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口腔・咽頭科
Online ISSN : 1884-4316
Print ISSN : 0917-5105
ISSN-L : 0917-5105
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口腔・咽頭科
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37 巻 (2024)
1 号 p. 1-
36 巻 (2023)
3 号 p. 241-
2 号 p. 123-
1 号 p. 1-
35 巻 (2022)
3 号 p. 151-
2 号 p. 95-
1 号 p. 1-
34 巻 (2021)
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2 号 p. 151-
1 号 p. 1-
33 巻 (2020)
3 号 p. 137-
2 号 p. 59-
1 号 p. 1-
32 巻 (2019)
3 号 p. 153-
2 号 p. 73-
1 号 p. 1-
31 巻 (2018)
3 号 p. 219-
2 号 p. 149-
1 号 p. 1-
30 巻 (2017)
3 号 p. 277-
2 号 p. 149-
1 号 p. 1-
29 巻 (2016)
3 号 p. 279-
2 号 p. 147-
1 号 p. 1-
28 巻 (2015)
3 号 p. 239-
2 号 p. 115-
1 号 p. 1-
27 巻 (2014)
3 号 p. 219-
2 号 p. 105-
1 号 p. 1-
26 巻 (2013)
3 号 p. 219-
2 号 p. 111-
1 号 p. 1-
25 巻 (2012)
3 号 p. 237-
2 号 p. 133-
1 号 p. 1-
24 巻 (2011)
3 号 p. 207-
2 号 p. 111-
1 号 p. 1-
23 巻 (2010)
3 号 p. 251-
2 号 p. 117-
1 号 p. 1-
22 巻 (2009)
3 号 p. 219-
2 号 p. 91-
1 号 p. 1-
21 巻 (2008)
1 号 p. 1-
20 巻 (2007 - 2008)
3 号 p. 245-
2 号 p. 153-
1 号 p. 1-
19 巻 (2006 - 2007)
3 号 p. 273-
2 号 p. 143-
1 号 p. 1-
18 巻 (2005 - 2006)
3 号 p. 341-
2 号 p. 207-
1 号 p. 1-
17 巻 (2004 - 2005)
3 号 p. 285-
2 号 p. 157-
1 号 p. 1-
16 巻 (2003 - 2004)
3 号 p. 275-
2 号 p. 151-
1 号 p. 1-
15 巻 (2002 - 2003)
3 号 p. 267-
2 号 p. 149-
1 号 p. 1-
14 巻 (2001 - 2002)
3 号 p. 237-
2 号 p. 143-
1 号 p. 1-
13 巻 (2000 - 2001)
3 号 p. 303-
2 号 p. 159-
1 号 p. 1-
12 巻 (1999 - 2000)
3 号 p. 269-
2 号 p. 147-
1 号 p. 1-
11 巻 (1998 - 1999)
3 号 p. 321-
2 号 p. 169-
1 号 p. 1-
10 巻 (1997 - 1998)
3 号 p. 297-
2 号 p. 137-
1 号 p. 1-
9 巻 (1996 - 1997)
3 号 p. 349-
2 号 p. 201-
1 号 p. 1-
8 巻 (1995 - 1996)
3 号 p. 291-
2 号 p. 147-
1 号 p. 1-
7 巻 (1994 - 1995)
3 号 p. 245-
2 号 p. 109-
1 号 p. 1-
6 巻 (1993 - 1994)
3 号 p. 1-
2 号 p. 1-
1 号 p. 1-
5 巻 (1992 - 1993)
2 号 p. 1-
1 号 p. 1-
4 巻 (1991 - 1992)
2 号 p. 1-
1 号 p. 1-
3 巻 (1990 - 1991)
2 号 p. 1-
1 号 p. 1-
2 巻 (1989 - 1990)
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1 巻 (1989)
33 巻, 1 号
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総説
教育セミナー4 内視鏡下唾石摘出術
当科における唾液腺内視鏡を用いた顎下腺唾石摘出術の検討
高原 幹
2020 年 33 巻 1 号 p. 1-3
発行日: 2020年
公開日: 2021/03/31
DOI
https://doi.org/10.14821/stomatopharyngology.33.1
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当科では2010年から顎下腺唾石症に対し内視鏡を用いた摘出術に取り組んでおり,今回その成績について報告する.当科にて2010 年10月から2018年3月までに内視鏡を用いて手術を行った顎下腺唾石症は89例(男性38例,女性51例,3〜88歳 中央値34歳)であった.34例(38%)にて内視鏡的操作のみで摘出,残りの55例(62%)は内視鏡補助下口内法により摘出した.術後は顎下腺腫脹を31例(35%)に,舌神経麻痺による舌の痺れを15例(17%)に認めたが,1例を除き術後改善した.これらのことから,唾液腺内視鏡を用いた唾石摘出術は審美性に優れた安全な手術として有用な方法であると考えられた.
