糖尿病
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45 巻 , 9 号
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  • 春日 雅人
    2002 年 45 巻 9 号 p. 639-641
    発行日: 2002/09/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
  • 江藤 一弘
    2002 年 45 巻 9 号 p. 643-646
    発行日: 2002/09/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
  • 吉田 宗儀, 穂積 俊樹, 土井 邦紘
    2002 年 45 巻 9 号 p. 647-652
    発行日: 2002/09/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    糖尿病発症に妊娠時の低タンパク質摂取が妊娠と新生仔に及ぼす影響が報告されている. オヤと新生仔の3世代の膵内分泌機能をラットを用いて観察し, その知見を報告する. Wistar系ラットを正常群C-1 (n=13, 餌タンパク25.1%) と低タンパク群P-1 (n=15, 餌タンパク14.5%) にわけ, 妊娠後に新生仔C-1-1, P-1-1 (2世代) を得た, 血糖, IRI, 膵組織中IRI, IRGを測定した. 新生仔の一部を同じ餌条件で飼育し, 再度オヤ (C-2, P-2) とその新生仔C-2-1, P-2-1 (3世代) を得, 同様の実験を行った. 低タンパク餌投与群ではオヤ, 新生仔とも体重と膵組織のIRI含有量が正常群より低い傾向が認められ, 膵タンパク量についても同様の低下が認められた. 膵組織タンパク量はオヤでは有意に低タンパク餌群が低値であった. また, 低タンパク餌群の新生仔の膵組織中のIRI含有量については対照との有意の差は認められなかったが, 3世代は2世代に対して有意に低値であった, このことは, 低タンパク質摂取は世代を経るほど妊娠時の膵内分泌に与える影響が大きいことが示唆された.
  • 高池 浩子, 内潟 安子, 三浦 順之助, 上畑 滋, 岩本 安彦
    2002 年 45 巻 9 号 p. 653-658
    発行日: 2002/09/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    最近開発された高感度IRMA法を用いたC-ペプチド測定キット「AbビーズCペプチド栄研」(栄研化学, 以下Kit E) の有用性を検討するため希釈直線性, インスリン, プロインスリンとの交差反応, 当センター通院中糖尿病患者血清C-ペプチド (CPR) を測定し, C-peptide KitIII (TFB, 以下Kit T), C-ペプチドリアシオノギII (塩野義製薬, 以下Kit S) の血中C-ペプチド測定キットと比較した. 通常のCPR濃度域では希釈直線性やキット間での相関は良好であった. CPR 1ng/ml以下の低濃度域でキット間の測定値にバラツキが生じ, ポリクローナル抗体 (Kit T, Kit S) を用いたキットはモノクローナル抗体 (Kit E) のキットより高値に測定された. モノクローナル抗体を用いたKit EはWHO標準濃度を正確に測定した. 内因性インスリン分泌の評価には, どのキットでのCPR測定値かを考慮する必要があると考察された.
  • 五島 大祐, 岩瀬 正典, 取違 直子, 内薗 祐二, 川野 庸, 石橋 達朗, 飯田 三雄
    2002 年 45 巻 9 号 p. 659-663
    発行日: 2002/09/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    症例は23歳女性. 食後尿糖検査を含む毎年の検診で異常を指摘されたことがなかったが, 増殖糖尿病網膜症による硝子体出血を初発症状として, 2型糖尿病と診断された. 眼底には著明な新生血管を認め, 硝子体手術を施行された. 血管内皮増殖因子 (VEGF) などの血中濃度は正常であった. このような症例は非常にまれと考えられるが, 若年発症2型糖尿病患者の診療には発症時にすでに進行した網膜症が存在する可能性があることに注意すべきである.
  • 土井 邦紘, 尾林 博, 福井 巖, 長谷川 剛二, 中村 直登
    2002 年 45 巻 9 号 p. 665-669
    発行日: 2002/09/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    後期高齢期に妹は1型糖尿病, 姉は2型糖尿病を発症した1卵性双生児症例を経験した. 発端者である妹は78歳で糖尿病を発症し, 当初は経口血糖降下剤にて多少血糖値は低下したものの抵抗性を示し, そして1年後にはインスリン依存状態となり, 抗GAD抗体が高値陽性 (748U/ml) であることが確認された1型糖尿病に病型分類される症例である. 姉は70歳時に糖尿病を指摘され, 10年間 (現在80歳) インスリン非依存状態 (2型糖尿病) で経過中である. HLAクラスIIタイプはDRB1*0802*1101, DQA1*0401*0501, DQB1*0301/*0402で, 1型糖尿病疾患抵抗性ハプロタイプを有していた. 両者に末梢血ミトコンドリア遺伝子 (A3243G) 変異は認めなかった. 本症例の糖尿病の成因には環境要因 (因子) の関与が大きいこと, ならびに両者で異なった環境因子が糖尿病発症に関与したものと考えられた.
