大気環境学会誌
Online ISSN : 2185-4335
Print ISSN : 1341-4178
検索
OR
閲覧
検索
36 巻 , 5 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
  • 前田 泰昭
    36 巻 (2001) 5 号 p. 253-261
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    昭和47年, 大阪府立大学に赴任してから続けてきた大気環境科学の研究として
    (1) 微量大気汚染物質の化学発光連続定量法の開発
    (2) 凍結や蒸発など相変換過程における汚染物質の転換反応の解明
    (3) 材料腐食を指標とする複合大気汚染の評価
    (4) 超音波照射による有害化学物質の無害化
    の4課題について, 研究に至った経緯と得られた結果について記し, 従来と異なる観点から大気の測定と汚染物質の変換過程および処理を目指した28年間を振り返り, 得られた成果をまとめた。
    抄録全体を表示
  • 近藤 裕昭
    36 巻 (2001) 5 号 p. 262-274
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    本総説では平成8年から10年度に活動した大気環境学会モデリング・動態解析分科会で発表された内容を中心に, 最近の日本における数値モデルを用いた大気環境解析の発展についてまとめた。大気汚染の特徴はスケールによって異なるが, 対象のスケールに応じてモデルも発展をしてきた。ここでは, ミクロスケールからリージョナルスケールについてそれぞれのスケールで特徴的な現象と最近のモデルを用いた研究成果について紹介する。
    抄録全体を表示
  • 永井 清之, 水本 伸子
    36 巻 (2001) 5 号 p. 275-289
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    大気境界層では観測時間 (平均化時間) とともに, スパン方向風速v の変動σvが大きくなる。このため観測時間とともに煙のスパン方向拡散幅のも大きくなる。可動翼列法は, 風洞の上流に鉛直に設置された翼列を水平方向に加振し, 長い観測時間に応じた大きなσyを風洞で再現する加振法の1種である。本報告では可動翼列装置で人工的に発生させた乱流の特性について, 地面粗度やスパイヤを用いる従来の風洞実験法や自然風の観測値と比較し, 相似である点, 異なる点を明ら, かにした。また, その影響が乱流拡散に与える影響について考察した。可動翼列法による乱流は, 従来法や自然風と以下の点で大きく異なることがわかった。スパン方向2点でのv成分のコヒーレンスが翼列の加振周波数領域で大きい。鉛直方向に隔たる2点間でのv成分の相関係数は, 距離に対して相関係数が直線的に変化する。以下の点は従来法や自然風と同様であった。風速のエネルギスペクトルは周波数ピーク近傍から高周波数に向けて-2/3乗で減衰する領域を持つ。平均風速, 乱れ強さ, 乱流スケールの鉛直分布はべき乗で表される。v成分の頻度分布は正規分布と良く一致する。主流風速uとvのコヒーレンスは加振周波数領域を含めて低い。これらの結果から可動翼列法で人工的に低周波成分を発生させた風洞気流は, 横方向と鉛直方向の空間的な相関の分布が自然風より大きく一致しないことがわかった。しかし, 平均風速, 乱れ強さ, 乱流スケール, レイノルズ応力等の境界層の一般的な構造は自然風の特徴と良く一致した。
    抄録全体を表示
  • 永井 清之, 水本 伸子
    36 巻 (2001) 5 号 p. 290-300
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    自然風には低周期の変動が多く含まれるために, 煙の拡散幅は観測時間によって変化し, 煙軸の方向も観測時刻と観測時間によって変化する。本研究では, 1時間の観測時間に対する拡散幅の再現に加えて, その間に観測される煙の蛇行も一致させるとともに, 1時間平均の煙軸を風洞軸線に平行にする実用的な実験法を提案した。すなわち, 風洞気流のv成分のスペクトルについて, 短時間拡散幅の増大と煙の蛇行に有効に働く周波数領域の成分のみを再現し, 煙の平均流下方向を決定する領域の成分を0にした。加えて観測時間1時間に対応する。成分の乱れ強さを発生させ, 乱流の代表的な長さスケールを自然風と一致させた。この気流中での煙の拡散は, 野外観測での1時間平均拡散幅を再現した。また慣性小領域のスペクトルから, 短時間の拡散幅は, 可動翼列を用いない従来の実験法で再現されている短時間拡散幅とほぼ等しいと考察した。また, 1時間平均煙軸上では, 蛇行により増大すると考えられる濃度変動が, 可動翼列法では従来の実験法より2倍程度大きくなり, 最大濃度/平均濃度比は3.3倍大きくなった。これはGiffordの蛇行モデルから推測される値とほぼ一致する。
    抄録全体を表示
  • 中嶋 信美, 高橋 真哉, 玉置 雅紀, 久保 明弘, 青野 光子, 佐治 光
    36 巻 (2001) 5 号 p. 301-307
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    白山地域に生育しているアキノキリンソウ (Solidago virgaurea L.) のうち, 山頂部に生育しているグループ (ON) と登山口付近に生育しているグループ (BD) の種子を採取した。3週間自然光温室で栽格した実生に, 白色光と同時に紫外線 (UV-B) 照射を1日当たり12時間を行なった。UV-B照射開始から1週間および2週間後に試料を採取し, アントシアニン類の蓄積, 第3葉の葉面積および地上部の生重量を測定した。その結果, 1週間UV-B照射を行うとONではBDに比べて多くのアントシアニン類を蓄積し, その蓄積量はUV-B照射量と相関があった。その相関は2週間照射した場合でも観察された。第3葉の葉面積成長はON, BDともに阻害され, その阻害率はUV-B照射量と相関があったが, ONとBDの間に大きな差はなかった。また, ONの生重量増加はUV-B照射1週間目に強く阻害されていたが, 2週間目にはBDと同じ程度に回復していた。以上の結果から, BDとONではUV-Bに対して応答1生が異なり, ONはBDに比べて, UV-B照射により速やかに紫外線吸収物質であるアントシアニン類を蓄積できることから, 強い紫外線環境に適応できるものと考えられる。
    抄録全体を表示
  • 玉置 元則, 平木 隆年, 藍川 昌秀, 西川 嘉範, 田口 圭介, 松本 光弘
    36 巻 (2001) 5 号 p. 308-317
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    酸性雨の生態系への影響などを評価する際に不可欠である乾性沈着量を見積もるため, 大気汚染物質濃度を把握する手法の一つである4段ろ紙法 (F0-F3) を改良するとともに技術的な評価を行った。粒子捕集用の1段目 (F0ろ紙) には0.8μmのポリテトラフルオロエチレン (PTFE) ろ紙を用いることでほぼ完全にガスと粒子を分別することができた。2段目 (F1ろ紙) にはHNO3を選択的に捕集するポリアミドろ紙を使用したが, HNO3以外にもSO2, HCIおよびNH3が部分的に捕集された。3段目 (F2ろ紙) にはHNO3以外の酸性ガス捕集用に炭酸カリウム含浸セルロースろ紙を用いたが, ここではSO2とHCIが捕集された。リン酸含浸セルロースろ紙を用いる4段目 (F3ろ紙) ではNH3のみが捕集された。そのため, SO2とHCIはF1とF2ろ紙上の成分の合計量, NH3はF1とF3ろ紙上の成分の合計量として算出する必要がある。詳細な測定マニュアルを作成し, 精度管理を的確に行えば, 4段ろ紙法は乾性沈着量の面的な広がりなどの把握のために使用しうる。
    抄録全体を表示
  • 野内 勇
    36 巻 (2001) 5 号 p. A51-A57
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
feedback
Top