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(474K)
パネルディスカッション1 上咽頭擦過療法(Epipharyngeal Abrasive Therapy:EAT)の実際と臨床応用への広がり
内視鏡下上咽頭擦過療法における経鼻綿棒法と経口咽頭捲綿子法,それぞれの特性
田中 亜矢樹
2020 年 33 巻 1 号 p. 5-16
発行日: 2020年
公開日: 2021/03/31
DOI
https://doi.org/10.14821/stomatopharyngology.33.5
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慢性上咽頭炎の治療における上咽頭擦過療法には経鼻綿棒法と経口咽頭捲綿子法があり,各々盲目的に行う方法と内視鏡下に行う方法がある.それぞれに長所と短所があり,その特性を理解し症例に応じて使い分けることが臨床効果を向上させる上で重要である.経鼻法に用いる綿棒には直綿棒と弯曲綿棒があり局面によって使い分ける.経口法に用いる咽頭捲綿子にも擦過する上咽頭各部位に応じた使用法がある.経鼻綿棒と経口咽頭捲綿子のそれぞれの特性に基づいた基本的使用法について概説する.
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(1312K)
慢性腎臓病におけるEpipharynx-Kidney Axisの関与
堀田 修
2020 年 33 巻 1 号 p. 17-23
発行日: 2020年
公開日: 2021/03/31
DOI
https://doi.org/10.14821/stomatopharyngology.33.17
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上咽頭は鼻孔から流入した吸気が通過する最初の免疫学的関所で,感冒等の急性上気道炎時における炎症の悪化は必発である.上咽頭は健常人においても樹状細胞,活性化リンパ球が豊富で,鼻咽頭関連リンパ組織(NALT)として特に自然免疫を介した感染防御において重要な役割を果たす.IgA腎症患者においては高頻度に自覚症状を欠いた重度の慢性上咽頭炎が存在し,同疾患での上咽頭における自然免疫の慢性的活性化状態が示唆される.急性咽頭炎に伴う肉眼的血尿はIgA腎症の特徴的症状であるがこの現象は扁摘後の症例にも認められ,上咽頭等の口蓋扁桃以外のNALTの更なる活性化が肉眼的血尿の責任病変である糸球体血管炎の増悪に関与していることを示唆している.本稿では感冒時における腎症悪化の機序をCX3CR1/fractalkine interactionを介したepipharynx-kidney axisの観点から概説する.さらに,糸球体性血尿を呈するも蛋白尿が陰性でまだ腎生検の適応にならない潜在的IgA腎症の段階における上咽頭擦過療法の有用性に関する私見を述べる.
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(465K)
原著
当科で経験した乳腺類似内分泌癌の2症例
安藤 いづみ, 北嶋 達也, 江川 峻哉, 櫛橋 幸民, 小林 一女, 嶋根 俊和
2020 年 33 巻 1 号 p. 25-30
発行日: 2020年
公開日: 2021/03/31
DOI
https://doi.org/10.14821/stomatopharyngology.33.25
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乳腺類似分泌癌(Mammary analogue secretory carcinoma以下MASC)はSkalovaらにより2010年に乳腺分泌癌に類似した腫瘍として報告された唾液腺腫瘍である.病理組織学的には多彩な像を示すとされているが,腺房細胞癌に類似しており,疾患概念が確立されるまでは腺房細胞癌として診断されていた可能性が高く,そのうち30%程度はMASCであったと考えられるとの報告もある.最大の特徴はETV6-NTRK3融合遺伝子が陽性であることである.今回我々は,手術加療を施行して病理組織学的検査の結果MASCと診断した2症例を経験したので文献的考察を踏まえて報告する.
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(886K)
唾液分泌障害が咽喉頭酸逆流症に与える影響
島津 倫太郎, 峯崎 晃充, 倉富 勇一郎
2020 年 33 巻 1 号 p. 31-38
発行日: 2020年
公開日: 2021/03/31
DOI
https://doi.org/10.14821/stomatopharyngology.33.31
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咽喉頭酸逆流症(laryngopharyngeal reflux disease:LPRD)の発症・増悪機序として粘膜防御機構の一つである唾液分泌に着目し,胃酸逆流症(Gastroesophageal reflux disease:GERD)モデルラットに対して顎下腺全摘を行った唾液分泌障害GERDモデルラットを作製し,咽喉頭および食道粘膜の病理組織学的変化を観察した.その結果,唾液分泌障害GERDモデルでは対照の唾液腺手術を施行していないGERDモデルよりも早期からLPRD発症を示唆する咽喉頭粘膜炎症を認め,また食道粘膜にもより強い炎症性変化を認めた.結論として唾液分泌障害がLPRDおよびGERDの発症・増悪機序にも関与することが示された.
