大気環境学会誌
Online ISSN : 2185-4335
Print ISSN : 1341-4178
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40 巻 , 6 号
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  • 松本 幸雄, 上原 清, 林 誠司, 若松 伸司, 山尾 幸夫
    40 巻 (2005) 6 号 p. 221-237
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    実在する市街地を簡易に再現した模型を用いて風洞実験をおこない, 幹線道路沿道および後背地における大気汚染濃度分布と道路構造や大気安定度との関連を調べた。
    対象とした地点では, つたに覆われたフェンスが高架道路の橋脚間に敷設されている。これは沿道高濃度を植物の大気浄化作用によって低減することを目指したものであるが, 実際には高架道路下の自然の通風を阻害するため, 逆に濃度を増加させているのではないかと懸念されている。本実験では幹線道路内部と後背地における濃度分布を詳細に調べ, 先に述べたフェンスの濃度分布に及ぼす影響と, 沿道の高濃度を低減する手法について検討した。
    主な結果は以下のとおりである。
    1) 本実験の範囲内では, 高架道路上から排出された大気汚染物質が地上濃度に及ぼす影響は少ない。
    2) 沿道内部の濃度分布は, たとえば高架道路や高架道路橋脚間のフェンスの有無など, 道路構造によって大きく変化する。しかし, 後背地濃度に及ぼす影響は道路からの距離が増すほど減じる。
    3) 大気安定度が沿道大気汚染濃度に及ぼす影響は大きい。また, 後背地濃度に及ぼす影響も幹線道路からの距離が増すほど大きくなる。
    4) 高架道路の橋脚間に設置されたフェンスは, 沿道の自然通風を妨げ局所高濃度を生じる原因となる可能性がある。
    5) 地上交通を高架道路上に誘導することによって, 地上高濃度を低減できる可能性がある。
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  • 尾崎 則篤, 竹内 真也, 福島 武彦, 小松 登志子
    40 巻 (2005) 6 号 p. 238-249
    公開日: 2011/12/05
    ジャーナル フリー
    大気粉塵中 (小径粉塵; 粒径7.0μm未満, 大径粉塵; 粒径7.0μm以上) および堆積粉塵中の13種類の多環芳香族炭化水素類 (PAHs) の含有量の減少特性を調査した. 方法としては, 大気粉塵および堆積粉塵を郊外地域で捕集, 捕集後にその場に数日おき減少量を測定することによって評価した. 測定は一年間継続的に行い減少速度係数kを求め, 各測定期間における, 全PAHsのkの中央値Kmedを用いて評価した. Kmedは最大で0.3d-1であった. Kmedは全体として小径粉塵の値が大きかった (0.1~0.3d-1). 季節性に関しては小径粉塵は夏に値が大きく冬に小さいという傾向が明確に得られたが, 大径, 堆積は必ずしも明確な傾向は得られなかった. 堆積粉塵に関しては予想に反して冬に値が高い傾向が得られた. PAHs含有量については, 小径粉塵については夏に低く冬に高いという季節性が見られ, 本観測で得られたKmedと強い相関を持った. このことから大気中のPAHsの濃度の季節変動は粉塵付着態PAHsの大気中での減少特性に強く依存していることが示唆された. 本研究の結果により大気中のPAHsの含有量およびそのパターンの変化には, その大気中での減少が強く影響を与えている可能性があることが示された.
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  • 福崎 紀夫, 近藤 聡美, 前田 正人, 戸塚 績
    40 巻 (2005) 6 号 p. 250-259
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    日本海に面する新潟県弥彦角田山系の山頂付近 (標高620m) 及び山麓 (標高47m) において, 降水中の主要なイオン種 (Na+, nss-SO42-, NO3-, NH4+, nss-Ca2+) を測定し, 山頂及び山麓における日平均湿性沈着量の違いから, 山頂・山麓間での降水による大気成分の洗浄率を非降雪期と降雪期に分けて算出した。また, 山頂において, 大気中エアロゾル及びガス成分濃度を合わせて測定し, 山頂よりも上空における大気成分の洗浄について, 洗浄比 (W, W= [降水成分濃度 (mg/kg)]/[大気中のエアロゾル及びガス成分濃度 (mg/kg)]) を求めて両期を比較検討した。山麓における降水成分沈着量のうち, 海塩の主要な成分であるNぼでは, 非降雪期及び降雪期とも約30%が山頂・山麓間で降水中に取り込まれていると推定された。また, nss-SO42は両期とも山頂・山麓間の取り込みは小さく, 逆に, nss-Ca2+は両期とも山頂・山麓間の取り込みが大きな成分であった。他方, 山頂よりも上空における降水中のNa+, nss-SO42-, NH4+に関する洗浄比は, いずれも降雪期に大きな値を示し, nss-Ca2+及びNO3-に関する洗浄比には両期で大きな違いは見られなかった。
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  • 東京都環境局環境改善部
    40 巻 (2005) 6 号 p. A65-A77
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
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