糖尿病
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36 巻 , 6 号
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  • 馬場園 哲也, 寺岡 慧, 大森 安恵
    1993 年 36 巻 6 号 p. 431-437
    発行日: 1993/06/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
  • 森 豊, 横山 淳一, 根本 昌実, 西村 正彦, 池田 義雄
    1993 年 36 巻 6 号 p. 439-446
    発行日: 1993/06/30
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    自然発症糖尿病WBN/Kobラットの糖尿病に対する飼料の影響を食物繊維摂取量の面から検討した. 生後4週齢雄性WBN/Kobラットを高繊維食 (MM3) 群と低繊維食 (MB3) 群の2群に分け経過観察した. 最高体重は両群間に有意差は認められなかったが, MB3群においてはMM3群に比してより早期に最高体重に達した. 糖尿病発症前の各飼料成分摂取量の比較検討では蛋白質, 脂肪摂取1塁吏はMB3群で増加しており, 逆に可溶無窒素物, 食物繊維摂取量はMM3群で増加していたが, カロリー摂取量は両群間で有意差を認めなかった. 生後14週齢の経口ブドウ糖負荷試験では, MB3群では既に耐糖能低下が認められた. さらに生後40週齢, 54週齢においてMB3群では耐糖能低下の程度がMM3群のそれに比べて顕著であった. また, IRI反応にも有意な差が観察された. 以上, 飼料の違いによりWBN/Kobラットの糖尿病発症の時期, 糖尿病状態の程度が大きく異なることが明らかになったが, その要因の一つとして食物繊維摂取量の差が関与していることが示唆された.
  • 長坂 昌一郎, 小山 茂, 岩本 安彦, 葛谷 健
    1993 年 36 巻 6 号 p. 447-453
    発行日: 1993/06/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    東京都の伊蟻諸島・利島において, 少数人口ではあるが全住民を対象に, 把握率の高い糖尿病の有病率調査を行った. 1990年9月現在住民登録のある311名 (男168名, 女143名) を対象とした. スクリーニングとして3年間にわたり291名 (94%) に食後随時検尿を行い, 19名が尿糖陽性であった. さらに20歳以上の対象244名中115名 (47%) に空腹時血漿ぶどう糖濃度を測定し, 18名が110mg/dl以上であった. 両群より既知糖尿病を除いた21名中19名に759ぶどう糖負荷試験を行い, 5名が糖尿病型を示した. また未施行者中1名は糖尿病性昏睡を起こし糖尿病と診断した. 既知糖尿病7名を合わせ計13名 (男9名, 女4名) を糖尿病とすると, 有病率は4.5%(男5.7%, 女3.0%) であり, 加齢と共に上昇し, 40歳以上で7.6%, 60歳以上で11.0%に達し, 従来の報告とほぼ致した. 地域における有病率調査の方法として, 複数の簡便なスクリーニング検査を反復し, 把握率を高める方法は有用と考えられた.
  • 南 昌江, 大谷 敏嘉, 横山 宏樹, 三木 裕子, 丸山 博, 内潟 安子, 大森 安恵
    1993 年 36 巻 6 号 p. 455-460
    発行日: 1993/06/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    加齢に伴うインスリン必要量の変化を知るために, 25年以上経過した8歳未満発症インスリン依存型糖尿病者のインスリン使用量の経年的変動をretrospectiveに調べた, 対象は, 発症後2年から20年以上にわたって身長, 体重およびインスリン使用量 (U/kg/day) を毎年調べることができた15名 (男性5名, 女性10名, 発症年齢の平均4.9歳) である. 良好な身長発育を示した患者のインスリン使用量は, 男性 (n=4) では14歳から15歳で急増し (1.3-1.7U/kg/day), 17歳-18歳 (1.8U/kg/day) でピークに達した. 女性 (n=7) では10歳から14歳にかけて徐々に増加し (0.9-1.5U/kg/day), 14歳-20歳 (1.5U/kg/day) では横ばい状態となった. 20歳以後は男女とも減少していき, 30歳以降で男性で0.8-1.0U/kg/day, 女性で0.6-0.7U/kg/dayで安定した. なお, 成長曲線で身長が正常の-2SD以下であったものが4名存在し, このうち1名のインスリン使用量はあきらかに正常発育群より少なかった.
