Thermal Medicine
Online ISSN : 1882-3750
Print ISSN : 1882-2576
ISSN-L : 1882-2576
34 巻 , 4 号
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Original Paper
  • 井関 祐也, 新藤 康弘, 齋藤 一幸, 加藤 和夫
    2018 年 34 巻 4 号 p. 53-67
    発行日: 2018/12/15
    公開日: 2019/03/06
    ジャーナル フリー
    本論文は,磁性体ナノ粒子をハイパーサーミア治療に併用した場合のRF容量結合型加温装置の温度分布特性について,コンピュータ・シミュレーションおよび実験的検討からその有用性について示す.電磁界を加温エネルギ源とするハイパーサーミアの加温原理には,誘電加温と誘導加温とがある.前者はRF(Radio Frequency)高周波電流やマイクロ波などを用い,強電界によって生体を加温する方法である.生体深部に発生した腫瘍のみを非侵襲かつ局所的に加温することが電磁界の特性上容易ではない短所を有している.一方,後者は強磁場による加温である.腫瘍内部に強磁性体を埋没することができれば,腫瘍のみを局所加温可能であるが,侵襲性の高さなどが指摘されている.このような中,近年,磁性体ナノ粒子をハイパーサーミア治療時に併用する手法が注目を集めており,治療効果の向上が見られたとする報告が散見されるようになってきた.本論文では,日本国内においてハイパーサーミア治療に広く用いられているRF容量結合型加温装置における加温時に磁性体ナノ粒子を併用した際の温度分布特性について検討する.具体的には,コンピュータ・シミュレーションによる温度分布解析およびRF容量結合型加温装置による加温実験から,磁性体ナノ粒子のハイパーサーミア応用の可能性について検討した.
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