大気環境学会誌
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35 巻 , 3 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
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  • 河野 仁
    35 巻 (2000) 3 号 p. 133-143
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    欧米で進行しているガウス型プリュームモデルの大きな技術革新, 新世代拡散モデルについて解説する。新世代拡散モデルの代表としてOMLモデルを中心にとりあげ, その拡散パラメータが大気境界層のスケーリングパラメータから導かれる過程, そして, ルーチンの気象観測データからこの境界層のスケーリングパラメータを導く過程について示す。新世代の拡散モデルと従来の拡散モデルによる予測精度を比較した結果についても事例を示す。従来のPasqum-Gifford方式との違いについて議論するとともに, 我が国の近距離大気拡散モデルの発展方向について議論を行う。
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  • 石井 康一郎, 吉野 昇, 岡本 眞一
    35 巻 (2000) 3 号 p. 144-157
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    都市内のストリートキャニオン内に設置した線状の噴霧源から実施したエアートレーサー拡散実験で得られた, キャニオン内およびその周辺における濃度鉛直分布データを解析することにより, 次のことが認められた。
    (1) 道路に直角の上空風の場合, キャニオン風下側のビル上端部からキャニオン内部までトレーサーガスが降下し, 循環することが示された。
    (2) 強風時には, 噴霧されたガスがビル群の上空を経由して風下側後背地のビルの谷間に降下することが示された。
    (3) 周辺ビル高度30m程度の地域においては, 正規分布式から求めた道路内の道路端における鉛直方向の拡散幅σzoは, 強風時には約25m, 弱風時には22-42mであった。
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  • 竹内 政樹, 大河内 博, 井川 学
    35 巻 (2000) 3 号 p. 158-169
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    横浜市のほぼ中心部に位置する神奈川大学において, 露の発生状況を観測するとともに, 露水を採取し, 溶存成分の定量を行った。1998年の年間の露の発生頻度は22%(観測日348日中に77日発生) で, 冬季に最も多く発生した。また, 最大露水量の総和は7.7m憩で横浜における年間降雨量 (1901mm) の約1/250となった。露の体積加重平均pHは5.08 (3。04から7.82) であり, 総イオン濃度は雨水, 霧水よりも高く, その化学組成は雨水, 霧水と大きく異なっていた。また, 都市部 (横浜), 郊外地域 (町田), 山間部 (丹沢大山) において, 露水を同時採取し溶存成分濃度を比較した。その結果, 露水の化学組成は都市部, 郊外地域, 山間部で大きく異なり, 大気中のガス, エーロゾル濃度を強く反映していることが明らかとなった。
    露水に対するガス, エーロゾル成分の乾性降下速度を求るため, 露水内成分濃度に対して, 露水量, 大気中のガス, エーロゾル濃度および露水採取器の設置時間を説明変数として重回帰を行ったところ, 硝酸ガスの乾性沈着速度 (1.28cms-1) はエーロゾルの硝酸イオン (0.11cms-1) の約1o倍高く, 硝酸ガスの濃度変動が, 露水中の硝酸イオン濃度に大きく影響することが予想された。この重回帰により求めた乾性沈着速度と大気中のガス, エーロゾル濃度の実測値より算出した露水中硝酸イオン濃度の計算値は実測値の多くとほぼ一致していたことから, 露水中の硝酸濃度は大気中のガス, エーロゾル濃度によりほぼ説明できることが明らかとなった。ただし, 低pHを示した露水の硝酸濃度の実測値は計算値より高く, 五酸化二窒素などが吸収されることにより露水中硝酸イオン濃度が増加している可能性が示唆された。
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  • 前田 泉, 山本 弘捷
    35 巻 (2000) 3 号 p. 170-182
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    大気常時監視データを用いて, 岡山県南部におけるメタンの地域発生源の影響を把握するため, 土地利用形態や大気中メタンの季節変動および経年変動について検討した。
    大気中メタン濃度は, 日内変動の調査から下層大気の垂直気温減率の日内変動に追随し, 夜間高く日中低い変動を示した。地域間の濃度差は夜間顕著となることから, 同一日の最大濃度に比較的近い3時とバックグラウンド濃度に近いと考えられる15時とのメタン濃度差をメタン日較差とし, 地域発生源の影響を反映した値として解析対象とした。メタン日較差は各測定局から半径3.0kmの土地利用率と最も関連が深く, 7月に極大値を示し水田耕作との関連が認められた。1981年から16年間の間に発生した世界的な規模の異常気象が, 岡山県南部のメタン濃度に及ぼしたと考えられる影響を, メタン日較差の月平均値から観測することができた。
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  • 中島 孝江, 橋本 正史
    35 巻 (2000) 3 号 p. 183-189
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    好酸球の遊走に対する空気汚染物質とマクロファージとの反応の関与を明らかにする目的で, invitroでモルモット腹腔マクロファージ (Mφ) に対し, クリソタイル粒子 (CR) 又は亜硝酸イオン (NO2-) を曝露し, Mφ 反応培養液の好酸球遊走活性と培養液中の好酸球遊走物質であるロイコトリエンB4 (LTB4) の測定を行った。Mφ に対するCRの曝露により, 曝露濃度 (0.025-0.5mg/mL) に依存してMφ のLTB4産生能が上昇し (r=0.75, p<0.001), NO2-の曝露では曝露濃度 (0.13-270μM) に依存してMφ のLTB4産生能が低下した (r=-0.64, p=0.001)。このときMφ 反応培養液の好酸球遊走活性の有意な上昇および低下はみられなかった。Mφ が濃度0.5mg/mLのCRと反応して産生したLTB4量は, 好酸球の遊走惹起に必要なLTB4量の約1/10以下と推定された。
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  • 岩井 和郎
    35 巻 (2000) 3 号 p. A57-A65
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
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