粘土鉱物製品 A(主成分パイロフィライト),B(カオリナイトとパイロフィライト),C(セリサイト)を粉体のまま添加した海水中でヒラメ(全長 6 cm)を 96 時間飼育して鉱物種間の影響を比較した結果,96 時間半数致死濃度(96 h LC
50)はそれぞれ 44, 5, 80 g/L と差が認められた。また,製品 A, C および D(主成分スメクタイト)を淡水懸濁液とした後,海水に添加して同様にヒラメへの曝露を行なった結果,96 h LC
50 はそれぞれ 78, 179, 4 g/L と製品 A, C では海水直接添加条件より上昇したが,D では海水直接添加条件(前報 37 g/L)より低下した。
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