日本海水学会誌
Online ISSN : 2185-9213
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64 巻 , 1 号
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巻頭言
特集:「マイクロバブル・ナノバブルの特性とその応用」
まえがき
解説
報文
  • -気泡径およびCO2/NH3モル比が結晶多形に及ぼす影響-
    松本 真和, 福永 知洋, 鈴木 将土, 尾上 薫
    2010 年 64 巻 1 号 p. 11-18
    発行日: 2010年
    公開日: 2011/07/05
    ジャーナル フリー
    本研究では,CO2/NH3微細気泡の導入により生じる微細な気-液界面を結晶核化が進行する新規な反応場として用い,CaCO3の結晶構造(多形)を制御するための晶析技術の開発を行った.微細な気-液界面では,気泡の微細化およびCO2へのNH3の混合による局所過飽和場の生成にともない析出多形の変化が期待できる.反応温度が298Kにおいて,Ca(NO3)2水溶液に自吸式気泡発生器を用いてCO2/NH3/N2気泡を連続供給する半回分式反応によってCaCO3を晶析させた.反応晶析中の水溶液pHは,HNO3およびNH4OH水溶液の滴下によって9.7で一定に保った.平均気泡径(dbbl)は,N2モル供給速度の制御によって40 - 1000μmの範囲で変化させた.CO2モル供給速度が一定の条件下でCO2/NH3モル比(αCO2/NH3)を0.20 – 1.00の範囲で所定値に設定した.dbblおよびαCO2/NH3の変化によって,気泡の微細化およびCO2へのNH3の混合がCaCO3の多形現象に及ぼす影響について検討を行った.その結果,CO2/NH3微細気泡を用いたCaCO3の反応晶析では,dbblの減少にともない析出多形がバテライトからアラゴナイトに変化すること,および,気泡の微細化にともなうアラゴナイトの生成はαCO2/NH3の減少により顕著に促進されることを明らかにした.
解説
総説
  • 堤 裕昭
    2010 年 64 巻 1 号 p. 31-38
    発行日: 2010年
    公開日: 2011/07/05
    ジャーナル フリー
    Aquaculture has developed in the enclosed bays and coves along Japanese coast since the 1970s, and the total catch reached approximately 1.2 million tons per year by 2007. However, many fish farms are suffering from a deterioration in water quality. To keep DO conditions of the farms is one of the most serious tasks for sustainable development. Two different measures have been adopted recently for the management of water quality of the farms. One is to move the farms to offshore areas in the open seas to increase water exchange, and another is to develop a new technique to increase DO supply to the water of the present farms in the enclosed coastal seas with microbubble injectors. In this review, I focus on recent achievements of microbubble techniques for aquaculture, and refer to the sustainable development of fish farming in the enclosed coastal seas with this technique.
報文
  • 勢村 均, 石田 健次, 中上 光, 林 育夫
    2010 年 64 巻 1 号 p. 39-43
    発行日: 2010年
    公開日: 2011/07/05
    ジャーナル フリー
    本報告は島根県隠岐の浦郷湾で養殖されているイワガキの最初の成熟時期および過程を明らかにするために行った調査研究結果を述べたものである.1995年5月から12月にかけて,垂下養殖された0歳イワガキを毎月採取し,殻高,軟体部重量,生殖腺指数の測定および組織学的分析を行い,成熟段階の推移を観察した.その結果,生殖腺の発達開始時期は,従来報告されている漁獲サイズのイワガキの発達開始時期より遅れることと,ほとんどが殻高50mm程度になる8月頃に性成熟に達することから,放卵・放精のピ-クは,漁獲サイズのイワガキと同様に8月から9月にかけての最高水温期からの下降期であることが推定された.
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