日本海水学会誌
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43 巻, 4 号
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  • 進藤 勇治, 白田 利勝
    1989 年 43 巻 4 号 p. 191-199
    発行日: 1989年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • デバイス化された化学センサー
    藤嶋 昭
    1989 年 43 巻 4 号 p. 200-207
    発行日: 1989年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 環境分析に関する研究 (第45報)
    杉本 太, 木村 彰宏, 前田 嘉道, 安積 敬嗣
    1989 年 43 巻 4 号 p. 208-211
    発行日: 1989年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    海水中の微量モリブデンを黒鉛炉原子吸光分析法で定量する際の前濃縮法ついて検討を行い, 次の結果を得た.
    (1) DDTCと鉄 (III) を併用すると, 微量のモリブデンが定量的に共沈し, この沈殿に過酸化水素水 (3.0%) 30mlを加えて加熱分解すると, モリブデンは定量的に回収できる.
    (2) 検量線は良好な直線関係を示し, 検水が500mlの場合の検出限界は0.5μg/l, 定量下限は1.7μg/lであった.
    (3) 本法を用いて海水中のモリブデンの定量を標準添加法により行った結果, 標準添加検量線の勾配は検量線の勾配とよく一致し, 検量線法により定量できることがわかった.
    (4) 海水について5回の繰返し測定を行った結果, その相対標準偏差は2.3%であり, 分析精度も良好であった.
  • 環境分析に関する研究 (第46報)
    岩谷 浩樹, 前田 嘉道, 安積 敬嗣
    1989 年 43 巻 4 号 p. 212-217
    発行日: 1989年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    鉄 (III) 再沈殿法を用いて蛍光X線分析法により環境水中の全リンを定量する方法について検討した. その結果を要約すると,
    1) 検水に鉄 (III) 沈殿剤を3.0mg加え, pH 5に調整すると, 有機態リン酸は無機態のリン酸と同様に定量的に沈殿する.
    2) 直接法では共存塩や検水量の影響を受けて蛍光X線の強度が変動するため, 検量線法では精度よく定量できない.
    3) 再沈殿法を用いると共存塩や検水量に関係なく一定のX線強度を示し, 検量線法で定量可能である.
    4) 検水500mlを用いたときの検出限界は1.2μg/l, 定量下限は4.0μg/lである.
    5) 海水, 河川水, 雨水等の環境水中に含まれる微量の全リンの定量に本法が利用できる.
  • 鵜川 直彦, 中谷 郁夫, 岩橋 英夫
    1989 年 43 巻 4 号 p. 218-224
    発行日: 1989年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    逆浸透膜の透過水量の経時変化を推算するために重要な膜の圧密化現象について, 三酢酸セルロース中空糸膜を用いた基礎試験と, 新たに提案した粘弾性モデルによる解析を行い以下の結論を得た.
    (1) 総面積約1,500cm2のミニ中空糸モジュールに塩化ナトリウム水溶液を加圧供給し, 透過水量および塩除去率の圧密化による経時変化を種々の条件下で測定した.
    (2) 運転途中で供給水圧力が低下した場合には圧密化が緩和され純水透過係数A値が増加し, 逆に圧力が増すと圧密化が促進されA値の低下することが観察された. また, 運転を停止し常圧で保管すると, 保管時間に応じて圧密化が回復し, A値の上昇が認められた.
    (3) 粘弾性理論にもとついたモデルを作成し, A値の経時変化を推算した. 供給圧力一定および途中変化するいずれの場合においても, 推算値は実測値にほぼ一致した. また常圧下で保管した場合のA値の増大, 運転再開後のA値の経時的減少についても本モデルによる推算が可能であった.
  • 江原 亮
    1989 年 43 巻 4 号 p. 225-233
    発行日: 1989年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
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