糖尿病
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27 巻, 10 号
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  • 岡田 奏二, 宮井 陽一郎, 太田 善介
    1984 年 27 巻 10 号 p. 1051-1058
    発行日: 1984/10/30
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は小児糖尿病の家庭管理における糖尿病教室と入院の有効性を検討することである. 西日本で調査協力のえられた主要3地域における小児糖尿病児の保護者132名を対象とし, 選択肢をあらかじめ付した設問を郵送調査法で実施した. 設問は糖尿病の総論的な知識に関するもの10題と家庭管理に必要な各論的な知識に関するもの20題とからなる. 回収率は81.8%であった. 総論的知識に関する設問10問中7問を正解したものが糖尿病教室参加の有無にかかわらず最も多く, また入院の有無による差を認めなかった. 総論的知識に関する各々の設問の正答率は糖尿病教室参加の有無別および入院の有無別にみてもそれぞれに対応するものとの間に差がなかった. 各論的な知識に関する設問20問中13問を正解したものが糖尿病教室参加の有無にかかわらず最も多く, また入院の有無による差を認めなかった. 各論的な知識に関する各々の設問の正答率は糖尿病教室への参加の有無別および入院の有無別にみてもそれぞれに対応するものとの間に差がなかった.
    現行の糖尿病教育は小児糖尿病の家庭管理においてさほど有効であるといえず糖尿病教室等の運営上の改善の必要を認めた.
  • 糖尿病性神経障害の一徴候としての足の動静脈シャント量の増加
    高井 孝二, 山本 邦宏, 斉藤 公司, 坂本 美一, 松田 文子, 葛谷 健
    1984 年 27 巻 10 号 p. 1059-1065
    発行日: 1984/10/30
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    足背静脈酸素分圧 (PvO2) と動脈血酸素分圧 (PaO2) との比PvO2/PaO2を用いて糖尿病患者のAVシャントの検討を行った.
    正常人PvO2 40.3±7.8mmHgに比し糖尿病患者では合併症 (-) 群で38.6±8.6mmHg, 神経障害と網膜症腎症等のmicroangiopathyを合併した群では56.6±10.7mmHgと明らかな上昇を認めたが (p<0.001), 神経障害のみ (+) の群でも血管障害を認めないにもかかわらず55.8±8.3mmHgと有意の上昇を見た (P<0.001).
    糖尿病患者のうちmicroangiopathyのない者について調べると, PvO2と下肢神経伝導速度との間に有意の負の相関を認めた.
    さらに神経伝導速度に明らかな左右差のある患者では神経障害の強い側でのPvO2の上昇はより著明であった.
    また心血管系の自律神経機能の1指標である呼吸性の心拍数の変動とPvO2の間にも有意の負の相関を認めた (p<0.001).
    これらの成績はAVシャントの増加に神経障害が関与することを示唆するものである.
    PvO2/PaO2比を用いた検討でも同様に神経障害との間に有意の関係が認められた. 神経伝導速度との間に見られる負の相関はPvO2をそのまま用いるより一層高度であった。
    PvO2, PvO2/PaO2比の上昇は神経障害とともに出現し, その程度が神経伝導速度と逆相関することから, AVシャントは糖尿病性神経障害の存在を示す1つの所見と考えられる. またPvO2/PaO2比はPvO2に比しより良い指標になると思われる.
  • とくに虚血性心疾患に対する保護的効果について
    佐々木 陽, 松宮 和人, 荒尾 雅代, 上原 ます子, 堀内 成人, 長谷川 恭一
    1984 年 27 巻 10 号 p. 1067-1074
    発行日: 1984/10/30
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    糖尿病患者におけるHDL-cholesterol (以下HDL-Chol) 値を検討するとともに, HDL-Chol値と血管障害との関係, とくに糖尿病に多発する虚血性心疾患に対するHDL-Cholの保護的効果について検討を行った. 対象は当センターの糖尿病患者570名 (男346名, 女224名) で, 昭和57年末まで平均7.5年間観察した. HDL-Cholはデキストラン・マグネシウム沈殿法により分離し, 酵素法により測定した.
    1) 糖尿病患者における平均HDL-Chol値は男<女, 肥満<非肥満であったが, 同時に非肥満者ではインスリン治療群が食事療法もしくは経口剤治療群に比して有意な高値を示した. なお, HDL-Chol値と空腹時血糖値との間には一定の関係は認められなかった.
    2) インスリン治療群を除く食事療法および経口剤治療群におけるCHD (心筋梗塞, 狭心症または心死) 発生率はHDL-Chol値が男では35mg/dl未満, 女では45mg/dl未満の群においてとくに高く, 男女とも55mg/dl以上群では著しく低率であった.
