巻号一覧
69 巻, 2 号
選択された号の論文の19件中1～19を表示しています
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湯 勇, 古澤 昌彦, 青山 繁, 樊 春明, 西森 靖2003 年 69 巻 2 号 p. 153-161,227
発行日: 2003/03/15
公開日: 2008/02/01
ジャーナル フリー計量魚群探知機による表層魚群の資源調査は,魚群が船に対して逃避行動を示すなどの問題があり,結果の信頼性が低い。そこで,計量用のソナーの開発が期待される。本研究は,その第一歩として,市販の漁業用全周型スキャニングソナーの定量化を試みる。定量化ソナーシステムを構成し,標準球を用いてソナーの較正を行い,表層魚群の観測実験を行った。受信系から生のエコ一信号をコンピュータに取り込み,後処理で,表層魚群のエコーを追跡し,生の体積散乱強度(SV)を求め,調査船の航走海域における表層魚群の生のSVの分布を表示した。本研究により,ソナーによる表層魚群計測の有効性と,本格的な計量用ソナーの開発の可能性が確かめられた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1387K) -
藤浪 祐一郎, 竹内 宏行, 津崎 龍雄, 太田 博巳2003 年 69 巻 2 号 p. 162-277
発行日: 2003/03/15
公開日: 2008/02/01
ジャーナル フリー漁獲され,死亡したアカアマダイ雄成魚の精巣精子の採取方法,運動活性,冷蔵保存方法を検討した。精巣を細かく切断する方法とホモジナイズする方法で精子を採取したところ,後者では運動精子比が有意に低下した。精子を種々の濃度のNaCl溶液で希釈すると,450mмで最も高い運動精子比が得られた。この溶液中では20分後でも精子は運動を持続していた。冷蔵保存はpHを6.0～8.5に調整した人工精漿で精巣精液を50倍以上に希釈し,4℃で保存する方法が適していた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1237K) -
大西 庸介, 池田 知司, 広石 伸互, 沖山 宗雄2003 年 69 巻 2 号 p. 170-177,277
発行日: 2003/03/15
公開日: 2008/02/01
ジャーナル フリーモノクローナル抗体(単抗体)法による魚卵同定の有効性を確認することを目的とし,マダイ卵を抗原として作製した単抗体(MT-1)を用いて,マダイの種内,類縁種間,および野外採集卵に対する反応性を調べた。MT-1は親魚の異なるマダイ卵に対し全て陽性反応を示し,類縁種のヘダイ,クロダイ,キダイに対しては陰性反応を示した。また,野外で採取したマダイを除く8種類の浮遊性魚卵に対し全て陰性反応を示し,マダイの産卵期を過ぎた7月に採取した浮遊性魚卵に対しては全て陰性反応を示した。以上,MT-1はマダイ卵に特異的に反応することを確認し,単抗体法は従来同定の困難であった浮遊性魚卵の同定に適用可能な技術であることを明らかにした。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1167K) -
松永 浩昌, 中野 秀樹, 石橋 陽一郎, 中山 健平2003 年 69 巻 2 号 p. 178-184,277
発行日: 2003/03/15
公開日: 2008/02/01
ジャーナル フリー日本におけるサメ類の種別・漁法別水揚量を明らかにする目的で,主要な漁港で市場伝票整理に基づくサメ類の水揚量調査を行なった。製品重量では1992-98年の漁法全体で年平均19,600卜ン,延縄で15,000卜ンの内,ヨシキリザメが11,600トン(59%),11,000卜ン(73%)であった。更に生体重量に換算した結果,全漁法で年平均28,700卜ン,延縄23,400トンとなり,同様にヨシキリザメが18,800卜ン(66%),17,800卜ン(76%)であり,何れの場合も6～8割程度がヨシキリザメで占められていた。ヨシキリザメ以外ではネズミザメ,アオザメが10%前後,オナガザメ類が5%程度と,比較的多く水揚されていた。また,これら主要種の水揚量が減少しているような傾向は見られなかった。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (985K) -
前田 克明, 西村 大介, 前村 浩隆, 森島 輝, 張 全啓, 海野 徹也, 中川 平介, 荒井 克俊2003 年 69 巻 2 号 p. 185-191,277
発行日: 2003/03/15
公開日: 2008/02/01
ジャーナル フリー1996-1998年の皇居の上,中および下道灌濠で得たギンブナ201個体は三倍体(196)と四倍体(5)であり,それらの内,性判別を行った個体はすべて雌であった。DNAフィンガープリン卜分折の結果,7クローン(I-VII)が識別され,他に8個体が個体特異的パターンを示した。各クローンの出現頻度は年と濠により異なったが,クローンIが最も優占的であった。三倍体クローンIとVIは広島県黒瀬用のクローン8と6と各々同一であった。三倍体クローンIと四倍体個体のDNAフィンガープリントは酷似し,四倍体は三倍体から生じたものと示唆された。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1222K) -
伊東 裕子, 秋山 清二, 有元 貴文2003 年 69 巻 2 号 p. 192-196,277
発行日: 2003/03/15
公開日: 2008/02/01
ジャーナル フリー回流水槽を用いてコイに強制遊泳させ,遊泳時の心拍数変化とその後の回復過程について検討した。遊泳速度1BL/sでは大きな心拍数変化はなかったが,2～5BL/sでは遊泳時に急激に増加し,最大で平常時の2.7倍に達した。しかし,遊泳速度を速めても心拍数の増加割合がさらに増すことはなかった。遊泳後の心拍数は,低速条件では早い段階で平常時レベルまで回復したが,3BL/s以上では回復に時間のかかる個体が認められた。遊泳時間を60分に延長しても,全体的に遊泳時間10分の場合と同様の心拍数変化を示した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (858K) -
