保健医療福祉科学
Online ISSN : 2434-5393
Print ISSN : 2186-750X
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資料
  • 朝比奈 彩子, 臼倉 京子
    2020 年 9 巻 p. 1-6
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2019/12/03
    ジャーナル フリー

     本研究の目的は、標準型車椅子での座位姿勢の違いが上肢機能に与える影響について健常成人を対象に検証することとした。対象とした健常成人21名は標準型車椅子に着座し、基本座位姿勢と仙骨座り姿勢の2姿勢において簡易上肢機能検査(Simple Test for Evaluating Hand Function. STEF)を実施した。各姿勢でのSTEFの下位検査10項目の各項目の所要時間、その合計所要時間、粗大動作項目(大球・大直方)の合計所要時間、巧緻動作項目(小球・ピン)の合計所要時間を測定し、検査遂行時の難度をVisual Analogue Scale(VAS)を用いて測定した。結果、下位検査では8項目の所要時間、粗大動作項目の合計所要時間、巧緻動作項目の合計所要時間、検査遂行時の難度において仙骨座り姿勢で有意に増加した。結果から、標準型車椅子での仙骨座り姿勢が上肢機能を低下させることが示唆され、仙骨座り姿勢は粗大動作だけでなく巧緻動作での上肢機能も低下させることがわかった。

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