Thermal Medicine
Online ISSN : 1882-3750
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ISSN-L : 1882-2576
36 巻 , 3 号
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  • - その可能性と課題 -
    近藤 隆, 鈴木 亮, 佐々木 東, 滝口 満喜
    2020 年 36 巻 3 号 p. 75-90
    発行日: 2020/09/25
    公開日: 2020/11/09
    ジャーナル フリー

    超音波の作用は熱作用と非熱作用に大別され,非熱作用はキャビテーション作用と非キャビテーション作用に分けられる.以前,超音波による癌治療としては,1)超音波単独(主にハイパーサミア治療),2)放射線治療との併用,および3)化学療法との併用があった.近年,超音波に関する生物学・基礎医学に関して,細胞死,遺伝子発現,遺伝子導入,化学物質との相互作用,薬物送達等の研究が進展してきた.とりわけ,微小気泡は診断のみならず治療のツールとして注目され,その研究は大きく発展してきた.臨床応用も集束超音波治療,低強度パルス波超音波治療,加えて血液―脳―関門の開口に関する技術の進展が著しい.本総説では,超音波による癌治療に関して,歴史的経緯を述べるとともに最近の熱作用および非熱作用を利用した癌治療についてその可能性と課題について考察する.

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