巻号一覧
後続誌
15 巻 (1999)
- 4 号 p. 187-
- 3 号 p. 105-
- 2 号 p. 57-
- 1 号 p. 1-
15 巻, 2 号
選択された号の論文の4件中1～4を表示しています
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今田 肇, 野元 諭, 冨松 敦之, 小坂 一英, 草野 涼, VALENTINA V. OSTAPENKO, 寺嶋 廣美1999 年 15 巻 2 号 p. 57-63
発行日: 1999/06/01
公開日: 2009/10/21
ジャーナル フリー8MHz誘電加温装置によるRF出力1500W以上の温熱療法と放射線治療を施行した非小細胞性肺癌13例の局所効果を検討した.通常分割の平均総線量59.8Gyの放射線治療に平均12回の温熱療法を併用した.放射線治療後に平均15回の温熱療法が追加された.局所効果はComplete responseが10/13 (77%), Partial responseが3/13 (23%) と極めて高い奏功率 (100%) を示した.年齢が若く, 胸壁皮下脂肪の少ない肺癌患者に対して, 1500W以上の高出力温熱療法は, 有効な治療法である.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (704K) -
冨松 敦之, 今田 肇, 小坂 一英, 野元 諭, 草野 涼, VALENTINA V. OSTAPENKO, 寺嶋 廣美1999 年 15 巻 2 号 p. 65-70
発行日: 1999/06/01
公開日: 2009/10/21
ジャーナル フリーRF誘電加温の欠点である皮下脂肪の過熱を抑制するために, 外部冷却装置によるオーバーレイボーラス循環水の冷却強化を行った.強力な表面循環をおこなうことで, 寒天ファントム実験では1.5cmの深さまで有意に冷却能を向上させることができた.臨床例に使用した場合, 皮下脂肪が2cmを越える症例でも, 出力を50%程度増加させることが可能であった.深部加温において, 強力な表面冷却を行うことで, 皮下脂肪の過熱をある程度抑えることが可能と考えられた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (936K) -
冨松 敦之, 今田 肇, 小坂 一英, 野元 諭, 草野 涼, VALENTINA V. OSTAPENKO, 寺嶋 廣美1999 年 15 巻 2 号 p. 71-77
発行日: 1999/06/01
公開日: 2009/10/21
ジャーナル フリーThermotron RF-8による深部加温において, オーバーレイボーラス循環液には水道水が一般に使用されている.しかし, 水道水はRFを吸収し, 深部加温の効率が低下する.我々は, 深部加温の効率を改善するために, 循環液に0.5%食塩水を使用した.
寒天ファントム実験では, 0.5%食塩水循環により加温効率が5分間に1.5℃増加し, 40%の発熱量上昇に相当した。臨床例の食道腔内温度の比較では, 180W低い出力で43℃が達成できた.
オーバーレイボーラスの循環液に0.5%食塩水を使用することで, 深部加温効率を大きく上げることが可能である.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (739K) -
鈴木 雅貴, 新海 政重, 柳瀬 貢, 伊東 晶子, 本多 裕之, 小林 猛1999 年 15 巻 2 号 p. 79-87
発行日: 1999/06/01
公開日: 2009/10/21
ジャーナル フリー局所温熱療法用発熱素材であるマグネトリポソームの患部への取り込みについて, 磁力印可の効果について検討を行った.培養腫瘍細胞の培養基下面に磁石を設置することでマグネトリポソームの細胞内への取り込み量を著しく向上させることができた.また, 担ガンラットを用いて, 実際の腫瘍組織へ磁性微粒子を局所投与する際に, 磁力印可の効果を調べたところ, 磁力印可を行わなかったコントロール群では27.4%の集積量であったのに対して, 磁力印可を行うと70.0%の集積量が得られた.この担ガンラットに高周波磁場を印可し, マグネトリポソームを発熱素子とする温熱治療を行った.その結果, 加温の効率が高まり, 腫瘍組織のおよそ90%の領域を壊死させることができた.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2003K)
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