徳島県でカタクチイワシシラスを漁獲する船曳網のコッドエンドに使用される 260 経モジ網は細かく目合拡大が必要である。260 と 240, 220 経モジ網より作成した口径 1.3 m,全長 5.7 m の円錐形ネットにカバーネットを装着し,網目選択性を求めた。目詰まりのない状態で 240 と 220 経の
l50 値は,全長 10.5~12.5 と 11.0~14.3 mm だが,漁獲が多いと目詰まりして
l50 値は 10 mm 以下となる。船曳網のコッドエンド末端部は口径 1.3 m,全長 16 m の目詰まりし難い円柱形である。そのため,実際の操業での目詰まり状況を把握し,適正な目合を決定する必要がある。
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