Gymnodinium catenatumによるヒオウギガイの毒化を高精度に予測するために,2002 年 12 月~03 年 4 月の期間に
G. catenatum 細胞密度,海水懸濁物中の毒量,
G. catenatum 細胞あたりの毒量,ヒオウギガイ中腸腺毒力を測定した。調査期間中,
G. catenatum の出現によりヒオウギガイ中腸腺毒力は 675 MU g
-1 に達した。ヒオウギガイの高毒化は
G. catenatum 細胞密度,海水懸濁物中の毒量のみならず
G. catenatum 細胞あたりの毒量の増加が関係していることが示唆され,これらを考慮することにより,正確なヒオウギガイの毒化予測が可能であった。
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