大気環境学会誌
Online ISSN : 2185-4335
Print ISSN : 1341-4178
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49 巻 , 6 号
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あおぞら
原著
  • 万代 小百合, 佐久川 弘
    49 巻 (2014) 6 号 p. 233-241
    公開日: 2015/02/27
    ジャーナル フリー
    本研究では、オゾン (O3) およびフェナントレン (PHE) の単独・複合暴露実験を行い、ナス、インゲンマメの葉に与える影響を調査した。OTC内に配置した苗木にO3 (120 ppbv) およびPHE溶液 (10 μM) を暴露し、生理活性の変化を測定した。30日以上の暴露により、ナス、インゲンマメの両方においてO3とPHEの単独および複合影響がそれぞれ認められた。個葉の光合成速度、気孔コンダクタンス、最大光量子収率、クロロフィル含量は低下し、葉面にはオゾン処理に特徴的な黄変、フェナントレン処理に特徴的な赤褐色の斑点が発現した。また、光合成速度は、気孔開閉機能、葉内成分含量の低下によって影響を受けた可能性があると考えられた。さらに、活性酸素種消去剤であるマンニトール (1 mM) により生理活性の低下抑制、可視障害軽減が観察されたことから、O3およびPHEから発生する活性酸素種が植物に影響を与えることが示唆された。
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  • 長谷川 就一, 米持 真一, 山田 大介, 鈴木 義浩, 石井 克巳, 齊藤 伸治, 鴨志田 元喜, 熊谷 貴美代, 城 裕樹
    49 巻 (2014) 6 号 p. 242-251
    公開日: 2015/02/27
    ジャーナル フリー
    2011年11月2~6日に関東地方で高濃度のPM2.5が観測された。PM2.5の全国的な状況を見たところ、高濃度になっていたのは関東地方が中心であったことから、本事例は長距離輸送や越境汚染によるものではなく、関東地方内の発生源の影響が大きかったと推測された。この期間は全般に弱風により大気が滞留し、3~4日は接地逆転層形成による安定、5~6日は中立となっていたことが高濃度を招いたと考えられる。関東各地で観測したPM2.5の成分は、NO3-とOCが顕著に高いのが特徴であった。NO3-は特に5~6日に高くなっていたが、これは夜間の高湿度の影響でNOからHNO3への生成過程が顕著に起こったことが要因であると考えられる。また、3~4日にもNO3-は比較的高濃度になったが、NOの時空間的挙動から、農作物残渣(バイオマス)の燃焼が影響していた可能性が考えられる。NO3-と同様にOCも高く、加えてK+やchar-EC、レボグルコサンなど、バイオマス燃焼の寄与を示す成分も高かったことから、全般的にこの時期に盛んになる農作物残渣燃焼の影響が大きかったと推測される。ただし、SO42-やVなどの挙動から、南部を中心に化石燃料燃焼の影響も一定程度あったと考えられる。また、PM2.5質量濃度は水分の影響を抑える方法により測定されているが、成分からの再構築濃度などによる検討から、この期間の高濃度時は水分の影響が比較的大きかったと推測された。
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技術調査報告
  • 石井 康一郎, 松本 幸雄, 伊藤 政志, 上野 広行, 内田 悠太, 齊藤 伸治, 星 純也, 中嶋 吉弘, 加藤 俊吾, 梶井 克純
    49 巻 (2014) 6 号 p. 252-265
    公開日: 2015/02/27
    ジャーナル フリー
    多数の発生源の影響を強く受ける東京都心東部においてHantzsch法によるHCHO濃度の連続自動測定(1分値)を2010年6月から2013年1月まで行った。2012年の濃度分布状況は、日平均濃度(n=318)で年平均値3.03 ppbv、98パーセンタイル値6.90 ppbv、最高値9.99 ppbvであった。1時間平均濃度(n=7776)の中央値濃度は2.47 ppbv、幾何平均濃度は2.55 ppbv、最高値は29.7 ppbvであった。区間幅1 ppbvの頻度分布では区間1~2 ppbvの頻度が最も多く、濃度分布は近似的に対数正規分布を示した。1分間濃度が20 ppbvを超えるピーク状HCHO高濃度76事例について発生原因を推定した。その結果、CO濃度との相関のあった8事例は燃焼系固定発生源からの一次排出と、SO2濃度との相関のあった1事例は東京湾の船舶からの一次排出と推定された。CO、SO2、O3濃度との相関の低かった31事例は非燃焼系固定発生源からの一次排出によると推定された。O3濃度と相関の高かった28事例は燃焼系固定発生源からのVOCによる二次生成と推定された。COおよびO3濃度が共に相関の高かった8事例は一次排出ならびに二次生成と推定された。これらのピーク状高濃度HCHOの発生には調査地点南側近傍にある固定発生源の寄与が大きいと考えられた。
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解説
資料
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