糖尿病
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33 巻 , 11 号
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  • 赤沼 安夫
    1990 年 33 巻 11 号 p. 851-856
    発行日: 1990/11/30
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
  • 横野 浩一
    1990 年 33 巻 11 号 p. 857-859
    発行日: 1990/11/30
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
  • 久武 邦彦, 安岡 伸和, 大野 文俊
    1990 年 33 巻 11 号 p. 861-867
    発行日: 1990/11/30
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    SU剤治療中NIDDM (SU-NIDDM, 12例), インスリン治療中NIDDM (1-NIDDM, 6例), IDDM (11例) 各群に, 従来の治療を中止し人工膵strict control (SC) を24時間行い, 従来時とSC後の血中ケトン体, 脂質を比較した.SU-NIDDMではSC後, 総ケトン体 (TKB), 遊離脂肪酸 (FFA) の有意な上昇 (90±18vs211±52μmol/l, P<0.01,410±86vs869±150μEq/l, P<0.05), 中性脂肪 (TG) の低下 (116±9vs92±7mg/dl P<0.05) がみられた.しかし, SU-NIDDMとSC前の血糖, HbA1c, FFA, TGなどに有意差のない1-NIDDMでは同様の変化はみられなかった.IDDMではTKBのみ有意な低下をみた.そこで, SC下のSU-NIDDMにSU剤の再投与を行うと増加していたTKBは有意に低下したが, FFAは変動しなかった.即ち, SU-NIDDMにみられた一連のTKB変化は主にSU剤の影響によると推察された.次に, 通常のインスリン治療中NIDDM6例にSU剤を併用すると血糖FFAに変化はないに拘らず, TKBのみ有意な低下 (130±17vs78±8, P<0.05) を認めた.以上の結果はSU剤の肝での直接的な抗ケトン作用を示すものと考えられる.
  • 繁田 浩史, 中埜 幸治, 宇野 賀津子, 金綱 隆弘, 近藤 元治
    1990 年 33 巻 11 号 p. 869-873
    発行日: 1990/11/30
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    BB/Wラットの糖尿病発症機序におけるサイトカインおよびマクロファージ (Mφ) の関与を検討した. ラットインスリノーマ (RIN) 細胞増殖阻止試験でIL-1, TNF, interferon-γ (IFN-γ) の細胞障害性を検討, またRIN, GH3細胞を標的細胞, BB/Wラットの腹腔細胞をエフェクター細胞として51Cr放出による細胞障害試験を行った. RIN細胞はIL-1単独で障害されたが, TNFに対しては抵抗性を示した. 一方IL-1, TNF, IFN-γ の共存により細胞障害性に相加, 相乗作用が認められた. また急性糖尿病BB/Wラットの腹腔細胞およびMφ はRIN細胞に対し障害作用を示したが, GH3細胞には障害作用を示さなかった. 以上よりBB/Wラット糖尿病発症にMφ およびMφ が分泌するサイトカインの関与が示唆された.
  • 河西 浩一, 高田 宏美, 石田 俊彦, 新見 道夫, 細川 等, 中尾 義喜
    1990 年 33 巻 11 号 p. 875-881
    発行日: 1990/11/30
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    緊急検査において高乳酸血症 (50mg/dl以上) とアシデミア (血液pH7.35以下) を示した入院患者53例の基礎疾患と誘因, 臨床検査成績について生存例と死亡例に分けて検討した. 53例の基礎疾患と誘因となった疾患で多いものは悪性新生物, 肝, 腎などの臓器不全, 心血管疾患, 糖尿病, 手術侵襲, 感染症などであった. 死亡例は悪性腫瘍, 臓器不全, 糖尿病, 感染症に多かったが, 心血管疾患や手術, 外傷全身痙攣での予後は良好であった. 53例中29例が死亡していた. 臨床検査成績では高乳酸血症とアシデミア以外に高血糖と総ビリルビン, GOT, GPT, LDH, CPK, BUN, クレアチニンの高値と総蛋白の低下がめだった. 死亡例では生存例よりも乳酸とアニオンギャップが高値で, 肝や腎の障害の程度も強かった. このように乳酸アシドーシスでは高血糖の合併が多くみられ, 肝や腎の臓器障害を有するものでの予後は悪いのに対して, 臓器障害を有しない症例での予後は良好であった.
  • 西村 進, 三家 登喜夫, 町田 和生, 別所 寛人, 中井 一彦, 根来 寿郎, 近藤 溪, 南條 輝志男
    1990 年 33 巻 11 号 p. 883-887
    発行日: 1990/11/30
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    膵ラ島アミロイド蛋白 [isletamyloidpolypeptide (IAPP)/Amylin] の肝への直接作用を知る目的で, ラット肝灌流を行い, 肝よりのグルコース放出とcAMP放出を観察することにより, 合成したratIAPP-amide (IAPP-NH2) の単独効果およびグルカゴンやインスリン作用に対する影響を検討した. その結果, 1) IAPP-NH21×10-8Mはグルカゴン6×10-11Mと同程度に流出液中のcAMPを増加させたが, 肝よりのグルコース放出作用は認めなかった. 2) IAPP-NH2はグルカゴンの肝よりのグルコース放出作用やインスリンのグルコース放出抑制作用に対して影響を及ぼさなかった. 3) cAMP産生におけるIAPP-NH2の効果は, グルカゴンの効果に付加的であった.
    以上, IAPP-NH2によるcAMP産生は肝グリコーゲン分解を調節せず, IAPP-NH2はグルカゴンと違った方法で肝に作用した可能性が示唆された.
