日本味と匂学会誌

表紙

原稿種別: 表紙
1999 年 6 巻 1 号 p. Cover1-
発行日: 1999年
公開日: 2018/05/30

DOIhttps://doi.org/10.18965/tasteandsmell.6.1_Cover1

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目次

原稿種別: 目次
1999 年 6 巻 1 号 p. Toc1-
発行日: 1999年
公開日: 2018/05/30

DOIhttps://doi.org/10.18965/tasteandsmell.6.1_Toc1

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脊椎動物味覚情報変換機序の研究動向とその問題点

岡田幸雄, 藤山理恵, 宮本武典, 佐藤俊英

原稿種別: 本文
1999 年 6 巻 1 号 p. 3-14
発行日: 1999年
公開日: 2018/05/30

DOIhttps://doi.org/10.18965/tasteandsmell.6.1_3

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味物質は、味細胞の頭頂部の膜に存在するリセプター蛋白に結合し細胞内のセカンドメッセンジャーの産生を促したり、直接イオンチャネルに作用して味細胞を脱分極させると一般に考えられている。嗅覚情報変換機序とは異なり、味質のそれぞれに対して多種多様な仮説が提案されているが、1種類の動物でトランスダクションの全ての過程を矛盾なく説明できるような実験データは得られていない。

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大脳皮質味覚野における化学的情報処理 : 化学伝達物質とニューロモジュレータの大脳皮質味覚ニューロンに対する働き

小川尚, 長谷川佳代子

原稿種別: 本文
1999 年 6 巻 1 号 p. 15-22
発行日: 1999年
公開日: 2018/05/30

DOIhttps://doi.org/10.18965/tasteandsmell.6.1_15

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大脳皮質では一般に興奮性伝達物質として興奮性アミノ酸、抑制性伝達物質としてγ-アミノ酪酸が働いているとされる。また、シナプス伝達を調節するニューロモジュレータとして、アセチルコリン、セロトニン、各種神経ペプチドなどがある。本稿では大脳皮質味覚ニューロンが興奮性アミノ酸、γ-アミノ酪酸、アセチルコリン、神経ペプチドに対して受容体をもっているか、またこれらの物質が昧応答プロフィール形成にどのように関わっているかについて述べる。

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シバヤギ雄性フェロモンの神経行動学的解析

菊水健史, 岩田惠理, 武内ゆかり, 森裕司

原稿種別: 本文
1999 年 6 巻 1 号 p. 23-32
発行日: 1999年
公開日: 2018/05/30

DOIhttps://doi.org/10.18965/tasteandsmell.6.1_23

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哺乳類でみられる雄の縄張りをめぐる闘争行動から、交尾行動や母性行動にいたる様々な行動発現には、鋤鼻嗅覚神経系を介すると思われるフェロモン情報が重要な役割を果たしている。ヒツジやヤギでは、非繁殖季節の雌が雄の匂いを嗅ぐと排卵周期が回帰する"雄効果"が知られている。シバヤギを用いて、この発現機構の神経行動学的解析を行ったところ、視床下部にある性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)のパルス状分泌駆動機構を刺激することによって、性腺機能を促進して雄効果が発現することが明らかとなった。さらに最近の研究により、この雄効果を引き起こすフェロモン物質は、シバヤギの頭部皮脂腺内でテストステロン依存性に産生される酸性脂質中に存在することが示された。

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咽喉頭の味覚応答性 : のど越しの味

真貝富夫

原稿種別: 本文
1999 年 6 巻 1 号 p. 33-40
発行日: 1999年
公開日: 2018/05/30

DOIhttps://doi.org/10.18965/tasteandsmell.6.1_33

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「のど越し」という言葉はしばしば使われるがその実体はかなり複雑な感覚である。のど越しスッキリとかキレがいいと言う時とそうではない時とでは咽頭・喉頭からの神経情報にどのような違いがあるのであろうか。咽喉頭の味覚情報を担う上喉頭神経と舌咽神経咽頭枝は水の刺激に対して高い応答性を示すという特徴がある。この両神経が顕著なのど越しの感覚を誘起するビール、炭酸水、吟醸酒などに対して特徴的な応答パターンを示すという最近の知見を紹介し、「のど越し」との対応について述べた。

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ヒト嗅覚の非侵襲的・他覚的計測と解析

外池光雄, 山口雅彦

原稿種別: 本文
1999 年 6 巻 1 号 p. 41-54
発行日: 1999年
公開日: 2018/05/30

DOIhttps://doi.org/10.18965/tasteandsmell.6.1_41

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ヒトのニオイ知覚や脳内の嗅覚情報処理は、これまで充分な解明が行われていなかったが、近年、生体計測技術や非侵襲的計測手法の急速な発達に伴って、ヒトのニオイ知覚の非侵襲計測・他覚的計測が行われるようになってきた。我々はヒトの嗅覚脳波を計測・解析し、嗅覚の客観的計測に取組んできたが、時間的・空間的分解能に一層優れた脳磁計を用いて、脳内の嗅覚中枢部位の特定、ニオイの知覚・認知機能に対する新しい知見を得た。本報ではこれらの嗅覚脳磁図計測と解析結果について主に解説し、問題点を明らかにすると共に、さらに嗅覚非侵襲計測研究の今後の展望を述べる。

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市場でのフェロモン : 香水における現状(<解説特集>ヒトのフェロモン 1)

和智進一

原稿種別: 本文
1999 年 6 巻 1 号 p. 55-56
発行日: 1999年
公開日: 2018/05/30

DOIhttps://doi.org/10.18965/tasteandsmell.6.1_55

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動物のフェロモン(<解説特集>ヒトのフェロモン 2)

市川眞澄

原稿種別: 本文
1999 年 6 巻 1 号 p. 57-60
発行日: 1999年
公開日: 2018/05/30

DOIhttps://doi.org/10.18965/tasteandsmell.6.1_57

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高等動物におけるフェロモン受容(<解説特集>ヒトのフェロモン 3)

柏柳誠

原稿種別: 本文
1999 年 6 巻 1 号 p. 61-67
発行日: 1999年
公開日: 2018/05/30

DOIhttps://doi.org/10.18965/tasteandsmell.6.1_61

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ヒトの鋤鼻器の存在 : 日本人での検討(<解説特集>ヒトのフェロモン 4)

三輪高喜

原稿種別: 本文
1999 年 6 巻 1 号 p. 69-71
発行日: 1999年
公開日: 2018/05/30

DOIhttps://doi.org/10.18965/tasteandsmell.6.1_69

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ヒトの鋤鼻器の存在 : アメリカでの現状(<解説特集>ヒトのフェロモン 5)

高見茂

原稿種別: 本文
1999 年 6 巻 1 号 p. 73-75
発行日: 1999年
公開日: 2018/05/30

DOIhttps://doi.org/10.18965/tasteandsmell.6.1_73

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神経線維連絡の追跡法 : WGA-HRP法を中心に

羽山富雄

原稿種別: 本文
1999 年 6 巻 1 号 p. 77-80
発行日: 1999年
公開日: 2018/05/30

DOIhttps://doi.org/10.18965/tasteandsmell.6.1_77

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