日本海水学会誌
Online ISSN : 2185-9213
Print ISSN : 0369-4550
ISSN-L : 0369-4550
54 巻, 1 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 松永 勝彦
    2000 年 54 巻 1 号 p. 3-6
    発行日: 2000年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 米原 洋一
    2000 年 54 巻 1 号 p. 7-12
    発行日: 2000年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 豊倉 賢
    2000 年 54 巻 1 号 p. 13-20
    発行日: 2000年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 須藤 雅夫, 市川 祥久, 居波 永治, IRVAN, 岡島 敬一, 鈴木 款, 皆川 昌幸, 金森 敏幸
    2000 年 54 巻 1 号 p. 21-29
    発行日: 2000年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    海水溶存二酸化炭素を測定するための光ファイバーセンサーを作製した.このセンサーは光ファイバー, 気体透過膜, 蛍光指示薬溶液から成る.センサーに用いた蛍光指示薬は1-Hydroxypyrene-3, 6, 8-Trisulfonic Acid Trisodium Salt (HPTS) である.二酸化炭素は気体透過膜 (疎水性膜) を通じて拡散し, 蛍光指示薬溶液のpHを変化させる.その結果HPTSの水酸基から水素イオソがとれた形 (PTS4-) が発する蛍光の強度が変化する, HPTSの特性評価のための理論計算からpHが6.5-8.0の範囲で感度が最もよいことが分かった.そのため二酸化炭素の測定範囲において蛍光指示薬溶液のpHをこの範囲に調整することで感度を向上することができた.しかし蛍光物質の濃度が5×10-4kmol m-3以上では, 励起光の減衰の影響でpH依存性を示さなかった.二酸化炭素濃度変化 (0-600ppmv) に対する蛍光強度変化をCCDによって検出した.二酸化炭素濃度が0→100ppmvに変化する時の応答は100→200ppmv以上の変化よりも長時間を必要とした.プローブはチューブ型膜と平膜を用いた2種類作製した.応答時間は膜厚や蛍光指示薬溶液内の二酸化炭素の拡散距離に影響される.また多孔質PTFE膜 (孔径: 1.0μm, 膜厚: 85μm) を用いることで応答時間を短縮することができ, 二酸化炭素濃度の変化Δ100ppmv (二酸化炭素濃度が200ppmv以上の時) で10分の結果を得た.
  • 村瀬 和典, 込山 有人, 池谷 厚, 古川 雄一郎
    2000 年 54 巻 1 号 p. 30-36
    発行日: 2000年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    砂漠の緑化, 飲料水, 太陽電池との統合に用いる新しい屋根型の多重効用型太陽熱膜蒸留装置の特性を, 実験及び数値計算により解析した. ブラインは凝縮板裏面より集熱板裏面に, 向流または並流方向で循環する. この循環は, 凝縮潜熱と集熱器からの熱伝導による予熱効果と凝縮板の冷却効果がある. 並流方向は, 安定かつ均一にブラインを供給し, ドライアウトやスケールの発生予防といった利点がある。実験結果から, 1) 単段型膜蒸留器と比較して, 蒸留量は最大で3.9倍に増加した. 2) 東京における一日当たりの日射量2.9kW/(m2・d) における蒸留量は1.1kg/(m2・d) であった. 3) 蒸発効率は18%から32%に達した. シミュレーションによると造水量はブラインの供給温度と流量に無関係であることが判った.
  • 高羽 洋充, 中尾 真一
    2000 年 54 巻 1 号 p. 37-44
    発行日: 2000年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    未利用エネルギーを利用した高温逆浸透法淡水化プロセスの実現可能性について検討した.高温の海水を供給することによって逆浸透膜の体積透過流束は2倍近くになり, 所用膜面積を半分近くに押さえられることが明らかとなった.また, 何らかの未利用エネルギーによる高温熱源が確保できる場合には, 従来の常温逆浸透法に比べて60%の低エネルギーで造水が可能であることがモデル計算で示された。高温海水の利用プロセスは, 装置のコンパクト化, 未利用エネルギーの有効利用, などの長所を持つ優れたプロセスとなる可能性が示された.
  • 減塩に降圧効果はあるのか? また減塩は可能であり, 危険性はないか?
    橋本 壽夫
    2000 年 54 巻 1 号 p. 45-53
    発行日: 2000年
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
feedback
Top