大気環境学会誌
Online ISSN : 2185-4335
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30 巻 , 5 号
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  • 平岩 万奈, 長山 隆志, 村田 友範, 山崎 淳司, 名古屋 俊士
    30 巻 (1995) 5 号 p. 297-306
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    大気汚染物質であるフロンガスの大気中への放出を防止する対策として, ゼオライト触媒によるフロン-11, フロン-12分子の分解を試みた。
    5.00gのペレット状ゼオライトを用いて, 400℃の温度下でフロン分子の触媒分解実験を行った結果, フロン-12に比べてフロン-11の方が多く分解されることが明らかとなった。
    次に, 長時間のフロン分子分解実験を行った際ゼオライトの触媒機能の劣化がみられた。これについてフロン分子分解後ガスの分析, フロン分子分解前後のゼオライト試料の粉末X線回折測定を行った結果, フロン分子の分解に伴って発生する酸によって部分的にゼオライトの骨格が破壊されることが明らかになった。さらに, フロン分子分解前後のゼオライト試料の赤外吸収スペクトルを観察することによって, ゼオライト試料の触媒としての寿命を, ある程度予測できることが確認された。
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  • 深瀬 治, 荒木 万嘉
    30 巻 (1995) 5 号 p. 307-315
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    オゾンのビタミンCへの影響を明らかにするため, 0.2~4.1ppmオゾンを4~16時間暴露したマウス肺のアスコルビン酸およびデヒドロアスコルビン酸の変化を検討した。結果は以下のとおりである。
    1. 全肺のアスコルビン酸は0.5ppm以上, 4時間または0.2ppm以上, 8時間暴露で有意に減少した。デヒドロアスコルビン酸は変化しなかった。8時間以内の暴露では, アスコルビン酸の減少は暴露量 (濃度×時間) に比例した。アスコルビン酸の減少をもたらす暴露量限界値は0.6ppm・hと計算された。
    2. 減少した全肺のアスコルビン酸は暴露終了後増加に転じて対照値以上となり, 後減少し対照値に近づいていった。
    3. 気道洗浄によって得られる気道のアスコルビン酸の比率は全肺の約5%であった。気道のアスコルビン酸は肺組織のそれよりもオゾン暴露によって著しく減少した。
    4. 全肺のα-トコフェロールは4.1ppm, 4時間暴露でも変化しなかった。
    5. 全肺の還元型グルタチオンは4.1ppm, 4時間暴露で有意に減少した。全肺の約1%を占める気道の還元型グルタチオンは2.0ppm, 4時間暴露で有意に減少した。
    6. 以上の成績から, マウス肺のビタミンCはα-トコフェロールおよび還元型グルタチオンよりオゾンの影響を受け易いことが示された。その主な原因は, ビタミンCの気道に分布する比率の高いことによるものと考えられた。ビタミンCのオゾン毒性軽減作用は, 肺におけるオゾンとの高い反応性によるものと推察された。
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  • 河野 吉久, 松村 秀幸, 小林 卓也
    30 巻 (1995) 5 号 p. 316-326
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    pH 3.5~4.0に維持した水耕培養液にAlCl3・6H2Oを0.5~20mM添加し, スギとヒノキを4ヵ月間栽培して生育におよぼすアルミニウム (Al) の影響について検討した。
    Ca濃度を0.8mMとしてAl濃度の影響を検討した結果, Al濃度が1mM以下では枯死する個体は観察されなかったが, 5mM以上になると枯死率が高くなるとともに, 生育を顕著に抑制することが明らかとなった。個体乾物重量の変化を指標とした場合, 樹種間の差異はほとんど認められなかった。
    両樹種とも培養液中のAl濃度が高くなると葉および根のAl含有量は有意に増加したが, 葉のCa, MgおよびP含有量は減少した。Al濃度の増加に伴ってスギの根のP含有量は増加したが, ヒノキでは変化がみられなかった。この結果から, スギとヒノキでは, Pの移行過程に対するAlの影響に差異のあることが推察された。
    スギとヒノキの個体乾物重量に有意な影響を与えたAlの最低濃度は5mM (135ppm) で, 草本や作物などで報告されている生育抑制濃度よりも顕著に高いレベルであった。このため, 将来的に土壌酸性化に伴ってAlの溶出影響が考えられるような状況となった場合, 草本植物や作物などの生長に対する影響や植生の変化が顕在化するとともに, スギやヒノキにも影響が顕在化する可能性が示唆された。