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(1551K)
症例
下顎周囲炎から側頭部膿瘍を形成した1症例
加藤 泰奈, 茂呂 順久, 宮本 真, 齋藤 康一郎
2020 年 33 巻 1 号 p. 39-43
発行日: 2020年
公開日: 2021/03/31
DOI
https://doi.org/10.14821/stomatopharyngology.33.39
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歯性感染症が原因で深頸部膿瘍を形成した症例は多数報告されているが,側頭部に膿瘍を形成する症例はまれである.今回我々は下顎の歯周炎が原因で側頭窩および側頭下窩に膿瘍を形成した1症例を経験したので,その治療と臨床経過について報告する.症例は63歳女性で,左側頭部痛,開口時痛,開口障害を主訴に当科を紹介受診となった.造影CTにて左側頭部に膿瘍形成を認め,同日左側頭部に皮膚切開を加えて外科的ドレナージを行い,抗菌薬による加療を行った.膿瘍の治療として適切な切開排膿が重要であるが,今回側頭部の皮膚切開を工夫することで全ての膿瘍腔を開放できたことが早期治療につながったと考える.
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(783K)
硬口蓋に発生した筋上皮腫の1例
佐藤 遼介, 熊井 琢美, 岸部 幹, 高原 幹, 片田 彰博, 林 達哉, 原渕 保明
2020 年 33 巻 1 号 p. 45-50
発行日: 2020年
公開日: 2021/03/31
DOI
https://doi.org/10.14821/stomatopharyngology.33.45
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症例は69歳女性で主訴は硬口蓋腫瘤.右硬口蓋に正常粘膜に覆われた弾性硬の腫瘤が突出していた.生検にて筋上皮腫の診断となり摘出術を行った.病理組織所見では上皮様の組織が主体を占めていたが,紡錘細胞様,形質細胞様,明細胞様の組織も混在していた.免疫染色では筋上皮系のマーカーであるactin,αSMA,S-100proteinの他にGFAPが陽性であった.悪性化の指標であるMIB-1 indexは5%で良性を示唆していた.以上より筋上皮腫(混合型)の診断となった.術後10ヵ月経過した現在再発なく経過しているが,再発や悪性化の報告もあり今後も注意深い経過観察が必要と考えられた.
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(1219K)
口腔咽喉頭の粘膜病変を呈したStevens-Johnson 症候群例
菊岡 祐介, 乾 崇樹, 鈴木 学, 河田 了
2020 年 33 巻 1 号 p. 51-57
発行日: 2020年
公開日: 2021/03/31
DOI
https://doi.org/10.14821/stomatopharyngology.33.51
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Stevens-Johnson 症候群(SJS)は,発熱,全身の皮膚および口腔,眼結膜,外陰部などに粘膜疹を呈する疾患である.今回,粘膜疹のみで皮疹を欠いた50歳男性のSJS症例を報告する.入院の1週間前から高熱と咳嗽があり,かかりつけ医で投薬加療をうけていたが,徐々に口腔内の粘膜びらんに伴う疼痛が出現し徐々に増悪したため,当科へ受診した.当科初診時には結膜炎および口腔咽喉頭に粘膜病変を認めたが,皮疹を認めなかった.眼病変および粘膜病変からSJSと考えステロイド治療を行い,後遺症なく治癒した.被疑薬の薬剤リンパ球刺激試験(DLST)では弱陽性の結果であったが,パッチテストでは陰性であった.またマイコプラズマに対する抗体価は陽性であり,LAMP法でも陽性の結果であったためマイコプラズマ感染に伴うSJSと診断した.薬剤が原因で発症するSJSは成人に多いとされるが,マイコプラズマ感染が原因のものは小児に多いとされる.また粘膜症状のみのSJS症例の大半は18歳未満と報告されている.今回の報告例は,成人発症で,マイコプラズマ感染を原因として粘膜症状のみを呈した稀な症例である.成人における口腔咽喉頭の粘膜病変が主体の症例では,SJSを念頭におき精査が必要である.
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