日本水産学会誌
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85 巻, 5 号
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巻頭言
平成30年度水産学技術賞
報文
短報
  • 杉浦 省三, 高橋 克幸, 小林 佳瑚
    原稿種別: 短報
    2019 年 85 巻 5 号 p. 503-505
    発行日: 2019/09/15
    公開日: 2019/09/28
    [早期公開] 公開日: 2019/08/29
    ジャーナル フリー

     ウナギ代替フィレの開発を目的として,外来ナマズ2種(クララ,カイヤン)に肥育飼料を給餌して養殖した。これを,養殖業者から購入したニホンウナギとあわせて,化学分析と食味試験(蒲焼)によって比較・評価した。両種とも,肥育飼料を給餌することで,フィレの脂質含量が増加した。食味試験では,ウナギとクララの肉質(固さ)が同等の評価となった。「脂濃さ」では,カイヤンの腹肉がウナギよりも高い評点となった。一方「うなぎらしさ」で,クララが最も高い評点となった。

  • 東谷 福太郎, 川口 修, 御堂岡 あにせ, 岩本 有司, 松本 拓也, 長尾 則男, 馬渕 良太, 谷本 昌太
    原稿種別: 短報
    2019 年 85 巻 5 号 p. 506-508
    発行日: 2019/09/15
    公開日: 2019/09/28
    [早期公開] 公開日: 2019/08/29
    ジャーナル フリー

     飼育水の塩分が死後硬直へ及ぼす影響を明らかにするため,致死直後から完全硬直に至るまで硬直指数および尾部の垂下角度を算出し,これらの経時変化をモデル化し,海水即殺区,希釈海水即殺区,海水苦悶区で比較した。希釈海水即殺区は海水即殺区と比較して,完全硬直に至るまでの時間に差はなく,海水苦悶区のみ有意に短かった。また希釈海水即殺区は海水即殺区と比較して致死直後の垂下角度が有意に小さかった。飼育水の塩分は死後硬直の進行速度に影響を及ぼさないが,致死直後の垂下角度を有意に低下させることが明らかとなった。

シンポジウム記録
イカナゴを巡る諸問題と生物学
I.分類と形態
II.生理・行動学的特性
III.資源生態学的特性
懇話会ニュース
話題
水産科学の分野で活躍する女性たち 57
企業だより
Abstracts of Original Papers
理事会だより
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