藤浪 祐一郎, 竹内 宏行, 津崎 龍雄, 太田 博巳2003 年 69 巻 2 号 p. 197-200,278
発行日: 2003/03/15
公開日: 2008/02/01
ジャーナル フリー成熟期に採捕されたアカアマダイの雄成魚を用い,全長と精巣重量,および精巣精子の運動活性の関係について調べた。調査した全長35cm以上の成魚全57尾の平均全長は39.2±0.3cm,精巣重量は1.52±0.09g,精巣精子の運動精子比は52.4±1.9%であった。精巣重量は,全長との間に正の相関を持つことが認められたが,精巣精子の運動精子比と全長との間には負の相関が認められた。全長と精巣重量,全長と精巣精子の運動精子比のそれぞれの関係式から,受精可能な精子を最も効率的に採取できる親魚の全長は42.0cmと推定された。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (614K) -
渡辺 憲一, 貝田 雅志, 花田 利香子, 伊藤 東2003 年 69 巻 2 号 p. 201-207,278
発行日: 2003/03/15
公開日: 2008/02/01
ジャーナル フリー新潟県上越沿岸海域で採集された292個体を実験材料として用いて,オニオコゼの年齢と成長の関係を明らかにするとともに産卵期を推定した.。後翼状骨に形成された輪紋は年1回形成される年輪であることから,輪紋を用いて年齢査定し,各輪紋形成時における計算全長を算出した。これをもとにvon Bertalanffyの成長式を雌雄別に導いたところ,全長,体重ともに雌の方が雄よりも成長の良いことが明らかになった。また,生殖腺熟度指数GSIの月別変化から産卵期間は6月から8月であると推定された。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (928K) -
山木 勝, 荒井 克俊2003 年 69 巻 2 号 p. 208-210,278
発行日: 2003/03/15
公開日: 2008/02/01
ジャーナル フリー高水圧処理による第1卵割阻止(受精4～7時間後,650kg/cm2,6分間)により生じた二倍体-四倍体モザイクアマゴが産生する卵のサイズと倍数性の関係について調査した。対照とした二倍体の発眼卵の直径は5～6mm(平均5.9mm)であったのに対し,モザイク個体において4～10mmであった。モザイク雌2個体の卵を二倍体雄の精子で受精させたところ,二倍体以外に三倍体が出現した。三媒体は,直径7mm以上の大型発眼卵で特に高い頻度で見られた。以上の結果は,モザイクアマゴが産生する大型卵は四倍体細胞由来の二倍体の可能性が高いことを示唆する。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (536K) -
宮内 浩二, 松宮 政弘, 望月 篤2003 年 69 巻 2 号 p. 211-213,278
発行日: 2003/03/15
公開日: 2008/02/01
ジャーナル フリー貝類におけるリゾチームの生物学的意義を解明する一環として,部位の分別が可能な6種について,リゾチームの体内分布を検討した。活性はほとんどの部位に認められたが,いずれの種においても消化器官で強く,他の部位の約2-4倍以上の活性が検出された。ヤマトシジミの消化器官,ヒザラガイ消化管およびウチムラサキ中腸腺で活性が高く,特にヤマトシジミ消化器官での値はニワトリ卵白リゾチームに匹敵した。このことから,貝類リゾチームは主に消化器官に存在し,腸内細菌相の制御および生体防御の両者に深く関与していることが示唆された。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (468K) -
渡部 終五2003 年 69 巻 2 号 p. 215-218
発行日: 2003/03/15
公開日: 2008/02/01
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天野 秀臣2003 年 69 巻 2 号 p. 219-222
発行日: 2003/03/15
公開日: 2008/02/01
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神谷 久男2003 年 69 巻 2 号 p. 223-225
発行日: 2003/03/15
公開日: 2008/02/01
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渡辺 悦生2003 年 69 巻 2 号 p. 226-227
発行日: 2003/03/15
公開日: 2008/02/01
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高井 陸雄2003 年 69 巻 2 号 p. 228-231
発行日: 2003/03/15
公開日: 2008/02/01
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萩原 篤志2003 年 69 巻 2 号 p. 232-237
発行日: 2003/03/15
公開日: 2008/02/01
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黒倉 寿2003 年 69 巻 2 号 p. 238-241
発行日: 2003/03/15
公開日: 2008/02/01
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久下 善生2003 年 69 巻 2 号 p. 242-245
発行日: 2003/03/15
公開日: 2008/02/01
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齊藤 宏明2003 年 69 巻 2 号 p. 271-273
発行日: 2003/03/15
公開日: 2008/02/01
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