天理医療大学紀要
Online ISSN : 2433-6394
Print ISSN : 2187-6126
9 巻, 1 号
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  • 原稿種別: 目次
    2021 年 9 巻 1 号 p. i-ii
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2021/08/16
    ジャーナル フリー
  • 稲本 俊
    原稿種別: 論説
    2021 年 9 巻 1 号 p. 1-3
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2021/08/16
    ジャーナル フリー
  • 山西 八郎
    原稿種別: 原著論文
    2021 年 9 巻 1 号 p. 4-12
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2021/08/16
    ジャーナル フリー
     臨床検査データに対する臨床的判断指標の一つである基準範囲は,多数の健常者(基準個体)における測定値分布の95%信頼区間として設定される。しかし,各検査項目の基準範囲は独立して設定されており,検査項目間の臨床的関連性は反映されていない。そこで,本研究では,健常日本人臨床検査データより,「細胞障害」「腎機能」「脂質代謝」などと解釈できる指標を因子分析により抽出,スコア化することにより,従来の基準範囲に代わる新しい判断基準(健常判断指標)を創出することを目的とした。さらに,スコア化した各指標と生活習慣との関係について要因分析した。その結果,「細胞障害指標」「炎症指標」「脂質代謝指標」「骨代謝指標」「腎機能指標」と解釈できる5つの因子が抽出された。そこで,それぞれの指標について基準範囲を設定したところ,すべての指標で地域差は認められなかったが,「炎症指標」以外の指標で性差が,また「骨代謝指標」で年齢差が認められた。一方,各指標と生活習慣との関係については,特に適度な飲酒習慣は脂質代謝スコアと骨代謝スコアの上昇を抑制する効果を有することが認められ,逆に過度な飲酒習慣は骨代謝異常の原因となることが示唆された。健常判断指標は関連する検査成績の総合的な臨床情報を内包しており,また生活習慣改善のための指標としても有用であると考えられる。
  • 山本 佳世子, 葛西 賢太, 打本 弘祐
    原稿種別: 原著論文
    2021 年 9 巻 1 号 p. 13-23
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2021/08/16
    ジャーナル フリー
     日本では終末期医療を中心に,スピリチュアルケアの議論と実践の蓄積がされてきたが,それは宗教的ケアとは切り離した形で進められてきた。では,非信者に対して宗教者による宗教的ケアは不要なのか。本稿では,宗教系病院における死亡した非信者患者及びその家族へのケアの一端を明らかにし,病院における宗教者による非信者患者や家族へのケアの意義や可能性,さらには「無宗教」と言われる日本人の死生観や宗教性の一端について示唆を得る。
     天理よろづ相談所病院,キリスト教系病院A及びB,あそかビハーラ病院で活動する宗教者計23名に対し半構造化面接を行った。非信者患者の死後の「死者へのケア」としては,天理よろづ相談所病院およびあそかビハーラ病院では宗教者によるお見送りが,キリスト教系病院A・Bでは希望に応じたチャプレンによる葬儀の司式が行われていた。また,その家族へのケアとしては,キリスト教系病院Aでは月1回の遺族の分かち合いの会が,キリスト教系病院Bでは遺族カウンセリングが行われており,あそかビハーラ病院には院内の仏堂への遺族によるお参りの例があった。
     これらの実践からは,「無宗教」を自認する多くの日本人とって,死後の世界や故人の魂につながるために必要な存在が「宗教」ではなく「宗教者」であることが示唆される。これまで地域コミュニティにおいてなされてきた宗教者による「死者へのケア」及び悲嘆者である遺族が「死者へのケア」をできるように宗教者が関わる「『悲嘆者の死者へのケア』をケアすること」が,病院付き宗教者に新たに求められるようになっていることが明らかになった。
  • 伊藤 咲, 中野 博子
    原稿種別: 原著論文
    2021 年 9 巻 1 号 p. 24-34
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2021/08/16
    ジャーナル フリー
     本研究は,学生の特徴に応じた指導の示唆を得るため,看護大学2,3年生72名を対象に質問紙調査を実施し,【尺度構成による学生の対人関係】,【声掛けの受止め方】,【平常時と実習期間中の心身の状態の変化】との関連を量的・質的に分析した。尺度構成による学生の対人関係の傾向は,親和不全・見捨てられ不安が有意に高い結果を示した(p<0.05)。見捨てられ不安にある学生は,実習指導者からの声掛けの受け止め方に関連(p<0.05)があり,また,平常時に比べ実習期間中は,疲労や倦怠感・睡眠障害にも弱い相関を示した(r=0.392,p<0.05)。
     実習指導者の表情・態度に敏感な学生が多く(90.3%),実習指導者からの声掛けの体験内容の自由記述を分析した結果,嬉しい声掛けとして『不安・緊張の緩和』,辛い声掛けとして『不快な態度』などが抽出された。実習指導者と学生間の関係形成は,学生の対人関係の傾向より実習指導者の表情,態度の変化に敏感で心身の状態の変化においても関連があった。
    実習は学生にとって,ストレスフルな環境であると同時に成長する場でもあり,実習指導者の声掛けひとつが,学生の安心感や意欲の向上,身体症状に影響を及ぼすため,実習指導者は学生との対応時,対人関係の傾向を考慮した声掛けが必要であると示唆された。
  • 山中 政子, 平賀 元美, 藤原 尚子, 中本 明世, 三浦 恭代
    原稿種別: 短報
    2021 年 9 巻 1 号 p. 35-41
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2021/08/16
    ジャーナル フリー
     本研究は,成人看護学実習を履修する学生の実習前のSense of Coherence(首尾一貫感覚:SOC)と,実習1週目,2週目,3週目における精神健康度・身体症状・生活状況・社会的状況との関連性を明らかにすることを目的とした。成人看護学実習を履修する学生に質問紙調査を実施し,実習前のSOC(SOC-13日本語版)が中央値未満の学生をSOC低群,中央値以上の学生をSOC高群とし,SOC低群43名,SOC高群49名の計92名を分析対象とした。SOC低群とSOC高群で,実習1週目,2週目,3週目の精神健康度(日本版GHQ-12),身体症状,生活状況,社会的状況を比較した結果,実習1週目の身体症状はSOC低群で有意に高く,実習前のSOCが実習1週目の身体症状出現の予測因子になり得ることが示唆された。教員は,実習前から学生のストレス対処に着目し,学習面での関わりだけでなく,実習中のストレスに対処できるようサポートする必要があると考える。
  • 横井 弓枝
    原稿種別: 報告
    2021 年 9 巻 1 号 p. 42-52
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2021/08/16
    ジャーナル フリー

