教育研究データベースを材料に、コンピュータを使用した統計学的手法を用いて、欧米における障害児・者教育研究の動向を明らかにした。アメリカで作成されている教育研究データベースの1つであり、750誌以上の教育関係の雑誌を対象としているCIJE(Current Index to Journals of Education)に収録されている1969〜1983年(15年間)までの全論文(293,600件)の内、特定の障害用語をキーワードにもつ論文(16,747件)を検索し、分析材料とした。キーワードの頻度分析の結果、研究領域の経年変化を知ることができた。また15年間の年度のクラスター分析の結果、研究傾向は69-75、76-79、80-83年の3期間に明確に区分された。キーワードの期間別クラスター分析の結果、前2期の研究内容は、類似していたが第3期の研究内容は前2期とはかなり異なっていることがわかった。
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