季刊地理学
Online ISSN : 1884-1252
Print ISSN : 0916-7889
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60 巻 , 1 号
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  • 遠藤 尚
    60 巻 (2008) 1 号 p. 1-22
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    本稿では, 西ジャワ農村における干害時の対応から農家世帯の生計と脆弱性について考察することを目的としている。そのために2003年の干害時におけるボゴール県スカジャディ村の1集落を事例にとり, リスク軽減手段として代替作物選択と所得減少への対処手段に注目し, 社会経済的階層や生計構成の異なる世帯間の対応の差異を分析した。その結果, 作物選択, 被災による所得減少への対処, 特に次期作資金減少への対処それぞれにおいて, 世帯生計における農業の位置づけが影響することが確認された。当地域において社会経済的上層に位置し, 生計構成も比較的恵まれた状況にある大規模水田所有集団の所属世帯は少雨への対応時も比較的積極的な戦略をとっていた。また, 他の水田経営世帯についても, 経営農地の水利条件や農業に投入可能な労働力, ひいては生計における農業の占める割合に応じ, 世帯生計全体として, より多くの利益獲得が可能な作物選択を行っている。そして, 次期作資金減少に対しては, 野菜の仲買人からの借り入れ, または集落内外の農外就業機会の活用, および子供世帯との互恵的関係を通した収入補填など各世帯の生計構成/戦略に最も適した対処を行っていることがわかった。
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  • 佐藤 慎吾
    60 巻 (2008) 1 号 p. 23-39
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    本研究は, 衆議院富山県第三区を対象に, 当該議員の集票組織の分析から, 後援会の空間組織の地域的差異を導出し, その上で後援会の空間組織とその編成要因について検討した。
    A議員の集票組織には, 職域別の政治団体が20, 地場企業やその関連組織の自民党職域支部が7, A議員が私的に組織した後援会が44存在した。このうち, 政治団体役員の居住地と自民党職域支部の所在地, および後援会の設置地域は高岡市に偏在していた。また, A議員の事務所と秘書も同様に高岡市に設置されていた。
    とくに, 後援会は高岡市内に26あり, 小学校区を単位として編成され, 支持者への日常世話活動が強化されていた。この背景には, 高岡市が富山三区内最大の票田地域であるにもかかわらず, 都市的地域特有の流動層と同じ党派のライバル議員によって, A議員の相対得票率が比較的低い値で推移してきたことがある。
    一方, 高岡市外の18の後援会は市町村を単位に配置されていた。これは, 市町村が住民意識に強い影響を及ぼしているだけでなく, 有力な集票組織である農協の管轄地域や系列県議の選挙区地域, さらには公共事業の執行地域とその見返りとしての票の集計地域である点とも深く関係していた。
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  • 60 巻 (2008) 1 号 p. 40-62
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
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