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  • 平野 高司, 内田 晶夫, 清田 信, 榎 幹雄, 相賀 一郎
    30 巻 (1995) 5 号 p. 327-336
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    0.1 ppmと0.2 ppmのO3, NO2, SO2を, スギの3年生クローン苗 (品種: シバハラ) に25℃, 70%RHで3時間, 単独および複合暴露し, 純光合成速度と葉面拡散コンダクタンス (LDC) に与える影響を調べた。さらにO3とNO2については, 0.1 ppmの混合ガスがスギ苗の純光合成速度とLDCに与える影響の品種 (シバハラ, ナカゲン) および暴露中の温湿度条件 (15, 25, 35℃;50, 70%RH) による違いについても調べた。25℃, 70%RHにおいて, 0.1 ppmのO3, NO2, SO2が単独でシバハラの純光合成速度を低下させることはなかったが, それら3種類のガスが同時に存在する場合には純光合成速度とLDCは有意に低下した。葉肉コンダクタンスの低下から, 純光合成速度の低下には気孔の閉鎖だけでなく葉緑体の光合成活性の低下も関与していると考えられた。
    0.1 ppmのO3とNO2の混合ガスがスギ苗の純光合成速度を有意に低下させることはなかった。しかし, LDCに与える影響は品種および温湿度条件により異なった。シバハラのLDCは50%RHでは変化しなかったが, 70%RHの15, 35℃において有意に低下した。一方, ナカゲンではすべての温湿度条件においてガス暴露によりLDCが有意に低下することはなかった。
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  • 池浦 太荘
    30 巻 (1995) 5 号 p. 337-343
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    行橋市周辺の石灰岩採石場やセメント工場からの粉じんが, デポジット貯留水のpHに与える影響を調べるため, 1987年2月-1988年2月の13ヶ月間水溶性成分の分析を行った。
    その結果, nss-Ca2+がpHを中性に近づけるのに大きく寄与している事が確認できた。また, デポジット捕集容器中でのMg (OH) 2の生成, 浄水場の前塩素処理後の浄水工程から出る塩素によるnss-Cl-の降下量増加などの現象を把握する事ができた。
    行橋市に降下する海塩粒子についても, 夏季は行橋市東部に接する周防灘が主な発生源であるが, 冬季は玄海灘などの西方海上から長距離を飛来している事が分かった。
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  • 森川 多津子, 若松 伸司, 前田 恒昭
    30 巻 (1995) 5 号 p. 344-350
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    試料濃縮およびキャピラリーガスクロマトグラフ法を組み合わせた, 大気中C2-C9炭化水素類の連続モニタリング用の全自動システムを開発した。分離カラムは内径0.53mmのアルミナプロットキャピラリーカラムであり, 抵抗として0.32mmのメチルシリコンキャピラリーカラムを直列に接続した。大気試料100-200mlを, TENAX GC, 活性アルミナおよび活性炭を充填した捕集管を用い, 液化炭酸で-10℃に冷却して捕集した。捕集した成分は, 40℃で分離カラム先端にフォーカスし, 昇温ガスクロマトグラフ法により定量した。0.1ppbレベルの大気中炭化水素を連続測定するための分析周期は90分である。標準試料による測定値の変動係数は一週間で±2%以下であった。
    本測定装置は無人での長期間わたる大気中炭化水素主成分のモニタリングに有効である。
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  • 幸田 清一郎
    30 巻 (1995) 5 号 p. A41-A54
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • 大滝 厚
    30 巻 (1995) 5 号 p. A55-A67
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • 環境庁大気保全局
    30 巻 (1995) 5 号 p. A68-A85
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
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