日本海水学会誌
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45 巻 , 5 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 後藤 藤太郎
    1991 年 45 巻 5 号 p. 253-258
    発行日: 1991年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 緒方 正名, 藤沢 邦康
    1991 年 45 巻 5 号 p. 259-266
    発行日: 1991年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    わが国における代表的な石油汚染魚の発生例について記述した. また, 全国の水産試験場へのアンケートによる油臭魚発生を集計し, 年代別, 地域別, 原因別に分類した.
    水島海域で発生した油臭魚 (油臭ボラ) の中に石油精製工場排水に由来するトルエンを同定した. ついで, 岩国海域で捕獲された油臭魚から, 単環芳香族化合物, オレフィン類 (A重油成分) を検出した. また, 水島コンビナートに存在する石油精製工場の重油タンクからのC重油漏洩事故の際に, 水島海域で捕獲された石油汚染魚 (カレイ) からアルキルベンゾチオフェン類の有機硫黄化合物を検出した.
    現在までの成績から石油による環境および生物モニタリングには, 海域環境中試料としては海水, 海底泥が, また, 生物ではムラサキイガイが指標生物として適当であることが認められた.また, 石油汚染の指標化合物として, トルエンなどの単環芳香族化合物およびアルキルベンゾチオフェン, ジベンゾチオフェン, アルキルベンゾチオフェンなどの有機硫黄化合物が有効であることを述べた.
  • 大久保 勝夫
    1991 年 45 巻 5 号 p. 267-275
    発行日: 1991年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    1) 石油の水産生物への有害性は, 一般の有害物のように有害度を数値で示すことは難しいが, 石油に対する海産生物の耐性は, おおよそ植物プランクトン<動物プランクトン<魚卵・稚仔<魚の順である.
    2) 海洋における石油汚染の発生件数は横ばいで, 船舶からのものが大部分である.
    3) 流出油処理には毒性のおそれのない物理的方法が望ましいが, 現場の実状は油処理剤に頼らざるをえない.
    4) 油処理剤の毒性は, 新型になって飛躍的に改善されたが, このことが一般には正しく認識されていないのではなかろうか.
    5) トレー・キャニオン号事故では, 岩礁地帯の油を油処理剤で洗滌して, 沿岸生物に甚大な被害が出た.
    ジュリアナ号事故では, 当時の気象, 海象その他の条件からみて, 油処理剤を使用しなくても油は自然消滅したかもしれない.
    水島重油流出事故では, 対象がC重油で, 油処理剤の性能を考えると効果は期待できなかった.
    これら三つの事故とも, 現場に油処理剤の特性が理解されていなかったという印象がある
    6) 流出油事故の場合, 処理可能な限界のスケールがあると思われる
  • 徳田 廣
    1991 年 45 巻 5 号 p. 276-282
    発行日: 1991年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 村谷 茂典, 岸本 茂孝, 赤間 美文
    1991 年 45 巻 5 号 p. 283-286
    発行日: 1991年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    漬物用塩に添加物として含まれているりんご酸, くえん酸は, 従来GC法によって定量されてきた. これは, 操作が繁雑であり, 分析にも時間がかかるなどの欠点がある. そこで簡単な操作で定量できるEPLCを用いて, りんご酸, くえん酸を定量する際の最適条件を検討した. りんご酸, くえん酸の分離状態も良好であり, 0.01から0.2%まで定量可能となった. また本法により実試料数種について定量し, 良好な結果を得た. 本法は, 漬物用塩の添加物であるりんご酸, くえん酸の定量に有効な方法であった.
  • 高木 憲夫, 広津 孝弘, 菅坡 和彦, 高井 信治, 板垣 孝治
    1991 年 45 巻 5 号 p. 287-293
    発行日: 1991年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    本研究では, 海水ウラン採取用の吸着剤として注目されているAO-樹脂を用いて, 試作した流動層方式海水ウラン吸着装置による海水ウラン採取を検討した. 海水ウラン採取における実際に則した課題を得るために, 生海水からの長期連続ウラン吸着実験を試みた. とくに, AO-樹脂の流動状態およびウランの物質収支に注目し, 以下の結果を得た.
    1) 流動層を形成するAO-樹脂によるウラン吸着速度は, 海水の空塔速度範囲60~240h-1では一定である.
    2) AO-樹脂の安定な流動状態は線速度範囲10~30cm min-1において得られる.
    3) 流動槽の圧力損失は, 主として海中生物による支持網の目詰まりによる
    4) AO-樹脂の形状の変化はない.
    5) 安定な流動条件におけるウラン回収率は生海水温度の高い夏期では76%, 一方冬期では41%である.
    以上の結果から, 流動層方式海水ウラン吸着装置を用いることにより長期のウラン採取が可能であることがわかった
  • 岩附 正明, 新野 靖, 深沢 力
    1991 年 45 巻 5 号 p. 294-299
    発行日: 1991年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    試料中のマグネシウム, カルシウム, カリウム, ストロンチウムおよび硫酸イオンの簡便なXRF定量法を開発するため検討した結果,
    1) カルシウム, ストロンチウムおよび硫酸イオンについては, 110℃ 乾燥試料粉末を振動ミルで4分間程度粉砕し, よく混合して加圧成形した試料のカルシウム, ストロンチウムおよび硫黄の各Kα 線強度またはこれらとCl Kα線強度との比を測定すれば, 検量線法または標準添加法により簡便に定量できる.
    2) 検量線作成用試料は, 試薬特級塩化ナトリウムに所定量の各成分を含む標準粉末または標準溶液を添加して調製できる. この調製の際および標準添加法による試料調製の際の標準粉末の均一混合には塩特有な注意が必要である
    3) 一方, マグネシウムとカリウムについては, 並塩や中国塩などの110℃乾燥試料では試料の表裏のMg KαおよびK Kαの強度差が大きいなど, 問題があった. これには含まれているマグネシウム塩の吸湿性が関与していると思われるが, 今後さらに詳しく研究する必要がある.
  • 山内 昭
    1991 年 45 巻 5 号 p. 300-304
    発行日: 1991年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
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