Thermal Medicine
Online ISSN : 1882-3750
Print ISSN : 1882-2576
ISSN-L : 1882-2576
31 巻 , 3 号
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Original Paper
  • - 超音波画像診断装置を用いた非侵襲温度計測 -
    井関 祐也, 中村 圭利, 阿南 大介, 加藤 和夫
    2015 年 31 巻 3 号 p. 13-26
    発行日: 2015/09/30
    公開日: 2015/12/04
    ジャーナル フリー
    本論文は, 超音波ガイドによる非侵襲温度計測機能を有する非接触型空胴共振器加温システムついて述べている. 著者等はこれまで, 非接触型ハイパーサーミア加温装置である空胴共振器加温装置を提案してきた. この加温装置は, 非接触状態において深部局所加温を行える可能性を有しており, また, ホットスポットの発生位置の制御が可能な加温装置である. 臨床応用を考えた場合, 効果的かつ安全なハイパーサーミア治療には, ターゲットの位置および大きさ, さらには生体内の温度分布をリアルタイム的に把握することが不可欠である. このような背景から, 本論文では, 超音波画像診断装置をガイドに応用した, 非侵襲温度計測機能の可能性を有する空胴共振器加温システムを提案している. ここでは, まず, 温度管理された水槽中に寒天ファントムを沈め, 寒天ファントムの超音波画像を撮像することによって, 温度上昇と超音波画像の変化との関係を検討した. 次に, 試作加温システムによる加温実験を行い, 加温実験直後の寒天ファントム内部の温度分布を超音波画像から計測し, 超音波画像診断装置によってホットスポットの大きさ, および加温位置を把握できる可能性のあることを示した. 以上の結果から, 超音波画像診断装置による非侵襲温度分布計測の有用性について明らかにした.
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