日本海水学会誌
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41 巻, 3 号
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  • 杉野 邦雄, 西 末雄
    1987 年 41 巻 3 号 p. 113-122
    発行日: 1987年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 久保田 昌治, 黒田 修, 高橋 燦吉
    1987 年 41 巻 3 号 p. 123-141
    発行日: 1987年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 江原 亮, 山口 久雄
    1987 年 41 巻 3 号 p. 142-151
    発行日: 1987年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    昭和47年, 日本専売公社の指導により日本の製塩業者は従来の製塩法から, 電気透析と多重効用蒸発からなる新しい方法に転換した.このプロセスでは, 大部分の電力はタービン発電機によって発電され, タービンの廃気が蒸発に用いられるもので, したがって変動費の90%以上がボイラー燃料によって占められるものである.
    オイル・ショック後, 製塩業者の一員である当社は, ボイラー燃料をより安価なものに転換することを計画した.当社の場合, ボイラーは高負荷型 (約600kW/m3) のものであるので, 難燃焼性の燃料をボイラー能力を下げることなく使用することは困難であった.
    最初, 代替燃料としてユリカピッチと重油の50%混合物を用いることとした.これは, 重油の約80%の燃料費で, 満足な操業ができた.
    次にさらに燃料費を削減するため, ディレードコークスを微粉砕したものを, とくに開発した予備燃焼炉を用いて使用することとした.操業の初期には種々のトラブルがあったが, それらの対策を行い, 現在, 当初のボイラー能力を下げることなく, 重油の約40%の燃料費を享受することが可能となっている.
  • 宮井 良孝, 大井 健太, 加藤 俊作
    1987 年 41 巻 3 号 p. 152-156
    発行日: 1987年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    海水中の有用溶存資源の採取技術の確立を目的とした研究の一環として, リチウムの吸着採取について検討している.今回はリチウムをドーピング剤とするミクロポア型マンガン酸化物の調製条件と物性ならびに吸着性との関係について検討し, 次のような結果を得た.
    1) γ型二酸化マンガンにリウチムを導入したものを加熱処理した場合, 処理温度が430℃以下では結晶状態には変化がなく, 500°C以上ではLiMn2O4とα-Mn2O3に変化した.
    2) 加熱処理試料を酸処理するとき, リチウムの溶出量は試料の結晶状態と深く関係した.すなわち, γ型二酸化マンガンでは含有量の約70%, LiMn2O4型では90%以上のリチウムを溶出することができた.X線回折の結果, LiMn2O4のスピネル構造は酸処理によって壊されないことがわかった.
    3) 加熱処理温度が580~660°Cにおいて得られた吸着剤は, 海水からのリチウム採取率が最も大きく, HMnO 50mg/海水2dm3の条件において, その回収率は60%に達した.
  • 尾方 昇
    1987 年 41 巻 3 号 p. 157-161
    発行日: 1987年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
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