  • 石井 均, 山本 壽一, 久保 克彦, 久保 永子, 加藤 純子, 吉政 康直, 矢倉 俊洋
    1993 年 36 巻 6 号 p. 461-468
    発行日: 1993/06/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    糖尿病教育における, 患者のコンプライアンスに対する心理特性の影響を知ることを目的として以ドの研究を行った. 患者の欲求不満状態に対する行動的心理特性は, PFスタディで検討し, 患者コンプライアンスの指標として, 患者教育初期効果 (知識修得度, 食事治療修得度, 学習態度) を用いた. 対象は, 糖尿病教育コースを履修した患者51名である. 糖尿病教育到達度の高い患者は欲求不満状態に対処する態度として, 1) 問題を自分の責任としてとらえ, 自己反省心が高い, 2) 生じた問題は, 不可避のものであり, 受容し, ルールに従って解決しようとする, 3) 自他に対する許容性があり, 社会的, 精神的成熟度の高いこと, などが判明した. 一方, 問題の原因を他者に求め, 他者に依存して解決しようとする方向, 並びに他者からの言語的介入に対して攻撃的に反応する特性を持つ患者は教育到達度が低く, この特性は教育内容修得に対し阻害的に働くことが証明された.
  • 山田 研太郎, 高根 直子, 野中 共平, 仲村 吉弘, 布井 清秀
    1993 年 36 巻 6 号 p. 469-474
    発行日: 1993/06/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    本会加盟の糖尿病クリニックで3年間に経験した肥満NIDDMの一過性ケトーシスを集計した. 男20例, 女5例であり, 10代から30代に多かった. Body mass indexは27.6±5.4kg/m2, 最大体重時は32.1±5.2kg/m2. 以前から糖尿病を指摘されていたものは5症例のみであった. 22例はケトーシス発症前に1日平均2.2lの清涼飲料水を飲んでおり, その期間は1~3カ月の例が多かった. アシドーシスは3例, 意識障害は7例で認めた. 空腹時の血中C-peptideは1.90±0.96ng/mlと比較的保持されていた. 20例はインスリン治療を行ったが, 最終的に22例は食事療法のみで良好なコントロールが得られ, 2例は経口血糖降下剤で加療された. NIDDMの素因を持つものが高血糖に気づかず清涼飲料水を多飲し, glucose toxicityによる悪循環に陥りketosisをきたしたものと考えられる.
  • 荒井 克巳, 久保田 稔, 森島 豊彦, 児玉 峰男, 久保田 昌詞, 河盛 隆造, 原野 昭雄, 鎌田 武信
    1993 年 36 巻 6 号 p. 475-478
    発行日: 1993/06/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    We report a case of a diabetic patient with hemoglobinopathy who had an abnormally high HbA1c value measured by cation-exchange high performance liquid chromatography (HPLC) but had moderate HbA1c level measured by a new immunoassay system. A 43-year-old man with non-insulin-dependent diabetes mellitus was referred to our hospital because of a disproportionately high HbA1C value (22.4%) relative to the plasma levels of glucose and fructosamine. Since a falsely elevated value of HbA1c due to the presence of abnormal hemoglobins was suspected, further analysis was performed and the patient was shown to have Hb J Cape Town, α92 (FG4) Arg-Gln. Therefore, to measure HbA1c in this patient, we applied a newly developed immunoassay system specific for the Amadori product of the three N-terminal amino acid residues of the β-chain of the HbA1c molecule. Using this immunoassay system, the patient was found to have an HbA1c level (6.3%), comparable to that of fructosamine (238 μmol/l). These findings indicate that the new immunoassay system is applicable to the measurement of HbAI c levels in diabetic subjects with certain types of hemoglobinopathy in whom the standard HPLC method cannot be used to assess glycemic control.
  • 鴨井 久司
    1993 年 36 巻 6 号 p. 479-482
    発行日: 1993/06/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    Glycemic control by continuous subcutaneous insulin infusion (CSII) therapy in patients with IDDM was worse after treatment with short-acting neutral human insulin with m-cresol and without a buffer (B) than during treatment with short-acting neutral human insulin with methyl p-hydroxybenzoate and buffer (A). We assessed 6 women and 2 men with IDDM, aged 38-61 years, 3 of whom had simple retinopathy or albuminuria. They were treated with CSII using A insulin for more than 2 years.The means (±SD) of mean blood glucose per day, mean amplitude of glycemic excursion, glycohemoglobin A1C and fructosamine were 108±43 mg/dl, 67±27 mg/dl, 6.6±1.9% and 323±58/2mol/l, respectively, indicating that good glycemic control had been achieved. There was no trouble in any of the patients. One month after treatment with CSII using B insulin, the parameters had significantly (p<0.05) increased to 183±48 mg/dl, 142±73 mg/dl, 6.9±1.1% and 348±721umol/l, respectively, and this persisted for 3 months.In all patients, insulin delivery via the catheter was frequently occluded, causing pump failure in 1 patient, bone fracture due to severe hypoglycemia in 1 patient and acute pneumonia in 1 patient. The results indicate that the type of insulin preparation used in CSII is important, since insulin may be aggregated byauxiliar substances in insulin preparation. Resolving this problem will be a major issue in the future.
  • 1993 年 36 巻 6 号 p. 483-499
    発行日: 1993/06/30
    公開日: 2011/03/02
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