメンバーが十分に能力を発揮することが, プロジェクト成功の鍵である。そのためには, プロジェクトマネジャー自身がITエンジニアの心の状態(メンタルヘルス)についての知識をもち, 良好な状態を保つよう対策を取らなくてはならない。しかしながら, メンタルヘルスやメンタルケアについて, IT業界の特性を考えた取組みが足りないように思われる。本論文では, ITエンジニアのメンタルヘルスの現状と原因, 対策としてのメンタルケアについて述べる。さらに, プロジェクト管理領域の一つとして, PM自身がメンタルケアの必要性を認識し, この分野の知識を持つこと, 貴重な人材を失わないための取組みについて提言する。
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高橋 純
原稿種別: 本文
p.
201-203
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
本稿では, 人間関係が悪化してしまった作業グループへ管理者が対応したプロセスを事例として紹介し、その対応方法について検討する。
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櫨山 裕美子, 野澤 直道, 本田 勝巳, 松尾谷 徹
原稿種別: 本文
p.
204-206
発行日: 2002/02/26
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
プロジェクトのパフォーマンス向上のため人材育成は重要な課題である。そこで弊社では, プロジェクトマネジメントの育成を個人ではなく, 「学習する組織の実現」とする枠組みとしてMPM(モダンプロジェクトマネジメント)育成フレームワークを推進している。本報告では, MPM育成フレームワークの中でプロジェクトマネジメント能力開発の体系的な仕組みについて紹介する。
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