    【背景・目的】
     地域包括ケアシステムの構築,プライマリ・ケアの整備が進められる中,大島ら(2014)は2013年以前発行の文献を対象とし,診療所看護師の役割についてまとめ,報告した。しかし,それ以降も診療所看護師の役割は拡大しているのではないかと考えた。そこで,本研究は,2014年以降に報告された診療所看護師の役割に関する文献をレビューし,診療所看護師の役割について明らかにすることを目的とした。

    【方法】
     医学中央雑誌Web版を用い,キーワードを「診療所」AND「看護師」AND「役割」,発行年を2014年以降とし,抽出された文献32件を整理した。また,役割に関する記載内容について,その意味内容の類似性に沿って分類した。

    【結果】
     診療所の種類は,一般診療所(44%),在宅療養支援診療所(28%),へき地診療所(25%),夏山診療所(3%)の4つに大別できたが,活動報告がほとんど(81%)であった。役割に関しては,一般診療所,在宅療養支援診療所,へき地診療所の役割として【多職種と連携する】,一般診療所の役割として【短時間で情報収集する】【患者・家族に指導する】が抽出された。

    【考察・結論】
     多職種で連携するという役割が診療所看護師に新たに必要となった特徴的で重要な役割であること,短時間で情報収集とアセスメントをするという役割が一般診療所看護師に必要不可欠な役割であることが示唆された。また,一般診療所看護師の役割に関する文献割合が高まっており,これは,我が国の医療がプライマリ・ケアへ移行したため,一般診療所を受療する患者数が増加したためであることが示唆された。さらに,へき地診療所の看護師の役割についての文献割合が低下しており,これは,へき地診療所の看護師数が確保できていないためであることが示唆された。しかし,対象文献の研究方法は著者の活動報告がほとんどであり,診療所看護師に関する研究は不十分であることが明らかとなった。そして,本研究において,診療所看護師への教育の示唆は十分に得られなかった。

  • 山中 政子, 鈴木 久美, 吹田 智子, 加藤 理香, 藤田 美佐緒, 山本 桂子, 柳井 瑞乃, 神山 智秋
    原稿種別: 報告
    2021 年 9 巻 1 号 p. 53-56
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2021/08/16
    ジャーナル フリー
  • 曽山 奉教, 奥村 和夫
    原稿種別: 報告
    2021 年 9 巻 1 号 p. 57-62
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2021/08/16
    ジャーナル フリー
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