日本海水学会誌
Online ISSN : 2185-9213
Print ISSN : 0369-4550
ISSN-L : 0369-4550
51 巻, 6 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 柘植 秀樹
    1997 年 51 巻 6 号 p. 348-357
    発行日: 1997年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 尾上 薫, 三朝 元勝
    1997 年 51 巻 6 号 p. 358-362
    発行日: 1997年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 差圧法による結晶懸濁密度の検出
    長谷川 正巳, 伊藤 浩士, 大久保 和也, 二宮 直義
    1997 年 51 巻 6 号 p. 363-368
    発行日: 1997年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    晶析装置内の結晶懸濁密度を測定するために, 高さ位置の異なる2つの圧力検出器の間の差圧を検出する方法を検討した. 圧力検出器間距離4,000mmの円筒型装置に粒径範囲0.33~0.74mmの結晶を懸濁させた場合, 実測値と計算値は良好な相関関係にあった. また, 圧力検出器取付け部に高温の水, あるいはかん水を供給することによって, スケーリングトラブルを防止できることがわかった. これらの知見を基に, 有効加熱面積400m2の工業装置に導入し, 実用化の検討を行ったところ, 循環系での密度測定法に比べ晶析装置内の平均的な結晶懸濁密度が検出できることが明らかとなった.
    最後に本実験の実施にあたり,多大なご協力をいただきました塚本孝臣, 山田文彦両氏をはじめ, ダイヤソルト (株) 崎戸事業所の皆様に, 厚く御礼申し上げます.
  • 差圧法による缶内液組成管理方法の検討
    長谷川 正巳, 伊藤 浩士
    1997 年 51 巻 6 号 p. 369-374
    発行日: 1997年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    缶内液のボーメ比重を測定する方法として, 圧力検出器間の高さ方向距離2,000mmを有する円筒型差圧計, 密度計および屈折率計の適用を検討した. 差圧測定法による密度は密度計と同様にボーメ比重と良好な相関が見られたが, 屈折率はばらつきが大きかった, これら缶内液の物性値は塩類濃度により相関され, それと電気透析プロセスで得られるかん水の塩類組成比を組み合わせることにより缶内液組成の推定方法を提出した.
  • 中岡 勉, 池上 康之, 津田 稔, 上原 春男
    1997 年 51 巻 6 号 p. 375-387
    発行日: 1997年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    スプレーフラッシュ蒸発の非平衡温度差の経験式を用いて, 最小電力量で最大造水量を得るための最適化プログラムの計算式の詳細を示すとともに, 1日当たり造水量1000トンのスプレーフラッシュ蒸発式海水淡水化システムの計算結果について示した. 主な結果を次にまとめた.
    (1) 1時間に得られる淡水の量当りの消費電力, すなわち, 最小評価関数γminは, 式 (64) で近似できる.
    (2) 温冷海水入口温度差が大きくなると, 全てのポンプ動力は減少する. また, 温海水ポンプ動力PWSは, 総ポンプ動力PTの約40%を占める. 冷海水ポンプ動力PCSは, 総ポンプ動力PTの約50%を占める. 排出ポンプ動力PBDは, 総ポンプ動力PTの約10%を占めている. 真空ポンプ動力PVは, 約10kWにこなる.
    (3) 温冷海水流量は, 温冷海水入口温度差が大きくなれば減少する.
    (4) 放出溶存空気容量は, 冷海水入口温度TCSIの変化による影響が大きい.
    (5) 淡水化比は, 温冷海水入口温度差が大きくなると増加する. これは, 温冷海水入口温度差が大きくなるにつれて, スプレーフラッシュ室内の過熱度が大きくなるためである. 温冷海水入口温度差(TWSI-TCSI)が15.0℃~29.0℃の範囲では, 淡水化比は, 0.96~1.93%となる.
    (6) 造水用凝縮器伝熱面積ADCは, 式 (72) で近似できる. 温海水入口温度TWSIが28.0℃, 冷海水入口温度TCSIが5.0℃の時, 造水用凝縮器伝熱面積ADCは, 約600m2必要である.
  • Izuru KAKUTA, Masae YUKAWA, Yoshikazu NISHIMURA
    1997 年 51 巻 6 号 p. 388-394
    発行日: 1997年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    耳石の元素組成の変化から魚類の生息環境履歴を捉えるための基礎資料を得ることを目的として, 飼育環境水の塩分濃度の違いがハゼ科魚類のチチブの耳右の元素組成に及ぼす影響を調べた。耳石中元素の分析には, 非破壊分析法であり, 小さな試料からでも, 多元素を同時に高感度で検出できる, 荷電粒子励起X線放射化 (PIXE) 法を使用した。チチブの耳石中より, P, Cl, K, Ca, Mn, Fe, Cu, Zn, Srが検出された。環境水の塩分濃度と耳石のCl, K, Sr濃度およびこれら元素とCaの濃度比の間には正の相関が, 耳石のMnやZnの濃度およびこれら元素とCaの濃度比の間には負の相関が認められた。すなわち, 耳石の当該元素濃度および当該元素とCaの濃度比は, 耳石から魚の生息塩分履歴を予測する際の有効な指標となることが示唆された。
  • 青野 宏通, 定岡 芳彦
    1997 年 51 巻 6 号 p. 395-398
    発行日: 1997年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
feedback
Top