    3) このCHD発症に対する危険因子として, HDL-Chol値, Atherogenic Indexに加え, 年齢, 心電図虚血性変化との関係が有意であることが見出された.
    以上の結果, 糖尿病患者においてもHDL-CholがCHDの発症に対して保護的役割を果していることが明らかとなった.
  • 神経伝達物質および神経ペプチドの第III脳室投与による血糖の変動
    後藤 峰弘, 井口 昭久, 松永 仁史, 野村 隆英, 坂本 信夫
    1984 年 27 巻 10 号 p. 1075-1082
    発行日: 1984/10/30
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    血糖調節に関連した脳内ニューロンの特異性を検討するために, 麻酔ラットの第III脳室へ神経伝達物質 (epinephrine, norepinephrine, dopamine, acetylcholine, carbachol: 5×10-8mol/1μl) および神経ペプチド (bombesin, neurotensin, substance-P, β-endorphin, somatostatin: 10-9mol/1μl) を注入し, 肝静脈中の血糖値, インスリン, グルカゴンの変動を調べた.
    Epinephrine, bombesinおよびcarbacholの注入により著明な高血糖が認められ, そのいずれもがグルカゴン分泌を伴っていた.
    Bombesinとcarbacholの高血糖作用は, 両側の副腎摘出およびsomatostatin (10-9mol/1μl) の第III脳室内前投与により消失あるいは抑制されたが, epinephrineによる高血糖は副腎に依存しておらず, またsomatostatinの第III脳室内前投与により何ら影響を受けなかった.
    なお, epinephrine, bombesinおよびcarbachoiの静脈内投与と第III脳室内注入とでは, 血糖値, インスリン, グルカゴンの変動に相違を認めた.
    以上の結果により, 脳内ではアドレナリン作動性ニューロンもコリン作動性ニューロンも共に肝臓よりの糖放出を増加させる作用のあることが示唆された. しかし, この両者の作用機序は脳内でも, また末梢への伝達様式においても異なっていることが判明した. さらに, 脳内でのbombesinによる高血糖作用は, コリン作動性ニューロンの作用機序に類似していることが示唆された.
  • 酒井 芳紀, 渡辺 清, 建部 高明, 石井 兼央
    1984 年 27 巻 10 号 p. 1083-1093
    発行日: 1984/10/30
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    Monosodium glutamate (MSG) 誘発糖尿病Chinese hamster (CH) に対する合成trypsin inhibitor (TI) の経口投与による糖尿病発症抑制の機序を, 膵に対する栄養効果, 膵内分泌, 肝の糖代謝酵素活性ならびに血漿脂質レベルより検討した. またTI投与開始時期の違いによる糖尿病の発症頻度, 重症度に及ぼす効果を検討した。合成TIとして [N. N-dimethyl-carbamyolmethyl 4-(4-guanidinobenzoyloxy)-phenylacetate] methansulfonate (FOY305) を使用した.
    (1) FOY305を授乳期より, 生後4週目より, および生後11週目より投与を開始し検討したが, この3つの異なる時点のいずれの時期からの投与でも糖尿病状態を改善した. すなわちFOY305の経口投与には糖尿病発症の予防効果と治療効果のあることが明らかになった.
    (2) FOY305経口投与により, 血漿インスリンならびに膵内インスリン含量はある程度保持され, hexokinase, pyruvatekinase活性およびglucose-6-phosphatase, phosphoenolpyruvate carboxykinase活性は正常に維持された. また膵内グルカゴン含量の上昇が抑制され, 血漿グルカゴン値, 胃グルカゴン含量は正常対照群より低値であった. 一方, 高脂血症の改善には無効であった.
    (3) FOY305経口投与により糖尿病, 非糖尿病状態にかかわらずCH膵は肥大した. この膵肥大出現にはCCK-PZの遊離効果を介する機序が推測されるが, この中にB細胞の変性阻止や再生促進が含まれている可能性が考えられる.
  • 鈴木 将夫
    1984 年 27 巻 10 号 p. 1095-1103
    発行日: 1984/10/30
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    NODマウス血清とマウス抗ラット膵ラ氏島細胞血清 (MARICS) における膵ラ氏島細胞膜抗体 (ICSA) および膵ラ氏島細胞に対する補体依存性細胞障害 (CAMC) を測定し, 比較検討した.
