時間学研究
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6 巻
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 「燈火」の実測と平安文学をヒントとして(2013年度公開シンポジウム「〈夜〉の文化史」)
    小山 恵美
    2015 年 6 巻 p. 1-10
    発行日: 2015年
    公開日: 2017/02/24
    ジャーナル フリー
  • 近代日本の都市空間を照らした「明かりたち」の技術社会史(2013年度公開シンポジウム「〈夜〉の文化史」)
    近森 高明
    2015 年 6 巻 p. 11-26
    発行日: 2015年
    公開日: 2017/02/24
    ジャーナル フリー
  • 国文学における時間研究の一環として
    宮崎 壯平
    2015 年 6 巻 p. 27-33
    発行日: 2015年
    公開日: 2017/02/24
    ジャーナル フリー
  • 加藤 宗博
    2015 年 6 巻 p. 35-43
    発行日: 2015年
    公開日: 2017/02/24
    ジャーナル フリー
    我々の身近において時間の一方向性が見られる現象としては、水中にインクが拡散してゆく現象、または波は波源から遠方へ拡がるという一方向のみにしか伝播しない現象等が挙げられる。この中の後者の例は十分に研究が行われていない。本論文では、この波動の一方向性のメカニズムを調べた。波動として電磁波を対象とし、電磁ポテンシャルから導いた電圧および変位電流を電気回路と比較した。その結果、電磁波には、一方向性電気回路であるジャイレータ回路に類似した要素があることを確認した。次に波の1波長間のエネルギーを求めた。その結果1波長の間には、抵抗成分が存在するとみなせる可能性があることを指摘した。以上より、電磁波と一方向性電気回路には類似点があることを指摘できた。
  • 椿 光之助
    2015 年 6 巻 p. 45-58
    発行日: 2015年
    公開日: 2017/02/24
    ジャーナル フリー
    本稿は、“強い持続可能性”の条件の下で、世界の人々を、自らの事業の利潤の拡大を目指す「資本家」と、既存の自国内の生産活動に従事する能力しか持たない「労働者」、及び、グローバル・コモンズの自然資本を持続可能な形で使用する能力を持つ「グローバル人材」に分類する。本稿のモデルでは、気候変動により自然資本が変質し、生産活動への投入速度が低下するが、①各国の労働市場のグローバル化を推進し企業、政府、国際機関等が「グローバル人材」に活躍の場を与えること、②各国が協調し国連大学への資金拠出など「グローバル人材」育成の純投資速度を大きくすること、③「グローバル人材」育成のための人的資本への国際的な投資のうち既存の技術に基づく生産活動に動員する労働者の養成に使う投資速度の割合を小さくすること、④資本家が国外からの人的資本への投資の一部を自らの人的資本の形成のために利用する占有比率を引き下げ、労働者の人的資本の形成のために利用する比率を引き上げ、「グローバル人材」の育成を進めること、という諸政策が全世界で実施され、継続される期間が長くなるほど、消費水準を維持し、さらに大きくできる可能性があることが示される。
  • テキストまたは口頭による会話の比較
    田中 凜, 澤井 浩子, 小山 恵美
    2015 年 6 巻 p. 59-67
    発行日: 2015年
    公開日: 2017/02/24
    ジャーナル フリー
    コミュニケーション手段として、小休止時に多くの人が電子機器を使用する可能性が容易に推察される。本研究では、作業中小休止時間の過ごし方がパフォーマンスおよび精神生理状態に及ぼす影響を明らかにすることを目的とし、小休止行動として、スマートフォンを用いたテキストでの会話と、従来から行われてきた口頭での会話を比較した。健常若年成人男女26名を対象とした。課題と小休止行動(15分間)を実施し、主観評価、脳波、心電図、課題成績を計測、評価した。小休止行動2条件を比較した結果、口頭での会話中においては、テキストでの会話中よりも、心拍数、心拍変動の小休止15分間平均値が有意に大きい値を示した。また、口頭での会話後には、テキストでの会話後よりも、小休止の気分転換度、休息感、充実感でスコアが有意に高く、これから実施するパフォーマンス評価課題に対するやる気、集中度でスコアが有意に高かった。課題成績において、2条件間に有意な差はみられなかった。作業中小休止時間における会話という行為でも、口頭での会話の方がテキストでの会話よりも、生理的に活性方向の影響を与え、精神的にリフレッシュする効果が大きいことが導かれた。今後、パフォーマンス評価課題を見直すことで、小休止行動がパフォーマンスに及ぼす影響についても明らかになることが期待される。
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