日本水産学会誌
Online ISSN : 1349-998X
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90 巻, 4 号
選択された号の論文の25件中1~25を表示しています
巻頭言
令和5年度論文賞受賞論文紹介
令和5年度水産学奨励賞
報文
短報
  • 石川 哲郎, 鈴木 貢治, 矢倉 浅黄, 長岡 生真, 小山 光久, 木村 博明, 髙橋 正晴, 芳賀 晴也, 髙松 秀樹
    原稿種別: 短報
    2024 年 90 巻 4 号 p. 355-357
    発行日: 2024/07/15
    公開日: 2024/07/20
    [早期公開] 公開日: 2024/07/03
    ジャーナル フリー

     2023年は黒潮系水の波及が強いことから,黒潮に輸送され宮城県沿岸に来遊するマアナゴ葉形仔魚の来遊量が例年よりも多いと予測されたため,2023年の葉形仔魚の採集結果を2013–2022年のデータと比較した。2023年は採集尾数,CPUE共にこれまでで最も高い値を示した。葉形仔魚の来遊期である3–6月の水温及び塩分は2023年が最も高かった。これらのことから,予測のとおり,例年よりも黒潮系水の沿岸への波及が強く,多くの葉形仔魚が宮城県沿岸に輸送されたものと考えられた。2023年の葉形仔魚の大量来遊が卓越年級群につながるかどうか継続的な調査が必要である。

  • 川崎 琢真, 執行 達弘, 橋田 修吉, 辻野 二朗
    原稿種別: 短報
    2024 年 90 巻 4 号 p. 358-360
    発行日: 2024/07/15
    公開日: 2024/07/20
    [早期公開] 公開日: 2024/07/03
    ジャーナル フリー

     カキ類の貝殻は個体毎に形が異なることから,外観から産地や銘柄を判別するのは極めて困難である。そこで本研究では,カキ類の稚貝が付着場所の表面に沿って成長する性質に着目し,凹凸により任意の文様を表面に成形した付着器上でカキ類の稚貝を育成することで,付着器に施した文様をカキの左殻に転写することが可能かどうかについて検証を行った。本研究の結果,付着器表面に凹凸で文様を成形することで,養殖カキの左殻に文字,図形または絵柄などの任意の文様を転写することが可能であることが明らかになった。

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