大気環境学会誌
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40 巻 , 5 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
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  • 長谷川 就一, 若松 伸司, 田邊 潔
    40 巻 (2005) 5 号 p. 181-192
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    従来から用いられてきた熱分離法による粒子状炭素成分分析において, 有機炭素 (OC) の熱分解による元素状炭素 (EC) の過大評価が問題となっていた。しかし, 最近, 分析中にフィルター試料の反射光や透過光を測定することによってOCの熱分解補正をおこなう熱分離・光学補正法が広まりつつある。本研究では, 熱分離・光学補正法による分析値が, 熱分離法による分析値とどの程度異なるかを調べるため, 冬季および夏季に, 都市部と郊外において, PM25やPM10など数種類の粒径範囲について採取したサンプルを各々の方法で分析し比較した。OCとECの熱分離条件は, いずれの方法においてもHe雰囲気下550℃とした。総炭素 (TC) 濃度については2つの方法において差は見られなかったが, ECおよびOC濃度は分析法によって明確に違いが見られた。EC濃度は, 熱分離法よりも熱分離・光学補正法の方が小さく, 熱分離法に対して, 反射光によって熱分解補正した場合の回帰直線の傾きは0.70, 透過光によって補正した場合は0.34であった。また, 分析法の違いによる影響だけでなく, 季節の違い, 採取場所による違い, 粒径範囲の違いによる分析値への影響についても検討したが, 分析法の違いによる影響が最も大きかった。また, 一般的に試料のサンプリングに広く用いられているハイボリウムサンプラー (HVS) とローボリウムサンプラー (LVS) の両方を用いてSPM (10μm 100%カット) を採取し, サンプラーの違いによる質量濃度や炭素成分の分析値への影響についても検討したところ, LVSに比べてHVSの質量濃度は15%程度, EC濃度は20%程度, OC濃度は40%程度小さくなっていた。
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  • 速水 洋, 内田 敬, 桜井 達也, 藤田 慎一, 三浦 和彦
    40 巻 (2005) 5 号 p. 193-200
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    1999年度に, SPMの全国平均の年平均濃度が急減し, 環境基準達成率が大きく改善された。この低濃度の実態を明らかにし, 気象要因を解析した。1999年度のSPMの全国平均濃度は, 月別には4月, 6~8月, 2月に低かった。このうち7, 8月の濃度低下は関東で著しく, 週単位で低濃度が連続したことが特徴的であった。そこで1999年7, 8月の関東について気象解析を行ったところ, 月間値では他年に比べて強風, 多雨であり, 全月的な濃度低下との関連が示唆された。しかし, 低濃度が連続した期間では低濃度と降水, 風速との関連性は乏しく, むしろ, ほぼ同一風向の風が維持され, 太平洋からの清浄な空気が流入し続けたことが要因であると考えられた。
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  • 坂本 美徳, 吉村 陽, 小坂 浩, 平木 隆年
    40 巻 (2005) 5 号 p. 201-208
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    光化学オキシダント (Ox) の原因物質が週日に比べ週末に減少するにもかかわらず, Ox は増加するというweekende廿ectと呼ばれる現象が米国等で報告されている。1976~2003年度の大気汚染常時監視データを用いて, 兵庫県におけるweekende丘ectの有無を検討した。解析した全13測定局でweekendef6ectは認められ, 全測定期間をとおした全測定局平均の週日と週末の差は, 一酸化窒素 (NO), 窒素酸化物 (NOx) 及び非メタン炭化水素 (NMHC) はそれぞれ-34%,-27%,-16%であるのに対し, Oxは6%であった。weekendeffectは地域差があり, 全測定期間をとおしたOxの週日と週末の差の最大は尼崎市の11%で, 最小は丹波市の1%であった。Oxの週日と週末の差が最大であった1997年度の尼崎市の曜日別の経時変化で, 週日に比べてOx濃度が高かったのは, 土曜日の午後及び日曜日の終日であった。兵庫県におけるweekendef6ectの原因として,(1) NO排出量の減少,(2) Oxの生成条件がVOC-1imitedの時のNOx排出量の減少について考察した。
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  • 宮川 祐子, 加藤 俊吾, 梶井 克純
    40 巻 (2005) 5 号 p. 209-219
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    陽子移動反応質量分析装置 (PTR-MS) はソフトイオン化を用いて分析を行う装置であり、大気測定に実用化され始めている。この装置は, 大気を濃縮せずに直接導入し, リアルタイムで大気中の微量物質を測定することが可能である。そこで, これまで困難であった含酸素揮発性有機化合物 (OVOCs) を測定することに着目し, そのキャリブレーションを行った。キャリブレーションにはディフユージョンチューブを用い, メタノール, アセトニトリル, アセトンは良い直線性が得られた。また, これらの物質に対してPTRMSは2ヶ月程度安定した感度を持つこともわかった。
    水蒸気から生成されるリージェントイオンとホルムアルデヒドにおける反応については逆反応が起こることが知られており, 装置感度の水蒸気依存性を検討した。水蒸気濃度の増加とともに感度は減少し, 実大気条件下の水蒸気濃度 (1.5×1015 molecules cm-3) においては乾燥条件下の40%程度の感度しか持たないことがわかった。さらに, ボックスモデル計算を行い, 逆反応速度定数3×10-11 [cm3 molecule-1 s-1] を得た。
    実大気測定を東京都八王子市にある東京都立大学構内で行った。測定物質はOVOCsの他, 都市大気で比較的高濃度になるベンゼンや植物から放出されるイソプレンやテルペン類など約30種類とした。OVOCsは昼間に濃度ピークを持つ日変化が観測された。
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  • 環境省環境管理局
    40 巻 (2005) 5 号 p. A41-A63
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
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