Trends in Glycoscience and Glycotechnology
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18 巻, 100 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • Akiko Kanamori, Kaeko Kamei
    2006 年 18 巻 100 号 p. 91-92
    発行日: 2006/03/02
    公開日: 2010/01/05
    ジャーナル フリー
  • Kenichi Kasai
    2006 年 18 巻 100 号 p. 93-102
    発行日: 2006/03/02
    公開日: 2010/01/05
    ジャーナル フリー
    多くの生命現象に情報分子としての糖鎖の関与が欠かせないことは今や疑いの余地はないが、それの意味するところを本当にわかったといえるものはごく一部にすぎない。生命における糖鎖の働きを真に理解するためには、糖鎖情報の特殊性の把握が欠かせない。核酸やタンパク質の場合には見られないその特殊性を、非直線性、ファジー、弱い、という3つのキーワードで説明することを試みた。
  • 山形 達也, Y.C. Lee, 高河原 勇, 三崎 旭, 渋谷 直人, 高橋 禮子, 原 三郎, 菅原 一幸, 北島 健, 掛樋 一晃, ...
    2006 年 18 巻 100 号 p. 103-115
    発行日: 2006/03/02
    公開日: 2010/01/05
    ジャーナル フリー
  • Hironobu Hashimoto
    2006 年 18 巻 100 号 p. 117-123
    発行日: 2006/03/02
    公開日: 2010/01/05
    ジャーナル フリー
  • Naoyuki Taniguchi
    2006 年 18 巻 100 号 p. 125-128
    発行日: 2006/03/02
    公開日: 2010/01/05
    ジャーナル フリー
  • 抗体医薬
    Mitsuo Satoh, Kenya Shitara, Nobuo Hanai
    2006 年 18 巻 100 号 p. 129-136
    発行日: 2006/03/02
    公開日: 2010/01/05
    ジャーナル フリー
    1990年後半から抗体医薬品が次々と認可され、これら認可された多くの抗体医薬は新しい医療として定着しつつある。しかし、現行の抗体医薬の臨床効果は必ずしも充分なものではなく、また、投与量が多いため薬剤費が高いといった課題が残されている。医薬として開発されている抗体のほとんどは分子量約150kDaのヒトIgG1であり、そのFc領域に2本のN-グリコシド結合複合型糖鎖が結合する糖タンパク質である。Fc領域はFc受容体や補体などが結合する領域であり、この部分を通じて抗体依存性細胞傷害活性 (antibody-dependent cellular cytotoxicity; ADCC) や補体依存性細胞傷害活性 (complement-dependent cytotoxicity; CDC) といったエフェクター活性が発揮される。最近の抗体医薬の臨床成績では、乳癌、大腸癌、血液癌といった多くのヒト悪性腫瘍において、延命や病態悪化に至るまでの期間延長といった効果が観察されている (1-4)。また、癌患者Fc受容体の多型解析から、非ホジキンリンパ腫治療薬抗CD20抗体 RituxanR (リツキシマブ) や乳癌治療薬抗Her2抗体 HerceptinR (トラスツズマブ) の主たる抗腫瘍メカニズムの一つはADCC活性であることが明らかにされ (5-9)、医薬開発に応用可能なADCC活性増強技術の開発が次世代抗体技術として注目されている。我々は、抗体のFc領域に結合しているN-グリコシド結合複合型糖鎖からフコースを除去することでFc受容体IIIaに対する親和性を向上させADCC活性を大幅に高められることを見出し (10-17)、このフコース修飾を制御する技術を開発した (18、19)。現在、次世代抗体医薬の開発のため、PotelligentTM と名付けたこの技術の応用を精力的に開始している。
  • 糖質酵素のタンパク質工学のための合理的手段
    Takashi Kuriki
    2006 年 18 巻 100 号 p. 137-145
    発行日: 2006/03/02
    公開日: 2010/01/05
    ジャーナル フリー
    反応および基質に対する多様な特異性を示す neopullulanase (EC 3.2.1.135) はα-1, 4-およびα-1, 6-グルコシド結合の加水分解のみならず、糖転移反応によりα-1, 4-およびα-1, 6-グルコシド結合を形成する反応を触媒する。Neopullulanase を用いた一連の実験結果より、私たちはこれら4つの反応を触媒する酵素の構造上の類似性および共通の触媒機構を指摘し、α-アミラーゼファミリーの概念を提案し、かつ定義した。変異導入による実験により neopullulanase のただ一つの触媒活性中心が4つの全ての反応、すなわちα-1, 4-およびα-1, 6-グルコシド結合の加水分解ならびに糖転移反応によりα-1, 4-およびα-1, 6-グルコシド結合を形成する反応を行っている証拠が示された。さらに構造解析の結果、neopullulanase のただ一つの触媒活性中心がこれら4つの全ての反応を行っている決定的な証明がなされた。私たちは、このα-アミラーゼファミリーの概念を基盤として glucanohydrolase/glucanotransferase の相互変換、およびそれらの特異性変換を試みており、それにより工業的に有用なテーラーメードの酵素を創成してきている。ここでは、α-アミラーゼファミリーの概念を糖質酵素のタンパク質工学のための合理的設計手段として再び論証する。
  • Michiko N. Fukuda
    2006 年 18 巻 100 号 p. 147-151
    発行日: 2006/03/02
    公開日: 2010/01/05
    ジャーナル フリー
    ヒトゲノムプロジェクトは、生物学と医学に莫大な恩恵をもたらしたが、糖鎖生物学の分野も例外ではない。過去数年間をふりかえってみても明らかなように、我々がたずさわる糖鎖生物学研究分野にも遺伝子工学的技術は積極的に取り入れられてきた。遺伝子工学のおおきな利点は、DNAおよびリコンビナントタンパク質はいずれも無制限に増幅できるという点で、従来の生化学の大量の材料から実験を始めて最終的に極少量の精製サンプルを得るという方向とは対照的である。ところで、私達は今や糖転移酵素を遺伝子工学を使って生産増幅できるにもかかわらず、糖鎖そのものを生産することはできないままである。特異的なペプチド配列を提示できるファージはこのジレンマを解決するものとして注目に値する。即ちペプチド提示ファージはオリゴ糖の模倣物をふやす手法として、リコンビナント糖鎖としての価値をもつと言える。このミニレビューは、ペプチド提示ファージを糖鎖生物学に導入した先駆的な研究と、糖鎖を模倣するペプチドの癌研究への応用について述べる。
  • Yasuo Suzuki
    2006 年 18 巻 100 号 p. 153-155
    発行日: 2006/03/02
    公開日: 2010/01/05
    ジャーナル フリー
  • 工藤 真理子, William M. Canfield
    2006 年 18 巻 100 号 p. 157-158
    発行日: 2006/03/02
    公開日: 2010/01/05
    ジャーナル フリー
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