  • 大谷 敏嘉, 横山 宏樹, 樋上 裕子, 笠原 督, 内潟 安子, 平田 幸正
    1990 年 33 巻 11 号 p. 889-892
    発行日: 1990/11/30
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    1980年から1988年の9年間に東京女子医科大学糖尿病センターに登録された30歳未満発見日本人糖尿病患者1293名における糖尿病の病型分類と発見年齢との関連を調べた. 1293名の糖尿病患者のうち, 477名 (36.9%) はインスリン依存型糖尿病 (IDDM), 753名 (58.2%) はインスリン非依存型糖尿病 (NIDDM), 63名 (4.9%) は病型分類困難例であった. IDDMでは女性が多く (P<0.01), NIDDMでは男性が多い傾向であった. 発見年齢が13歳未満ではIDDMの人数がNIDDMより多かった (P<0.01). 13歳から14歳でIDDMとNIDDMの人数はほぼ等しくなった. 14歳以降, NIDDMの人数増加が著しかったが, IDDMは減少した. NIDDMでは9歳未満の糖尿病患者を1名も認めなかった. IDDMとNIDDMは糖尿病発見年齢に違いがあり, また, 日本では白人と比べ若年発見のNIDDMの比率が高いといえた.
  • 森川 浩子, 森川 博由
    1990 年 33 巻 11 号 p. 893-900
    発行日: 1990/11/30
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    楽しくわかりやすく学習を進めるComputer Assisted Instruction (CAI) を用いる小児糖尿病患者の自己学習システムを開発し, ISLANDと名付けた. 本論文では, ISLANDの学習目標-方略-評価とシステム構成について報告し, CAIの必要性とISLAND導入の重要性について検討した. ISLANDのプログラム基本構成は, 画像を表示するためのプログラム, 画像表示の順序制御およびデータ処理をするためのプログラム, データファイルを管理するためのプログラムから成っている. プログラム形式は5つのチュートリアルとシミュレーションである. 各プログラムは患児が糖尿病について系統的に学習できるよう構成されている. ISLANDは小児糖尿病患者教育用として以下の特徴を有している. 自己学習, 個別学習, 反復学習, 各種データの自己管理, 学習意欲をわかすこと, が可能であることである.
  • 小内 亨
    1990 年 33 巻 11 号 p. 901-908
    発行日: 1990/11/30
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    視床下部離断ラットを用い, 下垂体一副腎系が高インスリン血症および肥満の発現にいかに関与するかを検討した. 実験I: 副腎を摘出後, 視床下部離断術 (以後離断術と略す) および偽手術を施行し, 体重変化, 摂食後の血中インスリン濃度を測定した. 実験II: 下垂体摘除後, 離断術, 偽手術を施行した. その後, 体重変化, 摂食後血中インスリン濃度, 各組織重量を測定した. 副腎摘出ラットでは, 離断術による著明な体重増加, 摂食後の高インスリン血症は認められなかった. 下垂体摘除ラットでは離断術により有意な体重増加がみられ, その脂肪組織重量も有意に増加し, 摂食後高インスリン血症が観察された. したがって, 視床下部離断ラットにおける肥満形成には摂食後高インスリン血症が重要な役割を果し, この高インスリン血症の発現には下垂体ホルモンよりむしろ, 微量の副腎皮質ホルモンの存在が重要であることが示唆された.
  • 磯谷 治彦
    1990 年 33 巻 11 号 p. 909-916
    発行日: 1990/11/30
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    赤外線写真撮影による暗順応時瞳孔面積測定法を考案し, 糖尿病性自律神経障害の新しい評価法としてその有用性を検討した. 糖尿病患者104例と健常者48例を対象にカメラに赤外線ストロボをつけた装置で暗順応後の瞳孔面積DAPA (mm2) を測定し得られた値を年齢別正常値からの隔たり (dB) で表示し比較した. 1) 本法の測定間変動は4.4%であった. 2) 健常者のDAPA (mm2) は加齢により有意に減少した. 3) 糖尿病賭のDAPA (mm2) は各年代とも健常者より有意に低値で, 各種末梢神綴能髄と相関を認め, 罹病期間に従い有意に減少した. 4) 各種神経検査とも罹病期間の延長とともに異常出現頻度は増加したが, 特にDAPA (dB) は罹病期間2~5年の早期で知覚神経伝導速度 (SCV) と同様24%に異常を認め心拍数変動 (HRV) の異常6%に比し高頻度で, かつ11年以上の群でも77%とSCVより高頻度に異常を認めた. 本法は精度も高く非侵襲的で簡便であり糖尿病性自律神経障害のスクリーニング法として有用である.
  • 平野 佳弘, 水村 泰治, 中尾 義広
    1990 年 33 巻 11 号 p. 917-921
    発行日: 1990/11/30
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    症例は47歳男性で, 20年前より肥満と高血圧あるも放置.1988年3月多飲・多尿あり, 11月左背部痛, 12月左側胸部~左上腹部に疼痛が出現し1989年1月当科に紹介された, 身長162cm, 体重80kg, 下肢の深部反射と振動覚は軽度低下.消化管検査, 胸・腹部CT, 冠動脈造影やミエログラム等に特記する所見なし.NIDDM (HbA1c8.7%) で眼底Scott IIIb, 尿蛋白弱陽性, 末梢・自律神経障害を軽度認めた.食事療法のみで血糖は改善してきたが, 夜間に増悪する疼痛は存続し, 発病7カ月より疼痛に一致した左第8胸神経前枝支配域の腹壁が帯状に膨隆し, 発病13カ月に至りこれらは自然に回復した.当該部位の筋電図と筋生検で神経原性変化あり, 髄液蛋白の明らかな増加も認められた.本症例は, 知覚のみならず腹壁膨隆という運動神経障害をも合併したdiabetic truncal mononeuropathy (DTM) であり, この型のDTMとしては本邦での最初の報告と思われる.
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