大気環境学会誌
Online ISSN : 2185-4335
Print ISSN : 1341-4178
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40 巻 , 2 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
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  • 小川 大輔, 中嶋 信美, 玉置 雅紀, 青野 光子, 久保 明弘, 鎌田 博, 佐治 光
    40 巻 (2005) 2 号 p. 41-50
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    オゾンは光化学オキシダントの主要成分で強い酸化力を持ち, 農作物や樹木を枯らす等の被害をもたらしている。一過的に0.2ppm以上の高濃度のオゾンにさらされた植物の葉では, 可視的な障害が発生する。その可視障害は, オゾン暴露後に合成される植物ホルモン (エチレン, サリチル酸, ジャスモン酸) によって調節されていると考えられている。植物ホルモンは, 植物の成長分化, あるいはストレス応答に重要な物質で, 多岐にわたる反応を誘導する。近年, 遺伝子組換え技術によって植物の形態や生理機能を内在的に変化させた形質転換体を用いた解析や, シロイヌナズナの植物ホルモンの合成, シグナル伝達欠損変異体を用いた解析から, オゾン暴露時の植物ホルモンの役割が明らかにされはじめている。本総説では, エチレン, サリチル酸, ジャスモン酸がどのように合成され, どのような反応, シグナルを誘導するのかを紹介した。
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  • 田村 哲郎, 中山 浩成, 佐田 幸一
    40 巻 (2005) 2 号 p. 51-66
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    工業施設などから事故により危険性物質が漏洩した場合, 従来より建物モデルから排出されたガスの後流域における濃度場を対象にした風洞実験がなされてきた。一方で, 漏洩源より離れた位置に各種構造物が存在し, その拡散過程において後流域の影響を受ける場合もまた想定される。そのため, 本研究では障害壁を対象にした拡散風洞実験を行い, 上流側点源放出されたトレーサガスの平均・変動濃度特性を障壁後流域の乱流構造に基づき, 連行特性について検討した。また, 危険度評価の観点から風洞実験により得られた濃度変動の確率分布関数がそれぞれ99, 95, 90%となる各種瞬間最大濃度の出現特性についても検討し, 従来より提案されている指数型および対数正規型による確率分布関数により得られる最大濃度との整合性について調べた。その結果, 特に確率分布関数が90%となる最大濃度は, 濃度変動強度の値によらず指数型により推定できることなどが分かった。
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  • 横田 久司, 鹿島 茂, 國領 和夫, 田原 茂樹
    40 巻 (2005) 2 号 p. 67-83
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    自動車からの環境負荷量 (NOx, CO, 燃費等) の推計方法として, 平均車速を指標とする従来の方法に比較して, 時間分解能および空間分解能の高い排出量推計モデルを開発した。モデル作成の概要を以下に示す。
    (1) 走行の単位として, 時間的移動を表す一つのアイドリング区間および空間的移動を表す一つの走行区間 (発進から停止まで) の一対をトリップセグメントとして定義した。
    (2) シャシーダイナモメータによる自動車排出ガス測定結果を用いて, トリップセグメント単位でアイドリング, 加速, 定速, 減速のモード別に走行特性値 (速度, 加速度等), 環境負荷量 (EI) を求めた。これらの値について回帰分析を行い, 車両毎に環境負荷量を次の式で表した。
    EI=C×f (走行特性値) C: 車両固有の係数
    (3) 車両固有の係数を車両の諸元値で一般化し, 車速データから環境負荷量を推計する汎用モデルを作成した。
    EI=α (諸元値) β×f (走行特性値)
    α, β: 回帰係数, 諸元値: 車両重量または総排気量
    このモデルの特徴は, 走行距離では数メートルから数百メートル, 走行時間では数秒から数百秒の広い範囲で環境負荷量を推計できること, デジタルタコメータ等の走行動態記録から自動車排出ガスの環境負荷量を, シャシーダイナモメータを用いずに, 間接的な手法で推計できることである。特に, 加速度等の走行特性に基づく推計方法であるため, 運転者の運転方法の違いを明確に反映できるモデルになっている。
    本報告では, 自動車排出ガス規制の短期規制 (平成6, 7年規制), 長期規制 (平成9, 10, 11年規制) に適合する大型ディーゼル車を対象としたモデル作成および実証結果を示した。
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  • 佐久川 弘, 新垣 雄光, 増田 直樹, 三宅 隆之, 智和 正明, 平川 剛
    40 巻 (2005) 2 号 p. 84-93
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    神奈川県伊勢原市大山 (標高1252m) の南側斜面で主としてみられるモミ枯れの要因である大気汚染の影響を評価するため, 阿夫利神社下社 (標高約700m) において大気中の過酸化水素 (HOOH) および有機過酸化物 (ROOH) 濃度を1998年8月23日~8月26日に2~3時間毎に測定した。過酸化物の測定には蛍光法を用い, カタラーゼとの反応速度の相違を利用した分別法により, HOOHとROOHs (総量) を測定した。また, 同時に気温, 湿度, 日射, オゾン (O3), 窒素酸化物 (NO, NO2), 風向, 風速の測定も行った。HOOHの濃度範囲は0.8-4.0ppbvであり, 昼間高く, 夜間低い日周変化を示した。O3濃度は, 3.1-70PPbvであり, HOOHと同様な日周変化を示し, HOOH濃度との正の相関が見られた。ROOHsは, 0.6-2.2ppbvでこの期間推移したが, その日変化はHOOHと逆の傾向があり, 昼間の光化学反応および夜間の化学反応の両方を考慮する必要がある。これらの結果から, 大山では昼間はHOOHがO3と同様に光化学的に発生し, ROOHsも何らかの反応を通して生成する可能性が示唆された。両過酸化物とも高濃度に存在するので, モミ枯れとの関連性を今後調査する必要がある。
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  • 渡辺 征夫
    40 巻 (2005) 2 号 p. A17-A24
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
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