大気環境学会誌
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30 巻 , 1 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
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  • 森口 祐一, 松岡 譲, 原沢 英夫
    30 巻 (1995) 1 号 p. 1-19
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    複雑な道路構造や建物の密集する市街地にも適用可能な自動車排出ガスの拡散予測手法の開発を目的として, 有限差分法を用いた数値解モデルを構築した。このモデルは建物や道路構造物など気流に影響する障害物の存在を境界条件として, 混合距離モデルで乱流粘性を表現して風速場を解き, ついで得られた風速場のもとで汚染物質の移流拡散を解く2段階からなる。風速場の数値解法として, Semi-Implicit Method for Pressure Linked Equations (SIMPLE) 法とその変形法であるSIMPLER法とSIMPLEST法, およびSIMPLER法をもとに新たに作成したより簡便なアルゴリズム (簡便法) を適用した。4種の算法を比較した結果, 簡便法以外は計算初期に発散しやすく, 初期段階を簡便法で計算した後に各算法に切り替える方法が最も高速であった。簡便法はそれ単独で用いた場合でも, 計算速度ではやや劣るが格子数や境界条件が変化しても安定して収束解を得られる利点がある。モデルの適用の第1段階として, 道路軸方向の現象の一様性を仮定して道路からの距離方向と鉛直方向のみを扱う2次元直交風モデルを作成した。大阪府下で行われたトレーサーガス拡散実験のうち, 平坦地および高層ビル街の2地区についての実験結果との比較により, 2次元直交風モデルの検証を行った。高層ビル街に生じるストリートキャニオン現象の再現を含め, 両地区ともにモデルによる計算結果は実測された濃度分布とよい一致をみた。
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  • 森口 祐一, 上原 清
    30 巻 (1995) 1 号 p. 20-37
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    第1報で報告した差分法による沿道自動車排出ガス拡散モデルの検証を行うため, 縮尺1/150の市街地模型を用いて風洞拡散実験を行い, 計算結果との比較を行った。これに先立ち, モデルを3次元問題に適用するための境界条件の設定法を整理した。風洞模型実験では, 平面, 堀割, 盛土, 高架の4種の道路構造と高層ビル, 中層ビル, 低層住宅の3種類の建物模型を組み合わせてさまざまな仮想的市街地を表現できるようにした。トレーサーガスにはエタンを使用し, 1つの設定について数十~数百地点で濃度を測定した。実験は道路直交風について行った。
    2次元構造として, 平坦地において道路構造を変化させる4種類と建物高さの異なるストリートキャニオン2種類の計6種類を, また, 3次元構造として道路に沿ったビルとビルの間隔を考慮したストリートキャニオンとこれに高架道路の加えた2種類を設定し, 各々2次元, 3次元差分モデルの結果と比較した。すべての設定について, 両者の結果は概ね一致した。風洞実験結果との比較から, 差分モデルにおいて, 発生源近傍や濃度勾配の大きい領域の格子幅を小さくとること, 構造物による気流への影響のスケールに比べて十分大きな計算領域をとることの必要性が明らかにされた。風洞実験で得られたモデルの拡散パラメータの値は前報で野外実験結果から得られた値より小さく, モデルの実フィールドの適用に際しては風洞との条件の相違に注意が必要である。
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  • 石井 康一郎, 吉野 昇, 岡本 眞一
    30 巻 (1995) 1 号 p. 38-52
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    都市内の中層ビルの道路沿道内およびその周辺における自動車排ガスの挙動を明らかにすることを目的として, 冬季の日中から夜間にかけてSF6を用いたトレーサーガス拡散実験を2回行った。上空風が弱風および強風各1回の条件下での風向・風速およびガス濃度の解析により次の結果を得た。
    (1) 道路に直角の上空風の場合, トレーサーガス濃度は道路内風上側沿道に偏って分布することが認められた。この時の風速を解析することにより, 道路内に循環流の発生が示唆された。
    (2) 道路に対して直角方向のトレーサーガスの濃度減衰の程度は, 道路内風下側は上空風速によって大きな変化はない。弱風時には道路内風上方向にガスの侵入が認められた。
    (3) 上空風が弱風の時には, 放出終了12時間後までビルの谷間にトレーサーガスの残留が確認された。
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  • 後藤 純雄, 杉田 和俊, 遠藤 治, 溝口 次夫, 石井 忠浩, 松下 秀鶴, 岩井 和郎
    30 巻 (1995) 1 号 p. 53-58
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    空気中の発癌関連物質の正確な経気道曝露実態を把握するための研究の一環として, ディーゼル排ガス粒子中の多環芳香属炭化水素 (PAH) の呼吸器への沈着率の測定を試みた。ディーゼル排ガスは1000rpm, 90%負荷時, およびアイドリング時のものを用いた。ディーゼル排ガスの一部をテント内に (日常空気の汚染濃度範囲で) 導入し, その中で協力者の呼気および吸気中のディーゼル排ガス中粒子を採取した。呼気中の粒子はHans Rudolphマスク等を用いて採取し, 吸気に相当するテント内空気中の粒子は低騒音型ローボリュームエアサンプラーを用いて採取した。採取されたディーゼル粒子中のPAH含有量をPAH高感度分析法を用いて測定した結果, 見かけの呼吸器内沈着率はほぼ50%となることが明らかになった。また, テント内空気の粒子濃度の上昇に伴って, 見かけの呼吸器内沈着量がほぼ直線的に増加することが明らかになった。
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  • 老川 進, 孟 岩, 上原 清, 大原 利眞
    30 巻 (1995) 1 号 p. 59-68
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    乱れの大きな都市キャノピー内での建物近傍の拡散場を明らかにすることを目的とし, 都市郊外にて立方体モデル建物を用いた野外拡散実験を行った。
    都市キャノピー内の流れ場は非常に大きな乱れが存在し, 屋根面上の濃度分布は, 屋根面全体に広く平均的に拡散しており, 乱れの小さな風洞実験で得られたものとは異なっている。屋上面の瞬間濃度と速度変動との関係を明らかにするために, 高応答性の濃度分析計と2台の超音波風速計とを用いて計測を行った。その結果, 屋上の逆流と上流の組織運動の間には強い相関がみられ, また、屋上中央から排出されたガスは, 屋根面上の逆流によって上流側に輸送されていることが明らかとなった。これらは, 上流の組織的運動が屋根面上の拡散場に大きな影響をあたえていることを示唆する。
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  • 後藤 隆雄
    30 巻 (1995) 1 号 p. 69-79
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    幹線道路におけるNO2汚染の機構を解明するために, TEA捕集管法を用いて年末年始におけるNO2濃度を調査した。次の3つの結果を見出した。
    第1は, 国道43号線および2号線の各路端部でのNO2濃度とそこを通過する車両数との関係は線形でないことを示した。
    第2は, しかし年末年始6日間のNO2濃度や交通量はそれ以外の日 (12/15~1/14) のそれらと比べて明らかに小さいだけでなく, この期日の祝土日と比べても明らかに小さいことを示した。
    第3は, NO2濃度は風向風速と関係し, 六甲山系からの北西風時には低く, 南西時に高くなった。43号線南北地点によって風向風速による影響が異なった。
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  • 指宿 堯嗣
    30 巻 (1995) 1 号 p. A1-A11
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • 八木 康雄
    30 巻 (1995) 1 号 p. A12-A14
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • 木村 祐二
    30 巻 (1995) 1 号 p. A15-A19
    公開日: 2011/11/08
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  • 村上 元彦
    30 巻 (1995) 1 号 p. A20-A23
    公開日: 2011/11/08
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