Thermal Medicine
Online ISSN : 1882-3750
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29 巻 , 3 号
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Case Report
  • 阿部 孝憲, 江原 威, 原田 耕作, 白井 克幸, 塩谷 真里子, 鈴木 義行, 櫻井 英幸, 中野 隆史
    2013 年 29 巻 3 号 p. 63-67
    発行日: 2013/09/20
    公開日: 2013/10/23
    ジャーナル フリー
    多形性脂肪肉腫は脂肪肉腫の中で稀な組織型である. しばしば治療抵抗性を示し, 予後不良であることが知られている. 今回, 大腿部に再々発した多形性脂肪肉腫に対して温熱放射線併用療法を施行し, 良好な治療効果が得られたので報告する. 症例は69才男性. 右大腿部原発の多形性脂肪肉腫に対し, 腫瘍切除術, 術後放射線治療 (1回2 Gy, 総線量50 Gy) が行われた. 9か月後, 局所再発し, 再切除が施行された. さらに1年後, 再々発を来たし, 温熱療法 (週1回, 計5回) が施行された. しかし, 治療効果は認められず, 腫瘍はさらに増大したため, 放射線治療 (1回2 Gy, 総線量40 Gy) と温熱療法 (週1回, 計4回) の併用療法が施行された. 腫瘍は著明に縮小し, 2年後に死亡するまで局所は制御された. 温熱放射線併用療法は手術不能の多形性脂肪肉腫に対する治療の選択肢となり得る.
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