過去数十年において,数多くのソフトウェア信頼性モデル(SRM)が提案されてきた.通常, 赤池情報量規準(AIC)などのモデル選択基準を用いて, ソフトウェア故障数の計数データに対する適合性が最も高い SRM を選択し,将来の故障数の予測に使うのが一般的である.しかしながら, 過去の観測データに最も良く適合したモデルが,将来発生するソフトウェア故障数に対する最良な予測モデルであるとは限らないことが知られている.本稿では,代表的なアンサンブル学習器のひとつであるブースティングに着目し, ソフトウェア信頼性予測手法を提案する.実際のソフトウェア開発プロジェクトの故障数データを用いた数値実験において,最小のAICによって選択された単一モデルと比較して, 複数モデルの重み付き平均を用いた予測法の方がシステムテストの初期および中期段階における予測性能が高いことを示す.
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