現在,宇宙太陽光発電システム(Space Solar Power System : SSPS)が考えられている.これを実現するための準備として小型の試験衛星の打ち上げが計画されている.この衛星はSPSにおいて必要な送信アンテナビームの正確な制御の検証のための実証衛星となっている.そこでビームの形状を再現するために地上に複数の受信局を設置し測定することを考えている.本論文では試験衛星に対応する受信機の開発および1次元のアンテナパターンの推定そして2台の受信機のレベル差の測定を行った.この方法が有用であることを示し,試験衛星への応用を検討する.