    ICSAは125I-抗マウスIgG抗体を用いたRadioimmunoassay (RIA) 法によって測定した. ハムスターのインスリノーマ細胞 (In-111) を標的細胞としたICSA値はICRマウス膵ラ氏島細胞を標的細胞としたICSA値と有意な相関を認めた (r=0.79, p<0.01). 雌雄NODマウスにおけるICSA値の平均はいずれもコントロール雌ICRマウスに比較して有意な高値を示した (p<0.01). 週齢によるICSA値に関しては, 雌雄NODマゥスともに5週で低値を示しその後15週まで上昇し以後一定となる傾向を示した. 雌NODマウスにおいて, 糖尿病発症前後におけるICSA値に有意な変化は認めなかった.
    CAMCは51Crを標識したラット膵ラ氏島細胞を標的細胞とし, 細胞障害性はその51Cr標識細胞から放出される51Crの放射活性を測定して算出した. MARICSのCAMC値は雌雄NODマウスそしてコントロール雌BALB/Cおよび雌ICRマウスに比較して有意な高値を示したが (p<0.01), 雌雄NODマウスにおけるCAMC値の平均はいずれもコントロール雌BALB/Cおよび雌ICRマウスに比較して有意差を認めなかった. 週齢によるCAMC値に関しては, 雄NODマウスはいずれの週齢においても5%以下なのに対して, 雌NODマウスでは20, 27週で高値を示すマウスを認めた. 雌雄NODマウスによる結果ではICSA値とCAMC値との間に相関を認めなかった。
    以上より,(i) 雌NODマウスの糖尿病発症率は雄NODマウスよりも高いとされるが, ICSA値に差がなかった. (ii) 雌NODマウスにおいて, CAMC値が20, 27週齢で高値を示すマウスがいたことより, 雌NODマウスの糖尿病発症にCAMCの関与が考えられた. (iii) CAMCに関与しないICSAの存在も示唆された.
  • 丸毛 和男, 藤井 暁, 鶴崎 正治, 宋 景富, 関 淳一, 和田 正久
    1984 年 27 巻 10 号 p. 1105-1114
    発行日: 1984/10/30
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    糖尿病患者の聴力障害の実態を明らかにする目的で, 糖尿病群および非糖尿病群について純音聴力検査を施行し, 聴力燥の差異を比較検索するとともに, 糖尿病の病像との関連につき検討した. なお域値上聴力検査としてはshort increment sensitivity index test (SISIテスト) を用いた.
    その結果, 両群とも聴力障害ありと判定されたものの頻度は加齢に伴い増加する傾向がみられたが, その頻度は糖尿病群で有意に高率であった [糖尿病群: 110例中86例 (78.2%), 非糖尿病群: 51例中24例 (47.1%)]. 聴力障害例はすべて感音性難聴であったが, 糖尿病群では両側性障害が大多数であり, SISIテストにて内耳性障害と判定されたものが比較的多かった。聴力燥と糖尿病の治療法との間には一定の関連はみられなかったが, 糖尿病の罹病期間の長期に及ぶもの, Scott IIb以上の網膜症を有するものでは, 年齢に関係なく多数例に何らかの聴力障害を認めた. また, アキレス腱反射消失ないし下肢振動覚低下群では神経学的所見正常群に比し, 年齢に関係なく聽力障害例の頻度が高く, 全周波数の平均聴力損失度も有意に大きかった. 一方, 糖尿病のコントロール不良例では多彩な聴力型を示す聴力障害例が少なくなく, これらのうち1年後に再検査を行ったところ, 糖尿病のコントロール状態の改善に伴い聴力の改善傾向を示す例もみられた.
    以上より, 糖尿病患者では年齢に関係なく, 聴力障害をきたす例が少なくなく, しかも聴力像は非糖尿病群と異にする点もあり, 細血管病変および神経学的異常所見の有無との間に一定の関連があることがうかがわれるとともに, 代謝是正により聴力の改善を示す例もみられた。
  • とくに血糖コントロールとの関係について
    佐々木 陽, 堀内 成人, 長谷川 恭一, 上原 ます子
    1984 年 27 巻 10 号 p. 1115-1122
    発行日: 1984/10/30
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    糖尿病性網膜症の発症に対する危険因子を明らかにすることを目的に, 長期にわたって経過観察を行っている40歳以上発病の2型糖尿病患者1,604名 (男936人, 女668名) についてretrospectiveに解析を行った.
    1) 網膜症の頻度には罹病期間が最も強く影響するが, 同じ罹病期間であれば平均空腹時血糖値が高いものほど網膜症の頻度は高くなることが認められた.
    2) 網膜症 (+) 群と網膜症 (-) 群に分けて, 初診時以来の毎年の平均空腹時血糖値の推移を全期間について観察すると, 観察期間の長短に関係なく網膜症 (+) 群は網膜症 (-) 群に比して常に高値であり, その差はほぼ全期間にわたって有意であった.
