大気環境学会誌
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41 巻 , 1 号
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  • 吉門 洋, 白川 泰樹, 中野 俊夫, 工藤 泰子, 鈴木 基雄
    41 巻 (2006) 1 号 p. 1-14
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    メソスケール気象モデルにオイラー型の物質輸送拡散モデルを組み合わせた濃度分布シミュレーション手法を用いて, 従来のプルーム型モデルでは困難な広域性あるいは非保存性の大気汚染物質の長期平均濃度を予測する方法について論じた。作業手順は大略, 以下の3段階になる。(1) 対象地域全体の気象パターンを1日単位で特徴づけ, 対象期間の毎日を気象パターンによりグループ分けするとともに, 各グループの出現頻度を求める。(2) 主要な気象パターンについて, グループのうちで平均に近いパターンの日を代表日として選出し, 濃度分布シミュレーションを行う。(3) 各グループの結果を出現頻度の重み付けで平均する集成計算により, 対象期間の平均濃度分布を推算する。
    試験的な運用として, 1994~1996年度の関東地方を予測対象に想定し, 気象パターン分類と代表日選出方法の一試案を実行した。その結果, 主要な14気象パターン各2サブグループ, 計28日を代表日として選定した。これらのパターンに全対象期間の半数の日数が包含される。
    この気象パターン分類に基づき, 窒素酸化物 (NOx) を対象として, 既に実績のあるメソスケール気象モデルANEMOS (日本気象協会) を用いて行った輸送拡散シミュレーションの結果から長期平均濃度予測を試験的に運用した。測定局に対応するメッシュ濃度と実測平均濃度の散布図は相関係数0.8を超え, この手法の実用可能性を示した。さらに, NOxとは被害形態の異なる汚染物質である光化学オキシダント (主にオゾン) にこの手法を導入する試みを続報IIで論じる。
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  • 吉門 洋, 椿 貴博, 佐々木 寛介
    41 巻 (2006) 1 号 p. 15-26
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    メソスケール気象モデルにオイラー型の物質輸送拡散モデルを組み合わせた濃度分布シミュレーション手法を用いた大気汚染の長期評価手法の可能性を検討した。本稿ではその手法のオゾン (光化学オキシダント) への適用を試みて, 関東地方における濃度実態の解析と合わせ, 必要なモデル性能について考察した。
    オゾンに関する長期評価の対象は高濃度日 (日最高濃度が注意報レベル120ppb以上) の出現頻度とした。
    関東地方のうちでも特に東京都とその風下にあたる埼玉県および群馬県南部を対象として, 1999~2001年の高濃度出現時期6~8月について域内のオゾン濃度と広域的な気象パターンの関係を解析した結果, 54種類中10種類の気象パターンの日に高濃度日の75%が, また高濃度時間数の90%程度が含まれていた。
    頻度の低い2パターンを省き, 上位8気象パターンに属する日からそれぞれ代表日を選出して, メソスケー・ル気象モデルANEMOSと有機光化学反応モデルCBM-IVによる8日分の濃度シミュレーションを行った。計算された日最高オゾン濃度と実測から得られたその平均的ばらつき, および各気象パターン出現頻度を集成して域内のオゾン高濃度日数の分布を算定した。結果は, 実測と比較して内陸地域での高濃度出現が過剰で, さらに気象モデル, 発生源データ, 反応モデルの精度とシミュレーション代表日選択方法に検討の余地があるが, この評価手法により有用な分析が可能であることが示された。
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  • 吉田 保衡, 鵜野 伊津志
    41 巻 (2006) 1 号 p. 27-37
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    領域気象モデルを用いて九州地域を対象に海陸風の年間シミュレーションを行った。海陸風の発生日は九州地域にあるAMeDASの観測データを用いて特定した。シミュレーション結果は観測結果との間に非常に良い一致が見られ, 九州地域における海陸風の地域特性と海陸風の循環を2km格子で十分に再現できることが示された。シミュレーション結果から, 九州地域における陸風は季節変化が大きく, 夏季の陸風の風速は他の季節に比べ弱いことが示された。海風の進入開始時間は有明海など内海に沿う地域で2~3時間の差が見られ, 他の地域に比べ季節変化が顕著であることが明らかとなった。福岡における陸風の季節変化に背振山や三郡山地からの冷気流が大きく寄与していることが示された。福岡における海風と陸風の最大風速高度と最大風速は各季節異なる挙動を示し, 境界層内の大気安定度に依存していることが明らかとなった。
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  • Dwi Kesuma SARI, Sachi KUWAHARA, Yasuhiro TSUKAMOTO, Hajime HORI, Naok ...
    41 巻 (2006) 1 号 p. 38-43
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    To examine the effects of subchronic exposure of low concentrations of toluene on the hypothalamo-pituitary-adrenal gland (HPA) axis, we analyzed the corticotropin releasing hormone (CRH) neurons in the hypothalamus and the adrenocorticotropic hormone (ACTH) cells in the pituitary gland of female mice, which inhaled toluene during 3 month period and were sensitized with ovalbumin (OVA). The data was culled using the immunocytochemical, morphometrical and RT PCR methods. Adult female mice were divided into non allergy and allergy groups, which were sensitized with OVA. Each subgroup was further subdivided into control and 50 ppm toluene exposure subgroups. The number of CRH-immunoreactive (ir) neurons and ACTH-ir cells, and ACTH-mRNA expression, were significantly elevated by toluene inhalation and OVA sensitization. Our results suggest that low concentrations of toluene and OVA sensitization act on the HPA axis as stressors.
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  • 秋元 肇
    41 巻 (2006) 1 号 p. A1-A8
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    大気汚染問題の発展として, 大気汚染物質の大陸間輸送と半球規模汚染という視点がクローズアップされている。本項ではこうした視点が生まれてきた研究の経緯, これまでの研究から得られている知見の簡単なレビュー, これらを踏まえた政策面に関わるワークショップなどの経緯, 大気環境政策への関わり, 今後の研究の方向, 我が国の大気環境行政に対する戦略的意味などについて解説する。
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