日本水産学会誌
Online ISSN : 1349-998X
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81 巻, 4 号
選択された号の論文の46件中1~46を表示しています
巻頭言
平成 26 年度論文賞受賞論文の紹介
平成 26 年度水産学奨励賞
報文
短報
  • 竹垣 毅, 永瀬 翔一, 井手 勇旗, 佐々木 学人, 天谷 貴史, 金谷 洋佑, 寺田 龍介
    2015 年 81 巻 4 号 p. 722-724
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/08/15
    ジャーナル フリー
    シロウオ Leucopsarion petersii の繁殖可能な流域を拡大するために,底質を改善する河床造成実験を行い,その効果を検討した。本種の遡上期前に粘土底質が広がる流域に 8 つの実験区を設けて,河床表面の粘土を含む細粒底質を砂礫と入れ替えた。繁殖盛期に実験区とそれと隣り合うコントロール区の繁殖利用状況を調査したところ,実験区で卵塊数が有意に多く,河床造成により本種の繁殖利用が促されることが示された。
  • 飯田 真也, 宮内 康行, 小倉 康弘, 江田 幸玄, 片山 知史
    2015 年 81 巻 4 号 p. 725-727
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/08/15
    ジャーナル フリー
    Dry marking はサケ属魚類の卵を定期的に空気中へ露出し,耳石に識別可能なマークを施す省コストな標識であるが,ロシアでしか実用されていない。本研究では,我が国における Dry marking の能否を検証した。相対湿度(RH)が平均 95.2% で推移した水槽では鮮明な標識を施すことに成功したが,標識作業中の RH が平均 98.4%,作業の後半にほぼ飽和状態に達した水槽では,その精度が著しく低かった。鮮明な標識を施すには,卵を露出した水槽内の平均 RH を概ね 95% 以下に留める必要性が示唆された。
シンポジウム記録
I.魚類における Calycin
II.魚の α1-酸性糖タンパク質
III.フグ毒結合タンパク質
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