    3) 網膜症に関連するその他の因子として, 性別, 収縮期血圧, 蛋白尿, 血清creatinine, 治療方法との関係が見出されたが, 年齢, ECG所見, 肥満度, 血清cholesterol, 喫煙, 家族歴との関係は明らかではなかった.
    以上の検討から, 糖尿病性網膜症の発症に嬉しては罹病期間に加えてコントロール状態が大きな役割を果たしていることが明らかであり, 積極的な血糖コントロールの意義が裏付けられた. また, 高血圧のコントロールも網膜症の発症・進展の阻止に有効であることを示唆された.
  • 藤田 準, 清野 裕, 石田 均, 田港 朝彦, 真田 恵子, 松倉 茂, 堀尾 武, 今村 貞夫, 内藤 厚司, 戸部 隆吉, 高橋 清之 ...
    1984 年 27 巻 10 号 p. 1123-1130
    発行日: 1984/10/30
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    46歳男性, 1975年頃より皮疹出現, その後necrolytic migratory erythemaと診断された. 患者は体重減少, 貧血, 舌炎, 脱毛, 低蛋白血症, 耐糖能の低下が認められた. 血中アミノ酸はすべて著減しており, 血中グルカゴン (IRG) は4,000~8,000μg/mlと著しく上昇していた. 血中IRGはブドウ糖の投与後に奇異性上昇を示したが, インスリン低血糖ではIRGの分泌はみられずむしろ低下した. アルギニンや食物摂取後にも血中IRGの著明な上昇がみられた. しかし, 他の下垂体, 甲状腺, 副甲状腺, 膵・消化管ホルモンの分泌はほぼ正常範囲にあった. 膵体尾部に手拳大の腫瘍を認めたので外科的に切除, A細胞腫であることが確認された. さらに, リンパ節や肝に多発性の転移が認められた. この間皮疹はアミノ酸投与により軽快していた. 血中IRGの分子多様性をBio-Gel P-30 columnを用いて検索したところ, C端抗体30Kではほとんどが分子た量3,500の部位に溶出された. また, N端抗体K 4023でも主として分子量3,500の部位にIRGは溶出されたが, 12~15%のIRGは大分子の部位に溶出された. したがって, 本患者での血中IRGはそのほとんどがtrue glucagonであると考えられ, これが典型的な臨床症状の発現に密接に関与していることが示唆された.
  • 小野 百合, 織田 一昭, 向井 朗, 中川 昌一
    1984 年 27 巻 10 号 p. 1131-1138
    発行日: 1984/10/30
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    患者は47歳よりMixed connective tissue diseaseの診断のもとに副腎皮質ステロイド剤 (プレドニゾロン20mg~10mg) を投与されていた15歳の女性で, 昭和57年11月29日より発熱全身出血傾向, 意識障害にて11月30日当科に入院し, 入院時, 血糖値は722mg/dlで糖尿病性ケトアシドーシスを認め, また血小板数減少, 出血時間延長, 血中・尿中FDP増加, 抗トロンビンIII (AT-III) の減少とDisseminated intravascular coagulation (DIC) の所見を示した. 動脈血からはE. coliが検出された. 腹部写真では鼓腸による大量の大腸ガスのため腎付近のガス像は不明であったが, 腹部CTにて両腎の腫大および両腎と肝内の異常ガス像を認め両側性気腫性腎盂腎炎と診断した. 点滴静注腎盂造影では両側とも尿路閉塞機転は認められず, また機能も低下はしていたが廃絶はしていなかった. 強力な抗生物質療法, ガンマー・グロブリン製剤, トランスファーファクターの使用, および厳格な血糖のコントロール, DICに対してのヘパリンの使用等にて徐々に異常ガスは減少・消失し患者は良好な経過をたどり, 58年8月CTにて膿瘍の消失をみた. 本例のごとく鼓腸で腸内ガスが多く全身状態不良の場合はその発見, 正確な病巣の広がりの診断, 治療経過観察, 治療方針決定等にCTは最も有力な武器となると思われる。
  • 塩 宏
    1984 年 27 巻 10 号 p. 1139-1142
    発行日: 1984/10/30
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    To investigate renal urate transport in patients with diabetes mellitus, renal clearance studies and pyrazinamide (PZA) suppression tests were performed in 11 uncomplicated diabetics.
    After PZA administration, serum uric acid was unchanged, but uric acid clearance, urinary excretion of uric acid and ratio creatinine clearance to uric acid clearance were markedly reduced. Reabsorption rate of urate in the tubule and secretion rate in diabetics were not significantly different from those in normal subjects, respectively.
    The above results indicated the possibility of inhibition of postsecretory urate reabsorption in the distal tubule.
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