北西太平洋の公海で漁獲されたサンマのトリメチルアミン-
N-オキシド(TMAO)とその分解物で魚臭成分であるトリメチルアミン(TMA)およびジメチルアミン(DMA)の冷凍貯蔵中の生成について調べた。TMAO は肥満度が大きいものが多い傾向にあり,普通肉より血合肉に多かった。TMA 量は−40℃ 貯蔵では 1 年後もほとんど増大しなかった。−20℃ でも普通肉では 6 ヶ月後もほとんど増大しなかったが,血合肉で大幅な増大があり,魚臭の一因となる可能性が推測された。凍結貯蔵中の DMA の生成は TMA より少なかった。
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