  • 平井 洋生, 伊藤 卓夫, 戒能 幸一, 竹本 幸司, 牧野 英一, 貴田 嘉一
    2002 年 45 巻 9 号 p. 671-675
    発行日: 2002/09/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    症例は12歳, 女児. 部活動の引退をきっかけに清涼飲料水を含む嗜好品を多量に摂取し, 口渇, 多飲が出現したため近医を受診した. 尿糖4+, 尿ケトン2+, 血糖値322mg/dl, HbA1c9.7%を認め, 糖尿病性ケトーシスとして当科に入院した. 血漿IRI5.6μU/ml, 血中CPR2.2ng/ml, 尿中CPR36μg日. GAD抗体は陰性であったが, IA-2抗体は137.8U/mlと高抗体価陽性, HLAはDQB1*0401/0302-DRB1*0405/1101であった. 輸液とインスリン療法により軽快し一旦離脱したが, 血糖コントロールおよびインスリン分泌保持のため, 最終的に少量インスリン療法を要した. 発症7カ月後のIA-2抗体は68.1U/mlと高抗体価が持続している。本症例は清涼飲料水ケトーシスで発症した緩徐進行型の1型糖尿病の肥満小児例と考えられるが, IA-2抗体が陽性でその発症に自己免疫機序による膵β細胞破壊が関与した可能性が示唆された.
  • 廣畑 佳秀, 柴田 道彦, 中村 早人, 木原 康之, 阿部 慎太郎, 大槻 眞
    2002 年 45 巻 9 号 p. 677-681
    発行日: 2002/09/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    症例は66歳女性. 1991年に糖尿病を指摘されたが放置していた. 1998年3月2日から左大腿外側部に疼痛が出現し, 4日から歩行困難となり当科入院. HbA1c13.3%と血糖コントロールは極めて不良であり, 白血球32000/μl, CRP-Q25. 2mg/dlと強い炎症所見を認めた. インスリンおよび抗生剤の投与を開始したが, 左大腿外側部痛は増悪し, 第9病日のCTでは左大腿骨上部外側の低吸収域が著明に増大し, 穿刺液から黄色ブドウ球菌を検出したため, 同部位の掻爬と洗浄術を施行した, その際の術中造影にて左大腿骨大転子の滑液包に造影剤の貯留を認めたことから化膿性滑液包炎と診断した. 術後, 膿瘍は速やかに消失し強化インスリン療法にて血糖コントロ-ルも良好となった. 滑液包炎は外傷や慢性関節リウマチの合併症として知られているが, 糖尿病の経過中に滑液胞炎を発症した報告は少なく極めて稀な症例と考えられた.
  • 堀之内 秀治, 川村 美輪子, 新名 清成, 出口 尚寿, 有村 公良, 納 光弘
    2002 年 45 巻 9 号 p. 683-687
    発行日: 2002/09/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    症例は78歳男性. 76歳時より2型糖尿病にて加療中. 2001年1月5日発熱, 下肢脱力感が出現し, 即日入院となった. 入院時, WBC21, 800/μl, CRP8. 1mg/dl, CK2, 155lU/l (MM分画99.596), 血中ミオグロビン2599ng/mlを示し, 胸部X線写真で右上肺野に浸潤影を認めた. 細菌性肺炎および横紋筋融解症と診断し, 補液とセフォタキシム2g/日投与を開始した. CKは第6病日5, 5491Ulまで上昇したが, 肺炎の改善とともに正常化した. 経過中, 腎機能の悪化はきたさなかった. 細菌検査にて起炎菌は同定し得なかったが, 横紋筋融解症の原因として細菌性肺炎が考えられた. 糖尿病患者では感染症の合併頻度が高く, 脱水, 高血糖, 電解質異常なども力口わりやすい. 細菌性肺炎に合併する横紋筋融解症は比較的稀なため留意されることは少ないが, 高齢糖尿病患者では, 重篤な経過をとりうる点からも十分な認識が必要である
  • 宇都 祐子, 宇都 健太, 手納 信一, 磯野 一雄, 大森 安恵
    2002 年 45 巻 9 号 p. 689-693
    発行日: 2002/09/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    糖尿病性ケトアシドーシス (DKA) から心停止をきたし, 救命し得たいわゆる劇症1型糖尿病の症例を経験した. 36歳の女性, 叔父が2型糖尿病. 生来健康で健診でも異常はなかった. 2000年7月16日口渇, 全身倦怠感が出現. 18日夕方近医で上気道炎と診断されたが, 19日午前5時頃呼吸困難が出現. 救急車で当院初診. 意識障害と心室頻拍を認め, その後心停止に至るも心肺蘇生を行い救命. 血糖2, 06gmgdl, 総ケトン体11, 070μmoll, pH6.8, HCO3 3.8mmoll, K7.0mmEqlからDKAと診断. HbA1c 6.6%, 抗GAD抗体およびICAは陰性. グルカゴン負荷試験, 尿中CPRからインスリン分泌は枯渇しており, 総インスリン量42U日でコントロールし得た劇症1型糖尿病と考えられた.
    感冒様症状で来院した患者でも, 劇症1型糖尿病に対する注意が必要であると考えられた.
  • 石黒 友康, 伊藤 沙織, 山田 正道
    2002 年 45 巻 9 号 p. 695-698
    発行日: 2002/09/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    糖尿病神経障害 (以下DN) における自覚症状の出現頻度を直接面接により聴取し, DNにおける自覚症状の臨床的意義を検討した. 2型糖尿病患者81例を対象に10項目の自覚症状を聴取し, その出現頻度と他覚検査異常により診断したDNとの関連を調査した. 自覚症状の頻度はしびれ, 下肢の冷感, こむら返りがそれぞれ15例と高頻度であった. 他覚的検査と自覚症状の関連を検討すると, 両者いずれの項目も関連を示さず, 他覚的検査異常により診断したDNと自覚症状の関連も同様に認めず, 本検討では自覚症状と他覚的検査異常の出現時期は一致しなかった. したがってDNの診断は, 自覚症状の聴取は無視できないが, まず他覚的検査を実施することが重要と考えられた.
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