大気環境学会誌
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39 巻 , 6 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
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  • 神成 陽容, 馬場 剛, 植田 洋匡, 外岡 豊, 松田 和秀
    39 巻 (2004) 6 号 p. 257-271
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    大気輸送モデル研究に用いる基礎データを提供することを目的として, 日本全国を対象地域とする大気汚染物質排出インベントリーを開発した。対象年は1995, 1998年度であり, 対象物質はNOx, SO2, CO, NMVOC, PM10, NH3, CO2である。排出データは, 空間的には緯度5分, 経度7.5分のグリッドに分解され, 時間軸上には月別の昼夜別排出量として分解されている。1998年度における人為起源総排出量は, NOx 2.2Tg, SO2 1.0Tg, NMVOC 1.9Tg, CO 3.8Tg, PM10 0.18Tg, NH3 0.5Tg, CO2 1.1Pgであった。また, その他に卓越する発生源として, 植物起源NMVOC 1.8Tgが推計された。各汚染物質はいずれも都市活動の活発な地域で高密な排出量分布を示したが, NH3では農業起源の, NMVOCでは植物起源の特徴的な分布がみられた。NH3, NMVOCの排出は夏季にピークをもつ季節変動の特徴を示した。
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  • 早坂 英明, 福崎 紀夫, 近藤 聡美, 石塚 紀夫, 戸塚 績
    39 巻 (2004) 6 号 p. 272-279
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    新潟平野の西部に位置する国設巻酸性雨測定局において, 大気中のアンモニアガス (NH3) およびアンモニウム (NH4+) エアロゾルを, ハイボリュームエアサンプラーを用いて捕集し, これらの大気中濃度を測定するとともに窒素同位体比を測定した。巻測定局における大気中NH3濃度は日本国内では平均的な値であり, NH4+エアロゾル濃度はNH3濃度に比較して低い値となっていた。一方, NH3の窒素同位体比 (δ15N-NH3) およびNH4+エアロゾルの窒素同位体比 (δ15NNH4+) の平均値は, それぞれ,-8.3および+22.1%。と大きな違いが見られた。Heatonら (1997) の硫酸塗布ろ紙へのNH3の乾性沈着実験におけるガスーエアロゾル間の同位体比の変化等を考慮すると, 当調査地点のように大気中NH4+エアロゾル濃度に比較してNH3濃度が高い場合にはアンモニアがスーエアロゾル間に十分な化学平衡が存在し, 平衡同位体分別効果によりNH4+エアロゾルの窒素同位体比はNH3の窒素同位体比よりも高い値を示す可能性が指摘できる。
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  • 松橋 啓介, 田邊 潔, 森口 祐一, 小林 伸治
    39 巻 (2004) 6 号 p. 280-293
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    自動車からの大気環境負荷の排出量を正確かつ詳細に把握するために, 1996年の環境庁による推計手法を踏まえ, 走行距離あたり排出係数と走行量の推計区分を詳細化する等の改良を加え, より実態にあった排出量推計手法を開発した。走行量については, 昼夜率を8車種別に用いるとともに, 詳細な道路種別と沿道状況を考慮して速度域別走行量を推計した。排出係数については, 普通貨物車, 小型貨物車, 特種 (殊) 車および乗合車を対象として, 営業用と自家用の業態別かつ車両総重量区分別に, 積載率を考慮して求めた平均的な走行量と等価慣性重量で重み付けをした排出係数を用いた。データ更新を行った上で, 平成9年度における全国の自動車からの排出総量を7車種別, 8道路種別, 燃料種別に推計したところ, NOx66.1万t, SPM6.64万tとなった。この手法にしたがって求めたCO2排出量の全国排出総量192百万tは, 全国の燃料消費量に平均発熱量とCO2 排出原単位を乗じて求めたCO2排出量243百万tの79%に相当した。環境庁推計の平成6年度ではこの数値は70%であったことから, 約9ポイントの推計精度の改善がなされたと考えられた。貨物自動車における業態別, 車両総重量区分別の走行量の実態を反映させたことが精度向上に役立った。その反面, 乗用車や軽自動車については, 使用実態を考慮した排出係数を用いる等の改善が必要と考えられた。
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  • 松橋 啓介, 田邊 潔, 森口 祐一, 小林 伸治
    39 巻 (2004) 6 号 p. 294-303
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    全国を対象として自動車からの大気汚染物質排出量の地域分布推計手法を構築した。道路区間単位および三次メッシュ (約1km×1kmのグリッド) 単位での排出量推計と結果の図示が可能なシステムを開発し, 分析例としてSPM曝露人口の地域分布推計を行った。自動車交通量の実データに基づいた排出量地域分布推計として, 日本全国という広い範囲をカバーし, 三次メッシュという詳細な解像度を持った推計は他に見られない。まず, 道路交通センサス箇所別基本表の全調査区間について詳細な車種別に推計した昼夜間交通量, および調査区間の旅行速度を反映した排出係数を用いて排出量計算を行った。一方で, 調査区間を示す道路図形に調査区間番号を付与し, それを三次メッシュで切断した。この図形に調査区間番号とメッシュコードおよび切断前後の区間距離を付与した地理情報データベースを作成することで, 三次メッシュ排出量推計を可能とした。三次メッシュ排出量分布地図から, 排出量の多い区間, 地点, 地域を容易に把握することができる。三次メッシュ排出量は, 人口や商業等の統計データを用いた分析や各種モデルへの入力データに利用可能である。本システムは対策効果の地域差を予測・評価するモデルとしての発展が期待される。なお, 道路交通センサス自動車起終点調査データが利用可能であれば, 時間帯別交通量分布および排出量分布を推計することも可能である。
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  • 横山 栄二
    39 巻 (2004) 6 号 p. A95-A108
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
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